『石川さんと呼ばないで』
- 1 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/02(火) 20:40
- こちらで小説書きたいと思います。
あんまり、長編にならないようにしたいです(w。名作集で書こうと思ったんですが、スレ立てすぎだと
迷惑かけそうなので。
- 2 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/02(火) 20:42
- -1-「石川梨華です。ヨロシク」梨華が挨拶してると言うのに、目の前にいる少女は興味なさげに
壁にもたれて梨華を見ている。
見かねて義父が注意する。
「ちゃんと挨拶しないか。今日からお前の義姉になるんだから」
少女は軽く会釈をすると、自分の部屋に戻ってしまった。今日から梨華は、母の再婚相手の父と今、紹介された娘と一緒に
住むことになっていた。
- 3 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/02(火) 20:43
- 梨華は幼い頃に、父を交通事故で亡くしている。
最初、再婚と聞いて驚いたが、女手一つで育ててくれた母に感謝しているし
特に反対する理由もない。
それに、同い年くらいの娘がいると聞いて、期待に胸膨らませて来たのは
いいけれど、早くも雲行きが悪そうだ。折角、仲良く出来ると思ったのに・・・。ゆくゆく梨華も姓字が父方の姓に変わるらしいのだが、暫くは"石川"のままらしい。
結婚する訳じゃないのに、姓字が変わるなんて、なんだかヘンな感じだ。
- 4 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/02(火) 20:45
- 梨華は2階へあがると、自分の部屋に案内された。「梨華ちゃんの部屋は、ひとみの隣りになるよ」
(あのコ、ひとみって言うんだ)
部屋に通されると、既に引っ越しの段ボールの山だった。
「あーあ、コレを、また出して片づけるのかと思うと、うんざりだよ」
梨華はフーっと溜息をつくと、ベッドに腰掛けた。
- 5 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/02(火) 20:48
- 取りあえず、もう1度、挨拶しようと、ひとみの部屋をノックした。
しかし、ドアが開く様子はなく、耳をすませば、話し声がする。
(電話してるのかな?)
暫く待っていたが、電話を切る気配もないので、もう1度ノックをすると
梨華は、勝手にドアを開けた。
まだ喋っていたが、梨華が入ってくると
「あとで、またかけるよ」と言って電話を切った。だったら、最初から切れよ と思った梨華だったが、さすがに言えなかった。
- 6 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/02(火) 20:52
- 「勝手に入ってくんじゃーよ!」
いきなり乱暴口調で言われ、梨華は少々面食らった。
(なに?その言葉遣い…)
「あの、ノックしましたけど...」
「何か用?」
携帯を放り投げると、ひとみはベッドに寝そべった。
「ちゃんと挨拶しなかったなーと思って」
「挨拶なら、さっきしたじゃん。くでーよ」梨華は、初対面で、なんで、こんな乱暴な口の聞き方をされなきゃいけないのかと
哀しくなったが、我慢して続けた。
「ひとみちゃんって言うんだよね」
「気安く人の名前呼ぶなよ」
「じゃーなんて?」
義理の妹と言え"吉澤さん"じゃ、いくらなんでもおかしいだろう。
「私の事は、梨華って呼んでね」
「・・・よろしくね、石川さん」
(石川さんって・・・)
- 7 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/02(火) 20:55
最初は初対面で、緊張してるのか?とも思ったが、そうでもないようだ。
本当に、自分の事を邪魔に思っている。そう感じた。
勿論、突然、人の家に来て「今日から、この子が、お前の姉になる」なんて
言われても、すぐ受け入れられるとも思わなかったけれど、あの態度は
さすがの梨華も許せなかった。
この時点で、梨華は仲良くなれそうにない と実感したのだった。
- 8 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/02(火) 20:59
- 梨華は部屋に戻ると、また溜息をついた。
「最悪ぅ〜」
明日から早速、新しい学校に通う事になっている。
そこに、ひとみも通っているらしい。
学校の事はひとみに聞こうと思っていた梨華だったが、こんな調子では、
普通に会話も出来なさそうだった。(大体、石川さんってなんだよ。仮にも私は、ひとみちゃんの姉になると言うのに)
そんな自覚は勿論なく、友達としてしか思えないけれど。ひとみは外見は、肌も白いし、綺麗な顔立ちだし、背も高いし美形でカッコいい。
でも、性格悪そう、態度悪いし、口も悪い。
学校でも、あんななんだろうか?こうして、梨華とひとみの初めて会った日は梨華にとって最悪に終わった。
- 9 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/03(水) 01:22
- 頑張れ!
- 10 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/03(水) 22:48
-2-― 翌日「梨華ちゃん、よく眠れた?」
「いえ、あまり…」
ボーっとしながら、梨華は答える。
「そのうち慣れるわよ。今日から新しい学校ね、梨華。
分からない事は、良くひとみちゃんに教わるのよ」
「はぁ〜い」
と答えたものの、内心梨華は『ひとみなんかに何を教わると言うのだ!』
既に敵対心を表していた。
- 11 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/03(水) 22:48
- 「ひとみは遅刻するか、サボるかが多いから、真面目な梨華ちゃんに感化されて
登校してくれるといいんだけどな」
義父は溜息をつく。義父は殆ど出張で家にいない。
そんなところも、ひとみの素行不良が災いしているのか?
でも、梨華の母も仕事でいつも帰りが遅い。やはり、それは本人の問題なのだ
と梨華は納得した。
(グレる奴は、グレる。グレない奴は私みたいにグレない)結構ひとみは、不良なのか?梨華は、また不安になる。
そんな問題児?の姉になるなんて…。
(なんで、私がこんな目にあわなきゃいけないのよ!)
また梨華は、腹を立てていると、その問題児のひとみが下りてきた。
- 12 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/03(水) 22:49
- 「おはよー」
ひとみは、ゆで卵を1つ掴むと、既に家を出ようとしていた。
梨華は慌てて残りのパンを口に詰め込むと、ひとみの後を追いかけていく。
「ちょっと待ってよ!」
「なんでついてくるわけ?」
「なんでって、今日から私も同じ学校だから」
「ふぅん。そうなんだ...。中学生?」
そう言われて、梨華はムっとする。
「高2です!!」
姉だと紹介されたのを聞いてないのか、はたまたわざと言ってるのか?
いちいち言い方が気に入らない。
(そりゃ、幼く見えるかも知れないけど、中学生って何よ!)
- 13 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/03(水) 22:49
- 「一応、私より上になるんだ。石川さん」
「その石川さんって、やめてよ」
「だって石川さんでしょ?」
「そうだけど‥」
「梨華ちゃんって呼んだ方が嬉しい?」
何だかバカにされてるような気がした。
「石川でいいわヨ!!」
梨華はふくれっ面だ。
「怒ってる顔もカワイイね」
ひとみは、じっと梨華を見つめ、フっと笑顔になった。
しかし、すぐに視線を戻すと
「まぁいいや。ついてきなよ」
そう言って先に行ってしまう。
- 14 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/03(水) 22:49
- 梨華はドキっとして、その場に立ちすくんでいた。
(ひとみって、あんな笑顔出来るんだ…)
一瞬、ポーっとしてしまった梨華は、慌てて、またひとみの後を追う。
(バカみたい。ひとみは、からかっただけなのに、ドキドキして…)
- 15 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:09
-3-校舎に入ると、色々な生徒がひとみに声をかけてくる。
(ひとみって有名人?)「よっすぃ〜新しい彼女連れかぁ?」
茶髪で背の小さい生徒が尋ねる。小柄だけど、目も大きく可愛いルックスだ。
「矢口さん、やめて下さいよ。こんなの違いますよ」
(こんなのって何よ!?それに、彼女って何???)「珍しー。吉澤が学校来てるよ」「吉澤、前の彼女はぁ?」「明日雨降るんじゃん?」
梨華は、ひとみと歩いていて、一体、ひとみは何者なのか訳が分からなくなっていた。
ひとみは軽く交わしながら、職員室に連れていってくれた。「あとは分かるだろ。私、もう帰るから」
「帰るって?」
「学校にいたってつまんねーだろ。今日は、わざわざ連れて来てやったんだよ。
あとで何かおごれよ?」
(おごるって、連れて来るのが当たり前じゃない)
- 16 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:10
- 「おい、吉澤。なに、言うとんのか?」
「あっ。中澤・・・」
マズイと言う顔をした時には、既にひとみは、中澤に腕を掴まれていた。
「今日は珍しく遅刻もせぇへんで、来たかと思ったら、新しい彼女のお披露目か?
えぇ度胸してんなぁ?」
ひとみもひとみだが、この金髪で派手な先生?もなんて事を言うのだろう?
(もうヤダ。こんな学校…)「冗談じゃないですよ。オヤジの再婚相手の連れ子です」
そう言って、ひとみは梨華の腕を掴むと中澤の前に突き出した。
(冗談じゃないって、それはこっちのセリフだよっ)
- 17 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:10
- 「あぁ、この娘が、そうなんや」
中澤は梨華を全身舐め回すように見つめる。
「んー合格!吉澤、結構好みのタイプやろ」
中澤は、ひとみの肩に手を回すと、にやけながら言う。
「バっバカ言わないで下さいよ。こんな子ども興味ないですよ」
「子どもって何よ!少なくとも、ひとみよりは1つ上で…」
そう言いかける梨華に、中澤は梨華の腕を掴むと
「まぁええわ。吉澤は、さぼらんと、ちゃんと授業出るんやで。
石川やったっけ?今日から、担任になる中澤や。よろしくな」
「はい...」
担任も一癖ありそうだと思った梨華は、もはや絶望的な思いだった。
ひとみは、一応教室へと行ったようだった。
- 18 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:12
-4-「石川梨華です。宜しくお願いします」
梨華は礼をするとクラス全体を見渡す。「大した事ねーじゃん」「あれが、吉澤の姉〜?」
ヒソヒソと言うよりは、ハッキリと梨華の耳にも聞こえて来て
梨華は、もはや期待する事など、何もなかった。
(全く、ここは口の悪い生徒ばっかりじゃない・・・)「石川はご存じの通り、1年の吉澤ひとみの姉になります。
みんな仲良くしたってや〜」
中澤が付け加えると、教室がざわめく。
(なんで、そんな紹介されなきゃいけないのよーーーっ)
- 19 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:13
- そんな中、ヤジが飛ぶ。
「なんで、吉澤じゃないんですかぁ?」「夫婦別姓?」「まだ籍入れてないのー?」
(ムカつくー。なんなの一体。人をバカにするにも、ほどがあるよ)
梨華は「ふざけないで!」と大声で言いたかったが、グっと我慢した。
そんな事したら、ここにいる茶化す生徒と一緒になってしまう。「石川は柴田の隣りに座ってや〜」
中澤に言われるまま、梨華は席に着いた。
「ヨロシクね。梨華ちゃん」
柴田と呼ばれた生徒は、ニコっと微笑んだ。
ひとみと対を張るくらい、色が白くて可愛い子だった。
梨華は、ちょっと救われた気がした。
- 20 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:16
-5-放課後までには、梨華は柴田あゆみと、すっかりうち解けていた。
それにしても、あゆみから、ひとみの事を詳しく聞いて梨華は目眩を起こしそうになった。「だから、よっすぃーは、凄いモテるんだけど、長続きしないんだよ。
"タラシの吉澤"って言われてるくらいだし」
梨華は恥ずかしくなった。「タラシ」って、なんと言う事だろう。
梨華は、生まれて16年。キスのキの字も知らないのに、ひとみは既に
キスはおろか、最後まで経験済みなのだ。
いや、そんな事はいい。それも、女をとっかえひっかえって…。
(私、前の学校に帰りたいよ…)
それでも、まだあゆみが普通の生徒で、すぐ仲良くなれたのが、せめてもの救いだったが、
梨華の心は早くもブルーだった。
- 21 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:16
- 家に帰ってもひとみと2人っきり。
義父は長期出張で、暫く帰って来ないし、母も毎度の事ながら、帰宅は遅い。
帰って来ない日もしょっちゅうだった。
食事は、梨華はいつも、コンビニ弁当などで、すませていた。
ひとみは、どうしているのだろう?悪友たちとつるんで、外で食事?
勝手な想像をして、梨華は溜息をつく。― またひとりぼっちか・・・梨華はキッチンで、ぼんやり座って考えていた。
ひとみが帰って来た事に気づかなかったらしい。
- 22 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:17
- 「なに、ぼんやりしてるの?」
「!?」
急に声をかけられて、梨華はびっくりした。
「そんなに驚く事ないでしょ」
見るとスーパーで買って来たらしい食材をぶら下げている。
「それ・・・」
「あー、今日から石川さんと2人でメシ食わなきゃいけないもんな。
最初くらいは、ちゃんとしたモノ食わしてやろうと思って」
「自分で作るの?」
梨華は当たり前の事を訊く。
「他に誰が作るんだよ。石川さんだって、いつも1人で作って食ってたんだろ?」
「わっ私は・・・」
梨華は、言い淀む。
「なぁんだ。出来合いのモン買って食ってるクチか」
またバカにされてしまったが、事実なので言い返せなかった。
「まぁ仕方ないよな。一人で作っても味気ないし…」
「ひとみは、ちゃんと作って食べるんだ」
「家にいる時はね…」
「彼女と一緒の時も?」
梨華は余計な事を聞いたと思って後悔した。
- 23 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:17
- 「もう、石川さんの耳にも入ってんだね」
大して気にするでもなく、ひとみは答える。
「言うほど、私はモテないよ」
ひとみは話しながら、食事の準備に取りかかっている。
「で、でも・・・」
「安心してよ。石川さん食っちゃうほど、私は腐ってないから」
ムカっ。一瞬、ひとみの事を見直した梨華だったが、即座に撤回した。
(まったく、口が悪いんだから・・・)「全然ちゃんとしたモンじゃないかも知れないけど」
ひとみは、オムライスを梨華に出した。
梨華は一口、口にすると・・・
「おいしいよっ」
そう言えば、梨華は手料理を食べるのは、久しぶりだった。
「まぁお世辞でも、嬉しいよ」
「ホントに美味しいって」
梨華はあっと言う間に平らげた。
「ごちそうさまっ」
軽く手を合わせると、ひとみに向かってお礼を言った。
「ありがとう。まさか、ひとみの手料理食べられるとは思わなかったよ」
「石川さんも、こんくらい作れるようにならなきゃダメだよ」
「うっ…」
そう言われるとツラい・・・。
「じゃぁ、後片付けは、頼むよ」
「うん」
食べさせてもらったんだから、このくらいはしなくては…と梨華は立ち上がった。
- 24 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:53
-6-梨華が洗い物をしていると、インターホンが鳴る。
出てみると、その子は勝手に上がり込んで来る。
「あなたが、"石川さん"?」
ちょっと茶髪がかった彼女が、ニーっと笑うと微笑んだ。「噂には聞いてたけど、なかなかカワイイじゃん。よっすぃーには勿体ないね」
(勿体ないとか、何言ってんだろ?)
「あ、あたし、後藤真希。よっすぃーの友達。ほんじゃ」
そう言って、勝手に2階へ上がってしまう。「私、一言も喋ってないよ……」
- 25 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:54
- 梨華も片づけを終え、自分の部屋に戻る。
隣の部屋からは、楽しそうな声。「カーテンも、まだ付けてないんだよなぁ。面倒だなぁ…」
独り言を呟くと、梨華は段ボールを開け、片づけを始めた。
早くも梨華はリタイヤをし、ベッドに寝転がる。
暫くすると、隣りの部屋から、なにやら声がし始めた。「そこだめだよ〜ぉ」
「いいじゃん」
「あぁんっ…」何とも悩ましい声が聞こえて来て、梨華は真っ赤になった。
(まさか、あの2人…)
梨華は耳をそばだてて、思わず聞き耳を立ててしまう。
が、何も聞こえて来なくなった。
- 26 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:54
- と、そこへノックされて、ひとみが入って来た。
まさか入って来るとは思いもよらず、梨華は飛び上がる程驚いた。「今、ヘンな想像してただろ?」
ドアのところで、ひとみがニタニタして笑っている。
梨華は更に顔を紅潮させると、枕をひとみに投げつけた。
「ひとみ達がいけないのよ!!ヘンな声出さないでよ!」
これでは、聞いてましたと言っているようなモノだ。
「何もしてないヨ」
「だって今・・・」ひとみは梨華の手を取ると、自分の部屋に連れて行く。
中を覗くと、真希がゲームをしていた。
「これでも?」
「う...」
(騙された!からかわれたんだ…)
ひとみも真希も大笑いしている。「そんなに人からかって楽しい?」
梨華は、またふくれっ面になると、自分の部屋に戻ってしまった。
- 27 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:55
- ひとみも、また梨華の部屋に入ると
「んなに、怒んなよ〜」
「怒ってないもん」
「石川さんには、刺激が強すぎたか」
ひとみは、段ボールが開かれてるのを見ると
「じゃぁ、片づけ手伝ってやるよ」
そう言って、出しっぱなしになっている、ピンクのカーテンを掴んだ。「いいよ、自分でやるから!」
自分が、まんまと騙された事に、恥ずかしいやら、情けないやらで1人になりたかった。
「早々にベッドで寝そべってたクセに」
そう言いながら、ひとみはカーテンを付け始める。
「しっかし、ピンクってきしょいな〜。好きなの?」
聞かなくとも、ベッドもピンクで一目瞭然なのだが。
「あとはやるから!!」
そう言って梨華は、ひとみからカーテンを取ろうとするが、僅かばかりに背が足りず
バランスを崩してしまう。
「きゃぁ〜〜〜っ!!」
そのまま、梨華は、ひとみを巻き添えにして倒れ込んだ。
- 28 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:56
- ・・・目を開けてみると、ひとみを下にして、梨華が抱き付くカタチで倒れていた。
気づけば、ひとみの腕の中に収まっていた。
「……大丈夫?‥」
至近距離で、ひとみに見つめられて、梨華は慌てて離れた。
「‥うん…」
(身体は大丈夫だけど、気持ちが・・・大丈夫じゃない……)
言い返す事の出来ない梨華に、更に追い打ちをかけるように
「さっきから、ずっと真っ赤になっちゃって、かわい〜」そこへ、隣の部屋から、真希の声がする。
「よっすぃ〜、続きやろうよ」
真希に呼ばれて、ひとみは立ち上がった。
「じゃぁ〜、頑張ってカーテン付けてね」ひとみが出ていってから、梨華は、まだボーっとしていた。
アクシデントとは言え、梨華は生まれて初めて抱きしめられたのだった。
抱きしめると言う表現は、ちょっと違ってるかも知れないが・・・。
まだ心臓がドキドキしている。と同時に、ひとみなんかに…と言う気持ちも
わいてきて、梨華の心は複雑だった。
- 29 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 19:57
- 落ち着いて考えてみたら、ひとみの方が下になって倒れたので
かなり痛かったハズだ。自分の事しか考えていなかった梨華は反省した。
(あとで謝りに行こう)― 本当は思った程、ひとみは悪い子じゃないのかも知れない…梨華は思い直すと、カーテンを付け始めた。でも、いつも人をからかうような口調は、やはり梨華には許せないのだ。
(最初が肝心。ビシーっと決めなきゃ!!)
しかし、梨華の決意は心の中だけで、その日は、そのまま眠ってしまった。
- 30 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 22:18
-7-中途半端な時間に寝てしまったので、梨華は中途半端な時間に目が覚めてしまう。
ひとみの部屋から、また声がした。
(一体、何時だと思ってんのよ…)
さっきのように、悩まし気な声が聞こえて来て、梨華は布団をかぶった。
(しつこいヨ、まったく…)
しかし、少し考えて、それが本物である事に気づく。
梨華は眠気が吹き飛ぶと、いたたまれなくなり、お風呂に入りに下へ降りた。(やっぱり、女の子連れ込んで、やっちゃうなんて、姉として許せないよ)
梨華は、お風呂から出ると、翌日ビシっと言ってやろうと心に誓った。
- 31 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 22:19
- 自分の部屋に戻り、再びベッドに入ると、なにやら先客?がいたらしい…。
茶髪で小柄な少女が、丸まって寝ていた・・・。
(なっなっっなんで???)
人間、あまり驚くと声も出ないと言うが、今の梨華がまさに、その状態だった。
(そう言えば、この人…矢口とか言う人だっけ……)
矢口は布団がはがされて、寒くなったのか、目をこすりながら梨華に言った。
「石川さんだよねぇ?悪いけど、よっすぃ〜と寝てくんない?」
ハッ?何言ってんだ?この人は。人の部屋に勝手に入って来てベッド占領して…「よっすぃ〜とえっちすんのは、いいんだけど終わったら矢口、
一人で眠りたいんだよねぇ。抱きしめられんの好きじゃないんだヨ」
矢口は聞いてもいないのに、ペラペラ喋り出す。
「そんな事、私、知りません。出てって下さいよ〜!」
しかし、矢口は布団をかぶって、寝てしまった。梨華は自分の居場所を取られ、途方に暮れてしまった。
仕方なく、ひとみの部屋に入ったのだが・・・。
(なんで、私がこんな目に遭わなきゃいけないのよ…)
ここに来てから、ひとみに振り回されっぱなしだ。
今、そんな事を考えていても仕方がない。梨華は、ひとみのベッドに潜り込んだ。
- 32 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 22:19
-8-ひとみは眠っているようだった。
まさか、裸?とも思ったがTシャツは着ているようだった。
(もぅ、ヤダ。私ったら、何想像してるんだろ……)
さっき矢口が言った言葉を思い出す。
―『抱きしめられるのは好きじゃない』
(・・・と言う事は、抱きしめてくれるの?)
梨華は馬鹿な想像をして、うち消した。
(まったく、ひとみのせいで私までおかしくなりそうだよ…)
梨華は他人のせいにして、背を向けて寝ているひとみの方に身体を寄せると目を瞑った。
- 33 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 22:20
- と、寝返りをうち、ひとみの顔が梨華の間近に寄ってきた。
思わず、梨華はひとみの寝顔をまじまじと見つめてしまう。
(ほんと、綺麗な顔してるんだよな、ひとみって……睫毛も長いし)
性格は、ともかくとして、これほどの美形を梨華は見た事がなかった。
モテるのも分かる気がする。
(これで、性格も口も良ければなぁ…。世の中うまくいかないよね)
その時、寝ているハズのひとみと目が合ってしまう。
(お、起こしちゃった???)
ひとみも梨華をじっと見つめる。
驚くハズが、そこにいるのは分かっていたような顔だ。
「なんで、ここにいるの?」
分かった顔をして、尋ねるひとみに、梨華は返答に困ってしまう。
「矢口って人がね、こっちで寝ろって言うから…」
これは本当の話だ。
あまりに近い距離に、梨華は、また胸がどきどきしてきた。
「私だって寒いんだから、勘弁してよね」
なんだか訳の分からない言い訳をして、梨華はひとみに背を向けようとした。
- 34 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 22:20
- 「だ〜め!」
そう言って、ひとみは梨華を抱き寄せた。
「!??」
「石川さんの身体冷えてるよ。風邪ひいちゃうでしょ」
「だ、大丈夫だよっ」
梨華は慌てて言うと、ひとみから離れようとしたが、却って強く抱きしめられてしまう。
(心臓のドキドキがバレたら、どうしよう……)
「かわいいよね、石川さんって・・・」
「またからかってる!!」
「まぁ、どう取られようといいけどね…」
(う、可愛くない!!)
ひとみは両手で、梨華を抱きしめると安心したように、また眠ってしまった。(な、なんなのよ!……でも、ひとみの腕ってあったかい…)
さっき、倒れて抱きしめられた時も感じてた事・・・。
(私は、ひとみの事好きなのかな・・・・・)
- 35 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 22:21
-9-そんなこんなで約1ヶ月が過ぎ、梨華も、ひとみに振り回されながらも
なんとか学校にも慣れ、ひとみのあしらい方にも慣れて来た頃だった。梨華が来てから、ひとみも学校に来るようになった。
そして、梨華が「家に女を連れ込まない」と言う約束?も文句を言いつつ
守ってくれてるのだった。
と言うより、最近、ひとみに女の噂を聞かなくなったのだが。そして、梨華が『吉澤梨華』になる日が来た。考えてみれば、最初から「吉澤」になっていれば、学校でもからかわれずに、
ひとみから「石川さん」なんて言われずに済んだのに…と
思った梨華だったが、それは事情と言うモノがあるのだから仕方がない。そして、梨華が興味あったのは、ひとみがこれから、なんと呼ぶのか?だった。
まさか『吉澤さん』だったら笑ってしまう。
- 36 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 22:22
- その日の夜、梨華はひとみの部屋に入ると、ひとみに聞いたのだった。
「ねぇ、今日から私も"吉澤"になったんだけど、ひとみはこれから
私の事、なんて呼ぶつもりなの?」
ひとみは笑っている。
(くぅ〜。また私をバカにするつもりなのかしら?もう慣れたけどねっ)
ひとみは、なんて答えるのだろうか?と興味津々だった。しかし、ひとみは、ゆっくりと梨華に近づくと、梨華の腰に手を回した。
「この日をずっと待ってたんだ…」
「?」
ひとみは、じっと梨華を見つめる。
「もちろん"梨華"って呼ぶよ。最初会った時から、ほんとは呼びたかったんだけど」
まさかの答えに、梨華はしどろもどろになる。
「じゃぁ、なんで"石川さん"だったの?」
「そんなの照れくさかったからに決まってるじゃん」
最初、梨華に微笑みかけてくれた時と同じ笑顔だった。
そう言って、梨華の額にキスをした。
「なっなんでオデコ・・・」
「梨華は、まだ子どもだから、唇だと刺激が強すぎるでしょ?」
「私は子どもじゃないっ!ひとみのお姉さんなんだから!」
真っ赤になって怒る梨華に、ひとみはなだめるように髪を撫でた。
「都合の悪い時だけ、姉貴ぶるんだからな〜」
「だって、私はひとみのお姉さんだもん!」
「頼りないけどね…」
「くそっ…」
ひとみは、梨華を抱きしめると、最後にこう言った。
「これからは、姓字もずっと一緒だね」 ― END ―
- 37 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 22:23
- 一気に書き上げてしまいました。
ただ、「ひとみ」「梨華」って呼ばせたくて、
「吉澤梨華」にさせたくて書いた短編です。読んでる人いるか、分かりませんけど読んでくださった方
最後までありがとうございました。m(_ _)m
- 38 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/04(木) 23:21
- 読んでましたよ。予想外に早い完結。寂しいです。
続編きぼ〜ん。
- 39 名前: 名無しさん 投稿日: 2001/10/05(金) 01:49
- こ、これでお終いですか?
もっと長くなるかと期待してました。
同じく、続編きぼ〜ん。
- 40 名前: 名無し娘。 投稿日: 2001/10/05(金) 02:41
- 応援に駆けつけたら既に終わってた・・・
む、無念じゃ〜(自害)
- 41 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/05(金) 19:00
- 吉澤梨華マンセ〜エッチはこの後二人したのかな?気になる。
- 42 名前: 名無し作者 投稿日: 2001/10/06(土) 00:20
- >>38.39san
ありがとうございます。思いつきで、書いてしまったので
元々長くするつもりなかったので。
続編も時間があったら、書きたいと思います。>>40san
ありがとうございます。自分でも予想外に早く終わってしまいました(w。>>41san
えっちはしてません。あんまり、いやらしくしたくなかったので
キスもオデコ止まりなんですよ。
- 43 名前: じゃない 投稿日: 2001/10/06(土) 01:38
- |.∀´)チラッ矢口は何やってんだか(w
- 44 名前: 名無し作者 投稿日: 2001/10/06(土) 11:47
- >>43
矢口はえっちフレンドの設定でした(wあと、この小説が盗作疑惑になってた事を当人が知らずに(苦笑)
書いてしまいました。該当作者様申し訳ありませんでした。m(_ _)m
言い訳めいてますけど、読んでたら、書かなかったです。いくらなんでも。
って、もう読んでいらっしゃらないかもしれませんが3つくらいに書き込んだ
ので、どれかには目を通されてるかな?本当にすみませんでした。>>42
続編考えたけど、やめます。すみません・・・
- 45 名前: 名無し作者 投稿日: 2001/10/06(土) 13:02
- >>45
撤回。時間があれば、またここのスレで書きたいと思います。
ただ、息抜き程度に書くつもりなので、メインには出来ませんけど。
- 46 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/06(土) 13:12
- 頑張ってください!
それにしても作者さんは働き者ですね〜
- 47 名前: 名無し作者 投稿日: 2001/10/06(土) 14:10
- >>46
ありがとうございます。もはや習慣みたいなもんです。
- 48 名前: 一読者 投稿日: 2001/10/06(土) 16:54
- よし、ならば更に働くが良い
期待しておるぞ
- 49 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/08(月) 19:15
- 期待期待
- 50 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/08(月) 20:05
- -1-梨華は校庭を眺めながらぼんやり考えていた。(そう言えば、私たちって、まだお互い好きって言ってないんだよね。
でも、好き合ってるって思っていいのかな?)
梨華は自信がなかった。
結局、ひとみは梨華にはオデコにキスをしただけで、その先の事はしていない。
単に、自分を子ども扱いしているからなのか?
まだ、ひとみの事が良く分からない梨華なのだった。そして、急に馴れ馴れしくするのもおかしいからと、梨華とひとみの仲は前と変わらず
ひとみは、相変わらず『石川さん』と校内では呼んでいる。
それが、梨華にはもどかしかった。
- 51 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/08(月) 20:06
- 「吉澤!よ〜し〜ざ〜わ〜!」
隣のあゆみに肘をつつかれて、自分の事だと気づいた梨華は慌てて席を立った。
「はい!」
中澤が苦笑しながら
「まぁ、石川から急に吉澤になったんやから、慣れないのも無理ないと思うけどな。
授業中は、ちゃんとしてくれへんと困るで〜」
「はぃ。すみません」
クラス中に、また笑われる。
もう、そんな生活も慣れたのだが、やはり、ひとみのせいだと思うと腹が立つのだ。
(笑われてばっかり・・・)
- 52 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/08(月) 20:11
- 梨華が昼食を終えると、ひとみが珍しく梨華の教室にやってきた。
ひとみが来るだけで、一斉に注目されるのがイヤで、なるべく来ないように言って
あるのに、敢えて来るとは、ひとみも相変わらず意地悪な性格をしている。「来ないでって言ってるでしょう?」
「そんなに怒んなよっ。梨華…」
既に場所は人気のない、体育館の倉庫の中。
「こんな辛気くさいとこ連れてきて!」
「だって他だと誰かに見られてるかも知れないし…」
そう言って、ひとみは梨華を抱きしめた。
「べっ別に今、抱きしめる事ないでしょう?」
本当は嬉しいくせに、梨華は思わず心とは裏腹な事を言ってしまう。
「家に帰ってからいっぱい出来るって言いたいの?
やっぱり、学校って方がそそるんだよ」
「人を子ども扱いにするくせに!」
「そんなことねぇよ!」
「その言葉遣い、やめなさいよ」
前に比べたらだいぶマシには、なったが、相変わらず言葉遣いがよろしくない。
「あ〜しらけた」
急にひとみは梨華から離れるとそっぽを向く。
- 53 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/08(月) 20:24
- ひとみを怒らせたのかと思い、梨華は急に焦りだした。
「ごめんね・・・」
梨華はひとみの背中にしがみついた。
その時、ひとみの背中が揺れた。あはははっと言う笑い声。
「怒ってないよ」
ひとみは、ゆっくり振り返ると、また梨華を抱きしめる。
「むっ。また人をからかったんだ」
梨華はふくれっ面になった。
ひとみは、そのふくれっ面が見たくて、思わず梨華をからかってしまう。
「だって、その梨華のふくれっ面が好きなんだから」
「またバカにして!」
梨華は拳にして、ひとみを叩こうとするが、その手はひとみに遮られてしまう。
「あんまり子ども扱いすると、ほんとに怒るんだからねっ!」
「なんで、そんなに怒ってるの?」
「………だって、ひとみ、私に・・・」
言いかけて淀む。
(キスしてくれないなんて言いにくいよ・・・)
「なに?」
ホントは分かってるくせに・・・。またからかってるんだ。
それだったら自分からキスすればいいんだ。
梨華は、ひとみの顔に自分の顔を近づけた。
- 54 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/08(月) 20:30
しかし、無情にも予鈴のチャイムが鳴ってしまい、ひとみは梨華から急に離れると
「もう行かなくっちゃね。石川さん」
そう言って、先に出て行ってしまった。
「・・・・」
なんで、こうなっちゃうんだろう。
もしかして、からかわれてるだけでは?
そんな風にも思う。ひとみは梨華と違って女の扱いには、かなり慣れているし、
ほんとは自分の事なんか何とも思ってないのかも知れない。
いまだに、キスをしてくれないひとみに不安を感じる梨華だった・・・。
- 55 名前: 名無し作者 投稿日: 2001/10/08(月) 20:32
- 更新しました。
殆ど何も考えずに書き連ねてるだけなんですけど(w。
こんなのでも、いいのでしょうか?そろそろ梨華ちゃんにもキスぐらいさせてあげてもいいのかな(w。
- 56 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/09(火) 00:02
- おもしろ〜〜い!!
させてあげて可!です。っていうか、しちゃってよ。
- 57 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/09(火) 21:03
−2−梨華が学校から帰ってくると、ひとみは、まだ帰ってないようだった。
と言うより、ひとみはあの後、そのままサボったらしい。「ま、ひとみが真っ直ぐ帰って来る訳ないけどね……」
そう呟いた途端、後ろから声がした。
「私だって、真っ直ぐ帰って来る時あるよ」
「午後の授業サボったくせに」
梨華は独り言を聞かれたのが恥ずかしくて、また憎まれ口を叩いてしまう。
「梨華が、何か私に用があるみたいだったしさ。予鈴が鳴って中断しちゃったけど
それも気になって早く帰って来たんだよな〜」
ひとみの目が笑っている。
- 58 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/09(火) 21:04
「もう用はなくなりました!」
そう言って、梨華は鞄を持つと、自分の部屋に行こうとした。
「本当に?」
階段を登りかけている梨華の背中にひとみの声が響いた。
「大体さぁ、ひとみは私のコトどう思ってるの?」
「どうって?」
「す、好きかどうかって事!」
(そんな事言わせないでよっ)
「なに分かり切ったコト言ってんだか」
ひとみは呆れたと言った顔をしている。
ひとみも、階段にいる梨華に近づくと、一段下がって梨華を見上げた。
「さっき、私にキスしようとしたでしょ」
「そ、それは・・・」
梨華は途端に顔がサーっと赤くなるのが自分でも分かった。
しかも、していないのに、こんな風にあっさり言われちゃって恥ずかしい。
- 59 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/09(火) 21:05
「私にキスしようなんて梨華には10年早いんだよっ」
梨華のオデコを小突くと、ひとみは梨華の手を掴んで、自分の部屋へと連れて行く。また、はぐらかされた・・・。
一体、私とひとみの関係って・・・。「そんなに私とキスしたいの?」う。そんな真面目に聞かれたら返答に困るじゃない。
『はい、したいです』なんて答えるバカがいる?「確かめたいの。ホントに私のコトが好きかどうか・・・」
ひとみは一瞬真顔になったが、すぐにプっと吹き出した。
「何が、おかしいのよ!」
「キスしたからって、好きかどうか分かると思ってんの?」
「思ってるけど?」
もう開き直ってしまった。
「ほんとに、そう思ってるんだからいいじゃない!」
- 60 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/09(火) 21:05
「梨華みたいなコは、すぐ騙されちゃいそうだよ。
梨華に悪い虫がつかないように、私が見張ってないとね」ひとみは梨華を抱き寄せると、キスをした。
唇と唇が触れるだけの軽いキス。「!??」
一瞬のうちに奪われた梨華のファーストキスは、呆気ないものだった。
キスの味は・・・何もなかった。
こんなもんなの?もっと、もっと素敵なものだと思っていたのに。
しかも、怒鳴ったりした直後にキスなんて・・・。ひどい・・・。
全然甘い雰囲気にもなってないし・・。
なんだか梨華は情けなくなって、涙が出てきた。しかし、その涙をひとみは感激の涙だと勘違いしたらしい。「キスぐらいで泣くなんて、梨華可愛い」
潤んだ瞳で見つめられて、梨華の心は揺らいでしまう。
(この目で、何人の女を落としてきたんだか…)
- 61 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/09(火) 21:06
「違うわよっ」
「素直になってよ、梨華・・・」
「素直じゃないのは、ひとみでしょ?私のファーストキスをあんな形で…」
ひとみは心外と言った顔をした。
「不満だったの?刺激の強いの望んでたの?梨華にはライトな方がいいと思ったのに」
そんな風に言われると、なんだか自分が、激しいキスを望んでたみたいな風に
取られて、いささか梨華は憤慨した。
「そうじゃなくて、もっと甘くとろけるようなヤツを・・・」
と言いかけて、恥ずかしくなった。
これでは、自分がキスを更にねだってるみたいではないか!
- 62 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/09(火) 21:07
しかし、二人の会話は、玄関のインターホンで中断された。「多分、ごっちんあたりだと思うけど。ちょっと見てくる」
ひとみは部屋を出ていった。
それにしても、ひとみの部屋には、毎日のように友達がやってくる。
それはそれでいいのだが、時には真面目に勉強をしている梨華にとっては
邪魔になるし、逆に少し羨ましいのだった。
それに、今回のように折角、あと少しで・・・と言う時に中断されたりして
梨華は欲求がたまるのだった。「あ〜。石川さん、こんばんわぁ〜」
予想通り、真希がやってきた。
「もう、コイツ石川じゃないんだよ」
(コイツって・・・)
「そう言えば、吉澤の姓になったんだっけ。ごめんね。
じゃぁ、梨華ちゃんって呼べばいいかな?私のコトはごっちんって呼んでくれていいよ」
馴れ馴れしいとは思った梨華だったが、吉澤さんとか呼ばれてもしっくり
来ないので、渋々OKした。
- 63 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/09(火) 21:07
「私、部屋戻るね」
部屋に戻ろうとする梨華に、ひとみは耳打ちした。
「甘くとろけるのは、寝る時にしよっ」
梨華は何も言わずに、出ていった。
耳まで真っ赤になるのが分かった。
(ひとみ・・・)「なに、話してたの?こっそり、怪しいなぁ」
「なんでもないって」
ひとみの部屋から、二人の声がしていた。
- 64 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/09(火) 21:11
- >56
面白いですか?すっごいいい加減なモノなので申し訳ないんですけど。
取りあえず、軽めのKissを(w。ここの梨華、アホすぎですかね。ずっとsageで逝ってますけど、どのくらいの人が読んでるんだか(苦笑)。
- 65 名前: 名無し作者 投稿日: 2001/10/09(火) 21:14
- >64
名前んとこ変えるの忘れた・・・。鬱…
- 66 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/09(火) 21:36
- 大丈夫読んでいます
よっすぃ〜女慣れしてますね〜かっけ〜
- 67 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/10(水) 00:19
- ん〜新しい切り口、楽しいです。「いしよし」ならぬ「よしよし」ですか?(w
よっすぃー、試合巧者ですね。梨華ちゃんの反撃は?
- 68 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/12(金) 21:09
- -3-梨華は自室に戻ると、いそいそと着替えを持って浴室へ向かった。
先ほどのひとみの言葉が耳をくすぐる。
― いよいよ私も!!
念入りに身体を洗い、期待へと胸を膨らませた。一方、ひとみと真希は・・・「なんだかんだ言って、よっすぃーと梨華ちゃんって仲良いよね」
「冗談・・・」
ひとみは真希とゲームをしながら、視線は画面から外さないで言った。
「梨華ちゃんが来てから、よっすぃー真面目に学校行くようになったし
何より女の噂が無くなったよね〜」
「ぐーぜんだよ。それに最近好みのコから告られないし」
「ウソ!前は告られたら余程の事がない限り、付き合ってすぐ食べちゃってたじゃん」
ひとみはムっとして真希を見た。
「人聞きの悪い。誰でもいい訳じゃないよ」
実際、今でもひとみに言い寄る女子は多いけれど、ことごとくひとみは振っていた。
「ふぅん・・」
「ごっちんのせいでもあるんだから…」
「どうしてよ?」
「私と付き合ってくれれば、私はごっちん一筋だったってコト」
そう言って、ひとみは真希に顔を近づける。
しかし、真希はひとみの顔を手で押しやると
「誰とでも寝ちゃうヤツは嫌いなの。一途じゃないし、よっすぃーは
友達としては最高だけど、付き合うとなるとねぇー」
「なんだヨ、ソレ…」
ひとみは諦めると、またゲームを再開した。
- 69 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/12(金) 21:09
「その点、梨華ちゃんなんか、純情そうでいいよね〜」
「そうかな」
ひとみはさり気なく言った。
真希と話をしていると、心の中を見透かされそうな時がある。
気をつけなければ。
「よっすぃーみたいのに引っかからなきゃいいけど。
あーいうコに限って騙されちゃうんだよね」
「私みたいって、どういうコトよ?さっきから好き勝手言っちゃってさー」
「ムキになっちゃって、やっぱ怪しいね?よっすぃー」
「・・・・・・・・・・」
(ゲッ。マズイ)
「こっちの方がハラハラしちゃうんだよ。中身は子どもだしさ。
私が迷惑してんだから」
慌てて付け加えた。
「そうなんだ」
真希は意味ありげ笑った。
「まっ。血は繋がってなくても姉妹は姉妹だしね。
よっすぃーが手出したら、近親相姦になっちゃうもんね?」
「だから出すわけないでしょ!しつこいよ!!」
- 70 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/12(金) 21:10
その心配は少なからずひとみの中にはあった。
それ以前に、梨華はキスだけで大騒ぎしそうな感じがするし
ソレ以上なんて言ったら、失神でもしてしまうのではないだろうか?
晩生と言うよりは、梨華は世間を知らなさすぎるのだ。「じゃぁ私が梨華ちゃんと付き合ってもいい?」
「え???」
真希はひとみが固まるのを見て、大笑いした。
「・・・冗談に決まってんじゃん。やっぱ、よっすぃーって面白い。
梨華ちゃんが好きなら好きって素直に言やーいいじゃん。
私にまで隠すコトないでしょ。ってかバレバレだよ?」
「・・・・」
ひとみは何も言えず赤くなっている。
(なんか、ごっちんに言われると悔しい・・・)
真希には逆らえないと言うか、昔から肝心な事はいつもばれてしまっていた。
「学校で言うなよな」
ひとみはぼそっと言った。
- 71 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/10/12(金) 21:12
- ちょこっと更新。これじゃぁ、梨華っち自身も期待しすぎの感が(w。>66
ありがとうございます。
>67
あの方ですね。いつも丁寧なレスありがとうございます。
- 72 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/13(土) 19:31
- 萌え〜〜〜〜〜〜!
- 73 名前: ひとりか 投稿日: 2001/10/13(土) 21:39
- 作者さん最高っす!
すてKISS!
- 74 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/14(日) 16:56
-4-真希を追い返すと、ひとみの携帯が鳴った。
出てみると・・・それは矢口からだった。
そう言えば、前回から1ヶ月以上間があいている。『今日、そっち行ってもいい?』
それは「えっちをする」と言う合図だった。
【あ、すんません。今日はちょっとダメなんです。
明日、体育館の裏に来てもらえます?】
そう言って、ひとみは電話を切った。矢口の存在を忘れていた。
正確に言うと忘れてた訳ではないが、矢口の関係も断たなければいけない。
(別れるのは、いいけど、なんて言おう・・・)
矢口とは、身体だけの関係だった。
一度寝たりキスをしただけで、もう彼女面するような勘違いな女でなく
性格もサッパリした所が、矢口とは長く続いてるような気がしていた。
尤も、矢口との間に恋愛感情は、ないのだけど。
だから、行為をした後に、矢口は吉澤に抱きしめられるのが嫌で
この前は、梨華のベッドを占領したと言う訳なのだ。
- 75 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/14(日) 16:57
梨華は、まだお風呂から上がってないようだった。
ここで、ひとみが乱入してしまってもいいのだが、今日は梨華の母が
帰って来る事になっているので、さすがに一緒に入ってるところを
見られたらマズイので、それは避けておいた。
一体、梨華は、どんな顔で、自分の前に現れるのだろうか?
想像しただけでも、ひとみは面白くなった。ちょっとからかって、お風呂場を覗いてみようかっと悪戯心も生まれて来た。
そして、そっと階段を下りていった。
しかし、丁度お風呂から上がって来た梨華と出くわしてしまった。
(ちっ。遅かったか・・・)
ひとみの残念がる顔を見て、梨華は不思議そうな顔をした。「どうしたの?」ピンクのパジャマに身を包んだ梨華は、タオルを首にかけて髪の毛を拭いていた。「ぃや、別に…」湯上がりの梨華は、ほのかに赤くなっていて、いい香りがした。
ひとみは、ドキっとしてしまう。
(くそっ。梨華ごときで、ドキドキするとは…)
こんな胸の内を梨華に聞かれたら、梨華は、また例の如く怒っていただろう。
- 76 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/14(日) 17:07
- この後、梨華はどうするのだろうと、ひとみは梨華を見送っていた。
取りあえず、ひとみは下に降りて、冷蔵庫から缶ビールを取り出していた。しかし、梨華は、その光景を見ていたようで、慌てて缶ビールを取り上げると
「ダメ!未成年なんだから!ダメ!!」
その言い方が、なんだかおかしくて、ひとみは笑ってしまう。
「なんで笑うのよ!」
「梨華も飲む?」
「冗談っ!」
「梨華は、牛乳の方がいっか…」
つい、梨華を見るとからかってしまう。
「また子ども扱いしてる!」
梨華の機嫌を損ねたようだ。
「それに・・・」
「なに?」
「お酒くさいのは、イヤだもん…」キスした時に、酒臭いのはイヤだと言う事か。
- 77 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/14(日) 17:31
「梨華はもう、その事で頭がいっぱいなんだ」
ひとみは、ニヤニヤしながら言うと、梨華は真っ赤になった。
「ちっ違います!」
「違うなら、違うでいいけどさ」
そう言って、ひとみが再び部屋に戻ろうとすると、梨華はひとみのシャツの袖を摘んだ。
「違くない…」
俯きながらポツリと言った。
「最初から素直に、そう言えばいいのに…」
ひとみは梨華の頭を撫でると、梨華を抱きかかえた。
「きゃっ・・・」
梨華は驚いて、ひとみの首に自分の手をかけた。
「梨華は軽いから抱えやすいよ」
梨華は、こんな風にお姫様抱っこをされるのも初めてで、どうしていいか
分からず、おずおずと下を向いた。
(なんか、恥ずかしいよぉ………)梨華は心臓の鼓動が早くなるのを感じ、ひとみにもバレるのではないかと内心焦っていた。
しかし、それはひとみも同じだった。
- 78 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/14(日) 17:35
今まで数々の女性を抱いて来て、扱いには慣れてるハズなのに、どうにも、この梨華を
見ていると、自分までドキドキしてしまうのだった。
―初めての女は扱いにくいと言うけれど・・・
梨華は特別だった。最初、一目見た時から、何故か鈍くさい梨華に惹かれていたのだった。
名前で呼べなかったのも、照れくさくて呼べなかっただけだ。この私が、梨華に惚れるなんて・・・しかし、会えば、つい素直になれなくて憎まれ口を叩いてしまう。
梨華の態度を見て、自分に好意を持っている事は、すぐに分かったのだが
敢えて、知らんぷりしていた。本当は、梨華が、吉澤姓になった時に、梨華を抱きたかったのだが……。
梨華はキスも知らないようだったので、キス止まりにしてそれは避けておいた。
尤も、梨華のファーストキスを奪えて、ひとみは嬉しかったのだが。梨華を抱きかかえたまま、梨華の部屋に連れて行くと、そのままひとみは
梨華のベッドに抱えたまま腰を降ろした。
そして、梨華の柔らかいくちびるに、自分のくちびるを、そっと落とした。
- 79 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/10/14(日) 17:39
- >72
>73
ありがとうございます。
なかなか、事に及びませんな(w。って、次はいよいよなのかしらん。
- 80 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/14(日) 20:38
- ここのいしよしむちゃ好みです。
続き期待。
- 81 名前: じゃない 投稿日: 2001/10/15(月) 00:37
- |.∀´)チラッにまにま。。
- 82 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/18(木) 16:43
- 素晴らしい。
なかなかコトに及ばないイライラ感がいかにもいしよしらしくてヨイ。
- 83 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/19(金) 06:20
- 新曲記念更新求む!
よしおカッケーな〜
- 84 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/10/19(金) 20:47
- 今読み返したらかなり恥ずかしい文章かも知れない(;_;)。
これからMステで管理課が歌うとこっす。
>80
そう言ってもらえると嬉しいっすぅ。
>81
おぉ、じゃないさんだぁ。嬉しすぎ!!(w
>82
まだ最後まで行かなさそうな気配。まだ引っ張るのか。
>83
明日か明後日には気分転換に更新しま〜す。
- 85 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/20(土) 14:41
-5-最初に軽く口づけると、ひとみは梨華の耳元で囁く。
「梨華、好きだよ…」
滅多に言わない言葉…。もしかしたら、ひとみから初めて聞く言葉かも。
「私が梨華を"女"にしてあげる...」
そして、柔らかそうな耳朶をそっと噛んだ。
「ひゃぁ〜‥」
それだけで、梨華は声をあげてしまう。ひとみの言葉だけで、梨華の身体は既に力が抜けてしまっていた。
耳朶から首筋へとくちびるを這わせ、再び梨華のくちびるに到着すると
ひとみは、そっと舌を忍ばせる。(きゃっ。ひとみの舌が‥。どうしよぅ…)
梨華は慌てて舌を引っ込めようとするが、ひとみの舌がすぐに追いかけて来て
捕まってしまう。そして丹念に絡めようとするひとみに合わせるように梨華も
ぎこちなく舌を絡ませた。
そのぎこちなさが、却って新鮮で、ひとみは興奮してしまう。― 梨華ってホントにうぶでカワイイな。
- 86 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/20(土) 15:13
(ゃん…。息出来ないよぅ‥)
梨華はたまらなくなり、自分からくちびるを離そうとするが、
ひとみのくちびるが、それを許さなかった。
ひとみが目を開けてみると、梨華は手をグーにして必死でもがいている。― 可愛いヤツ。ここで許してやるか。ふいにくちびるを離すと、梨華も薄く目を開けた。
ひとみとまともに視線がぶつかると、恥ずかしそうに目を逸らした。「梨華が窒息死したら、可哀相だから」
「なっ!!」
ひとみには全てお見通しなのだ。
ますます梨華は恥ずかしくなってしまった。「梨華?」
ひとみに見つめられると・・・なんだか、その大きな瞳に吸い込まれそうで…。
目だけでも犯られてしまいそうな…でも、普段とは違ってとっても優しい瞳をしていて。
梨華は、もうこれだけでも満足してしまう。
- 87 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/20(土) 15:31
「これでとろけたとは言わせないよ?」
ひとみが位置をずらして、梨華をベッドに横たわらせると
「まだ、これからなんだから…ね」
「え?…」
(もしかして、それ以上の事も?)
一瞬にして、頭を駆けめぐらせると、梨華は急に恐くなった。梨華とて、それ以上がないとは思っていなかった訳ではない。
だから、いつも以上に身体を念入りに洗ったわけで・・・。
ただ、やはりいざ、そういう場面に出くわすと、梨華の決心も揺らいでしまうのだ。
なにしろ、キスだって初めてなのだから。
だから歯磨きだって、いつもの倍磨いたのだ。「まさか、これで終わりだなんて思ってないよね?梨華?」
ひとみの目が、またいつもと変わらない意地悪な目に戻っている。
「(く、悔しい!…)も、勿論だよ」
とは言ったものの、声が上擦ってしまう。
(くっ。またお見通しだ・・・)ひとみがわざと梨華に尋ねたのには理由があった。
普通だったら、いちいち聞くまでもなく、コトに及んでしまうのだが
やはり、梨華の気持ちを大切にしたかった。
尤も、梨華の気持ちを第一に考えていたら、キスで満足してしまって、
一生最後まで行かないかも知れないが。
- 88 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/20(土) 15:52
「別にいいんだ。梨華がその気じゃないなら、いつまでも待つよ」
ホントはすぐにでも、梨華を抱きたいのだが、ついカッコつけてしまうひとみだった。そんな言い方されると返答に困る。どうして、ひとみは・・・。
『じゃぁして!』と言うのも、『じゃぁ、今日はここまで』と言うのもヘンだ。
どっちにしろ、何を言ってもおかしくなってしまう。「ズルイよ、ひとみは…。そうやって私を困らせるんだから」
何故だか知らないが、梨華は涙が出て来た。「泣くなよ〜。別にキスだけで満足でも、全然おかしくないと思うよ」
(ま、私は満足じゃないけどね)
梨華の涙を、ひとみは舌で拭ってやると、再びキスをする。
「梨華の機嫌が直る方が嬉しいな」
梨華の上半身を起こさせると、梨華の首筋に顔を埋める。― 梨華みたいなコは、徐々に開花させる方が面白いかもね。キスだけで、ドキドキしちゃう私ってヘンなのかな?
ひとみのくちびるが、身体に触れるだけで電気が走るみたいに、ビリビリしちゃう。
でも、全然イヤじゃない。ひとみが・・・好き。すごく好きなんだ・・・・・。梨華は手持ち無沙汰の手を、おずおずとひとみの腰にそっと回した。― いちいち梨華の仕草はカワイイな。チクショーめ!そんな梨華をずっと大切にしたいと思うひとみだった。
勿論、そんな事を梨華本人に口にする事はないのだが。
- 89 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/20(土) 16:36
そして二人の甘いひとときは、ノックの音で儚くうち砕かれる。
パッと二人は離れると、梨華はパジャマを直して、ドアを開けた。「梨華ちゃん、まだ起きてたの?」
母が顔を出す。
「おかえり。ママ」― まだって11時過ぎたばかりなのに。
そう言えば梨華の就寝は、かなり早いので、ひとみは当初驚いたものだった。
その変わり、梨華の朝は早いのだが。中にひとみがいるのに気づくと・・・
「ひとみちゃんもいたのね」
「おかえりなさい」
「あんまり、ひとみちゃんを引き留めちゃダメよ。梨華はもう寝なさい」梨華がひとみを呼んだと思ってるらしい母に思わず苦笑い。
梨華の部屋にいるんだから、そう思われても無理はない。「もうって、まだ11時じゃない」
母にも子ども扱いされるのが悔しいらしく、梨華は文句を言っていた。
「いつも梨華はその時間寝てるでしょ?起きてるから、ビックリしたわよ」― ビックリまで言われてるよ。
ひとみは内心笑っていた。「いいからママは出てってよ!」
母の背中を押しやると、ドアを背中で閉めた。ハァ…。これでまた・・・。梨華は溜息をつく。
案の定、ひとみは笑っていた。(どうせ、そうですよ〜だ!)
- 90 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/20(土) 16:43
「梨華、もうとっくに寝てる時間だったよね。悪かったよ」
そう言いながらも、ひとみは笑っている。
「おやすみ梨華」
梨華の額に軽くキスをすると、ひとみは部屋を出て行こうとした。「ダメ・・・」
「ん?」
「行っちゃヤダ。・・・まだ、ひとみと一緒にいたい…」
ひとみの手を握ると、梨華はポツリと言った。梨華は意識してないのだろうが、こういう一言が、ひとみの心を掴んで離さない。
ひとみは梨華のこういう所に弱い。
と言うか、こんな事言われたら絶対帰れないだろう。― くそっ。可愛すぎるじゃね〜かよ!ここで抱かなかったらヨシコの男魂が腐るってものだ。
でも・・・何故だか、ひとみは躊躇していた。― やっぱり徐々に開花させた方が楽しいよな。「梨華、今度は邪魔が入らないようにさ、もう少し早くからにしよう」
耳元で囁くと、ひとみは華奢な梨華の身体が折れるくらい力一杯抱きしめた。
(そ、そんなに抱きしめられたら壊れちゃうよぅ…)「お・や・す・み・梨・華・ちゃ・ん」
最後にもう一度、キスをしてひとみは出て行った。
- 91 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/10/20(土) 16:46
- 結構時間かかってしまった。相変わらず二人は進展しませんね(w。
まだまだ先になりそうです。
- 92 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/20(土) 20:06
- こうくっつきそうで、くっつかないとかがいいですわ〜。
梨華可愛すぎですよ。
続きが楽しみです。
- 93 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/22(月) 13:03
- 読みました。いやー、いいですねぇ。
こういうもったりした雰囲気がいい。
ぜひこのまま行って欲しいです
- 94 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/23(火) 22:43
-6-翌日の昼休み、ひとみは矢口を体育館の裏に呼びだしていたが
「よっすぃーゴメン。今日、DJマリーがあるの忘れてたんだ」
そう言って、矢口は放送室へと駈けていこうとしたが、振り返ると
「よっすぃーも来る?どうせヒマなんでしょ?」
ひとみは特にやる事もなく、矢口の言われる通りヒマなので、そのままついていった。矢口は放送委員に所属していて昼休みに、ちょっとしたDJ風のノリで放送をしている。
ひとみは興味ないので、ちゃんと聞いた事はないのだが、結構ウケがいいようだった。丁度、放送室に入るところを見ていた真希も面白そうなので入って行く。
真希に捕まっていた梨華も、一緒に連れてこられてしまった。(― 関係者以外立ち入り禁止 ―と書いてあるのに・・・ま、私はひとみの
関係者だからいっか)
と一人納得する梨華だった。散々、昨日の夜の話を、真希からしつこく聞かれて、曖昧に答える梨華だったが
当然、真希が信じる訳もなく、それなら直接ひとみに聞け!と言わんばかりに
ひとみを追っかけて来たと言う訳だった。
- 95 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/23(火) 22:44
真希と梨華も一緒に入って来た事に驚くひとみ。
「なんで来るんだよ!」
「だって後藤さんが…」
梨華は渋々来たと言う事を強調するように言った。― これじゃぁ矢口さんに話せないじゃんか。「梨華ちゃんが、なかなか昨日の事話さないからさ〜。真相をよっすぃ〜に
聞こうと思ってね?」
「真相って、なんだよ。それより・・・」
真希の腕を取ると、隅にいき小声で話す。
「学校では言うなって言ったじゃん」
「どうせいつかバレるんなら、早い方がいいでしょ?」
真希は、梨華との仲がバレると思っているらしい。
まぁバレると思ってるけど、自分だって。「じゃぁ〜まぁた来週〜〜〜!」
矢口の放送が終わる。
「なんか、随分と人が増えてるね」
「矢口さん、話なんですけど今度またにしてくれません?」
ひとみが、こそっと話す。
「うん、いいけど・・・」「あのー・・・」
そこへ黙っていた梨華が口を開く。
「前から聞こうと思ってたんですけど、矢口さんは、ひとみとどういったご関係ですか?」
「どういったって?」
矢口がポカンと口を開けている。わ、私、なんかヘンな質問したかな・・・。
前の学校でも時々的はずれな事言って、ひかせてしまう事は多々あったけれど。
矢口の反応を見て不安になる梨華だった。「梨華ちゃん知らないの?」
真希が、あははっと笑う。
どうも、梨華は、真希が苦手だった。別にどこが、どうと言われても困るのだが
なんか小バカにされてる感が否めないのだ。
- 96 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/23(火) 22:46
「よっすぃ〜と矢口さんはね・・・」
「あ〜〜〜言わなくていいって!」
慌ててひとみが真希を制した。しかし矢口がポツリと
「セックスフレンドだけど???」
と言ってしまったから、さぁ大変。「なんですと!!!!!!!」
勿論、いくら世間知らずの梨華でも、その言葉の意味ぐらい分かる。
(ひとみと矢口さんが????)
あぁぁぁ急に目眩が・・・。「矢口さん!せめてオブラートに包むような言い方して下さいよ!!」
つい、ひとみは口調を強めて言ってしまう。
「何ムキになってんだよ〜。よっすぃー。まさか、梨華ちゃんにマジ惚れしてんの?」
矢口にキャハハと笑われて、返す言葉もないひとみだった。
「そうじゃないですけど〜〜〜!」「ひとみは愛のない、えっちが出来る人なんだ。キスだって簡単に出来ちゃう人なんだ」
涙目で梨華が訴えてくる。― あぁついに来たよ。梨華の訴えが・・・「何言い出すんだよ〜!」
ひとみは狼狽する。
― まさか、昨日の事をペラペラとここで喋ったりしないよな。梨華?
- 97 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/23(火) 22:46
ひとみの想像は悪い方に当たってしまって、梨華はお約束通り、喋り出す。「昨日の夜の事は、やっぱり遊びだったの?ねぇ?ひとみ答えてよ!」
「ここで言うなよ!」
「あんなに優しくキスされて舞い上がった私がバカだったわけ〜?」
「梨華!そんなバカな女が言うようなセリフ言うんじゃねーよ!」
「バカな女ってなによ〜〜〜!どうせ私はバカですよ!!(怒)」
「なんで信じないんだよ!一番好きなのは梨華なのに!…あ゛・・・」
慌てて口を押さえたひとみだったが、既に遅かった。「や〜よっすぃ〜言っちゃったね!おめでと!」
真希が拍手をする。「なっ何がおめでとうなんだよっ!くそったれ!(怒)」― こんな痴話喧嘩の最中に言った言葉で、梨華が信じるハズが・・・あれ?見れば、梨華は嬉涙なのか、目を潤ませていた。
「本当に???今の言葉信じていいの?」― そんな急に素直に言われても困るんだけど・・・「いいって言ってんだろ?しつけーよ!」
つい乱暴口調で言ってしまう。
「言葉遣い気をつけてよ!それだけは直してね、お願いだから」
なんだか梨華と会話してると、テンポがずれていて調子が狂ってしまう。「なんだ、そういうコトだったんだ。だから矢口は、もう用ナシってコトだね
よっすぃ〜?」
「ぃゃ、そういう訳じゃないですよ・・・」
ひとみは、梨華に、一番好きと言ってしまった事の方に動揺していた。
「取りあえず、これで失礼します」
そう言うと、梨華の手を引っ張って放送室を出ていった。
- 98 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/10/23(火) 22:51
- オフシーンですけど、更新。
次は、ちょこっと、また…。>92
もどかしかったら、スマソ。なんか学園物の、いしよしは
最後まで行かせなくない気持ちがどこかにあって(w。
>93
ありがとうございます〜。これからも、モターリします。
- 99 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/24(水) 01:56
- 最高だ。興奮しすぎで心臓がバクバク鳴ってる。死んじゃうかも…
- 100 名前: じゃない 投稿日: 2001/10/24(水) 02:06
- |.∀´)チラッ今どれも書いてて楽しいでしょ。なんかわかるぞ。がんがれ。
- 101 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/24(水) 19:37
-7-ひとみに連れられて梨華は、昨日と同じ体育館の倉庫の中にいた。「午後の授業始まっちゃうよ」
梨華は時計を気にしている。こういう所は真面目だ。
「梨華もさ、一緒に、このまま私と居ない?」
ダメもとで、梨華に言ってみる。
「ダメに決まってるじゃん。ちゃんと授業には出なきゃ」
「やっぱりね・・・」
ひとみは肩を竦めた。「・・・さっきの言葉だけど・・・ホント?」
梨華が、ひとみの目を探るようにして見つめる。
「あぁ・・・」
ひとみは、そっぽを向いて答えた。
- 102 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/24(水) 19:38
こういう雰囲気に弱いひとみは、話題を変えようとするが。「すっごく嬉しかった」
そう言って、ひとみにしがみついてくる。
「ひとみの言葉信じるよ・・・」
「梨華・・・」梨華の匂いが、ほのかに漂ってひとみの鼻をくすぐる。「矢口さんとは別れる話するつもりだったんだ。もう、あんな事しないから」
梨華の髪の毛を優しく撫でて抱きしめる。
「・・・うん」
「今日さ、一緒に帰らないか?」
「ホントに?」
梨華の嬉しそうな顔。ひとみも微笑む。「梨華……」
ひとみは、梨華の顔を上げさせて、顔を近づけようとした。しかし・・・梨華は腕時計を見ると
「あ゛!もう始まっちゃうじゃない!行かなきゃ!!」
慌てて、ひとみから離れると
「ひとみも、ちゃんと授業出るんだよ!サボっちゃダメだよ!」
そう言って、バイバイのポーズを取って駈けだしていってしまう。
- 103 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/24(水) 19:39
「ったく・・・」
ひとみは、暫く梨華の後ろ姿を眺めていたが、急に梨華が踵を返して
ひとみの元に戻って来た。そして、ひとみの肩にそっと手を置いて、少し背伸びをすると
「忘れ物・・・」
と言って、ひとみのくちびるに、自分のくちびるを、そっと重ねた。
「じゃ、あとでね!」
そう言って軽やかに、駈けていく。「くっ。梨華のヤツ、いつの間に、そんな小技を・・・」
ひとみは柄にもなく照れると、頬を緩ませた。
- 104 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/10/24(水) 19:46
- 調子に乗って更新(w。っつーかメイン小説放棄してるじゃん(爆)。
あぁ、なんだか、ここの梨華がたまらなく可愛い。って自分で言ってる。>99
嬉しいです〜〜〜。自分でも書いてて顔がニヤけた(爆)。病気。
>100 じゃないsama
100ゲットおめでとうございます。non-no買って来てにやけた(w。
>今どれも書いてて楽しいでしょ。なんかわかるぞ。がんがれ。
その時期は、ちょっと前にありました。メイン小説の2部が終わる間近あたり。
で、一時期その力が尽きてしまって…。今は、また回復しつつあります。
は〜い。頑張ります。読み手にも楽しさが伝わってたら嬉しいです!
- 105 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/24(水) 22:24
- ほんとカワイイっすね〜ここの梨華ちゃん(w
作者さんがんばってください。
- 106 名前: 一読者 投稿日: 2001/10/25(木) 02:20
- いいよ、これいいよ。頑張って書いていってください。
- 107 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/26(金) 22:41
-8-ひとみがニヤけながら、教室に戻ろうとすると真希に捕まった。
「やっぱり、ここにいたんだ」
「な、なんだよ」
ひとみは、いつものポーカーフェイスに戻っていた。
「今、梨華ちゃんが出て来るのが見えたから、ここだと思って来たんだ」
「あっそ・・・」
そのまま真希を無視して素通りする。
「どこ行くの?」「授業に戻る」
「え?」
真希はビックリしたように、ひとみに駆け寄った。
「別に驚く事ないだろ」
「当然ふけるんだと思ったよ。どっか遊びに行こうよ」
「一人で行けば?」
ひとみの素っ気ない態度にムっとした真希はひとみの腕を掴んだ。
- 108 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/26(金) 22:42
「そんなに梨華ちゃんがいいんだ」
ひとみは真希をチラっと見た。
「ごっちんには関係ないじゃん」
「やっぱりさっきのって、本当だったんだね」
「何が?」
ひとみは、かったるそうに答えた。
「梨華ちゃんが一番好きってコト・・」
「・・・そうだよ。そんなのごっちんは、最初から気付いてたんだろ?
何を今更言ってんの?」いつもなら、本当だとしても、冗談めかしてごまかすクセに今日は最初から
認めるような事を言われて、真希は少々面食らった。「そうだけど・・・」ひとみはニヤっと笑うと
「もしかして嫉妬してんの?」
「なっ・・・」
真希は口ごもる。しかし、ひとみはすぐに否定する。
「…な訳ないか。私がごっちんに迫っても、ことごとく拒絶されたもんな。
じゃぁ相手にされないのが悔しいんだ」
「違うわよっ!誰がよっすぃ〜なんかに!!」
真希は言いたい放題言われて、思わず怒鳴ってしまった。
- 109 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/26(金) 22:44
「ゴメン」
ひとみはさすがに言い過ぎたと感じたのか、すぐ謝った。
「でも、ごっちんには関係ないじゃん。私が誰と付き合おうと」
「ダメ。梨華ちゃんはダメ」
「なんで?」
「だって、梨華ちゃんは義理でもよっすぃ〜の姉なんだよ?」
「だから?」
「昨日だって言ったじゃん。近親相姦になるって」
「女同士なら別に子どもが出来る訳じゃないし、いいじゃん」
「良くない!」
「・・・さっきから何ムキになってんの?ごっちん・・・」
「ムキになってなんか・・・」――確かによっすぃ〜が言うように、おかしい。何言ってるんだろう。
私は何をイライラしてるんだろう・・・。この時の真希は、まだ自分の気持ちに気付いていなかった。「まぁいいや。私は戻るからさ〜、ごっちんは好きにしなよ」
そう言って片手をヒラヒラさせて、ひとみは戻って行く。
真希も一人なら、つまらないと思い、ひとみと一緒に戻って行った。
- 110 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/26(金) 22:45
一方、梨華は・・・
ひとみと一緒に帰れる事を非常に喜んでいた。
一緒に帰った事など、今まで一度もなかったのだ。それも、ひとみから
誘ってくれた。それが梨華には一番嬉しかった。――ひとみ・・・。大好き♪早く終わらないかなぁ…まさに梨華にとっては、この時が幸せのひとときだった。
- 111 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/10/26(金) 22:52
- 横恋慕役に後藤を抜擢しました(w。邪魔者が入った方が面白いかなと。
>105
ここの梨華ちゃんは書いてて楽しいです。はぃ。がんがります!
>106
どうもです。いしよしの幸せが続くよう願って下さい(w。
- 112 名前: じゃない 投稿日: 2001/10/26(金) 23:50
- |.∀´)チラッナイス邪魔者。
- 113 名前: 名無しヨシコ 投稿日: 2001/10/27(土) 16:15
- じゃないさん、逝ってらっしゃいまし〜ん!
更新しとくか。
- 114 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/27(土) 16:15
-9-授業が終わり、やっと放課後。
すぐに帰ろうと思い、カバンに教科書を入れていたところへ真希に呼ばれた。「梨華ちゃぁ〜ん!」――なんで、後藤さんが???明らかにガッカリした表情で梨華に見られて、真希は苦笑いしながら
教室に入って来た。「そんなガッカリした顔しなくたって、いいじゃん。よっすぃ〜じゃなくて悪かったね」
「・・・そんなコトないけど」
(ホントに、そうだよ後藤さん!)
「よっすぃ〜なら、まだ教室にいると思うけど」
「何の用ですか?」
教室を出て、下駄箱へと向かいながら、梨華はつっけんどんに言う。「そんな敬語使わないでよ。私の方が梨華ちゃんより年下なのに」
「・・・でも」
「それに"後藤さん"って言うのもよしてよ。ごっちんでいいんだからさ」
「"ごっちん"って言いにくいし。・・・じゃぁ"真希ちゃん"でいい?」
「うん。いいよ!」
真希は嬉しそうに言ったが、梨華に取っては、どうでもいい問題だったので
真希が顔を赤らめたのにも気づかなかった。
「真希ちゃん、さっきから何でついてくるの?」
「だって帰り道、一緒じゃん」
「そうだけど・・・」
真希の家は、ひとみの家の近所である。当然帰る時は同じ方向になる訳だが。
「今まで、一度も一緒に帰ったコトないでしょ?それがなんで今日に限って」まさか、一緒に帰るって言うのは、真希も一緒と言う意味なのだろうか?
『二人っきり』と言う訳ではないのか?完全に自分の早とちりなのだろうか?
- 115 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/27(土) 16:17
下駄箱につくと、ひとみが既に待っていた。
「あれ?よっすぃ〜・・・」
真希が先にひとみに気づくと声をかけた。
「なんで、ごっちんが…」
まさか、真希と一緒に来るとは思わなかったひとみは不審の声を出した。
「あ、そういうコトか」
「何がよ・・・」
「梨華ちゃんも煙たがってたし、二人で一緒に帰ろうとしてたんだ」
真希は納得したと言う顔をして、わざと口に出して言う。「大体、真希ちゃん、なんで私んとこに来たの?」――真希ちゃん?いつの間に呼び方が・・・「何となくねー・・・女の勘ってヤツかな?」
「何ソレ。真希ちゃんって、なんか邪魔するタイプだよね」
「随分とハッキリ言うね、梨華ちゃん」二人の会話を聞きながら、いつの間に梨華は真希とうち解けたのだろう?と思っていた。
完全に自分を放置されながら、ひとみは、昼間真希の事を思い出していた。―まさか、ごっちんは梨華のコト・・・。まさかね・・・。急に梨華にひとみは腕を取られると、真希に「さよなら!」と言って
真希を残して歩き始める。
- 116 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/27(土) 16:18
「真希ちゃんって私達の邪魔ばっかりするんだから!(怒)」
「その割には、結構楽しんでる風に見えたけどな」
梨華はひとみの腕をとくと、並んで歩き出した。
「ちょっと苦手だったんだけど、真希ちゃんのコト。でも誤解だったみたい。
話すと結構面白いね。ひとみの友達だし、むげにも出来ないじゃん」
ひとみは、何故急に"後藤さん"から"真希ちゃん"に言い方を変えたのか気になったが
敢えて聞かなかった。聞いたら、なんだか凄く気にしてるみたいだ。
実際、気になってるけど。少し歩いて、梨華が恥ずかしそうに言う。
「ねぇ。手繋いで歩いてもいい?」
「え?」
「やっぱりダメかな」
「んな恥ずかしいコト出来るかよ」
ひとみは梨華を置いてズンズンと先に歩いて行ってしまう。
―何言い出すかと思ったら・・・。「だって夢だったんだもん。好きな人が出来たら、一緒に手を繋いで歩くの」
「梨華の夢は小さすぎだっつーの!」
「ひとみは憧れない?そういうのって・・・」
「そんな柄じゃないだろー。何言わすんだよ」
「・・・」
ひとみは足を緩めると、後ろを振り返った。梨華は俯いている。「ったく、しょうがねぇなぁ・・・」
ひとみは梨華の手を引いて、歩き出した。
これで、また明日の朝は大騒ぎにでもなってるハズだ。どうにでもなれだよ、ったく。(嬉しいな。なんだかんだで、ひとみは私の言ったコトはしてくれるんだもん♪)梨華は嬉しそうに、ひとみの手を握った。「くっつきすぎだぞ」
「そんなコトないもん」
「ちぇっ、勝手にしろよ・・・」
ひとみは俯きながら、早く家に着く事を願っていた。
- 117 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/28(日) 10:46
- モエー
- 118 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/28(日) 14:28
- 萌え×2
- 119 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/28(日) 15:00
-10-家に着いて玄関を閉めるなり、梨華は急に抱き付いて来た。
ひとみはバランスを崩して、そのまま倒れ込む。「いってぇ〜!」「きゃ〜〜ぁ〜!」
ひとみを下にして梨華はその上にかぶさった。「早くおりろよ・・・」
幾ら梨華が軽くても、重いものは重い。
「ゴメンね」
梨華は手を床に着くと、そのままひとみを見つめた。
「な、なに?」
「キスしていい?」
「?」
今の状態では、梨華の方が優位に立っている。そのまま梨華はひとみに顔を近づけた。
昼間も不意打ちで、梨華からキスをされているひとみは、わざとくちびるから逸らすように
顔を動かしたのだが、簡単に梨華にくちびるを奪われてしまった。
「・・・んっ」
「カワイイ、ひとみ…」
「梨華!」
照れもあって、ひとみは叫ぶが、梨華に抱きしめられてしまう。
- 120 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/28(日) 15:01
―こ、こんな玄関の前で。誰か来たらどうすんだよ、ったく・・・。
でも、イヤじゃないな。この状態・・・。さすがのひとみも、玄関前で、いちゃいちゃした事はなかった。
それにしても、帰ってくるなり、抱き付くとは梨華は相当なせっかちなのではないか?「しばらく、こうしてていい?」
「・・・あぁ」
床で身体が痛くて、早く起きあがりたいのだが、梨華が幸せそうにしているので
ひとみは、しばらくこのままでいた。― 私って、いつからこんなに甘くなったんだろう?前は、相手の言い分はそんなに
聞いてあげる事はなかったのに。多分、それは梨華だから許される事・・・。「・・・もぅ、いいかな?身体痛いんだけど…」
梨華はハっとすると、身体を起こした。
「ゴメンね・・」
「そのまま、梨華が眠ってしまいそうだったし・・・」
「眠らないよっ!まだ夕方じゃん!」
「まぁ、そう怒るなって。じゃぁしようか?梨華・・・」
耳元でひとみが囁くと、途端に梨華は俯いた。
「梨華?」
梨華を抱きしめると、梨華は真っ赤になる。
「なんだよー。さっきは自分からキスしたくせに」― 梨華のこういうとこが、好きなんだけどね。
- 121 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/28(日) 15:02
「やっぱりダメだよ!」
「なにが?」
「心の準備がね。出来てない・・・」
「梨華、黙ってついてこい!」
ひとみは立ち上がると、そのまま梨華を抱きかかえて階段を上っていく。
自分の部屋を足で無造作に開けると、梨華をそのままベッドへ降ろした。
手をグーの状態で握ったまま、目をつぶっている。
「なに、そんなにかまえてんの?普通にしてればいいのに」
梨華は恐る恐る目を開ける。
「だって、ひとみ乱暴に・・・」
「ハードな方がいい?」
「そういうんじゃないよっ」
梨華は、おずおずと手を下におろした。ひとみはキスをしながら、梨華の制服を巧みに脱がしていく。
あっと言う間に、リボンをほどき、シャツのボタンを外していく。― い、いいのかな。本当にいいのかな。いつもだと、この辺りで邪魔が入るのに・・・あまりに事が進みすぎるので、逆にひとみは不安になった。おかしなものだ。
まるで邪魔が入るのを期待しているみたいだった。いつの間にか、梨華の方から舌を絡めていて、それでひとみはハッとした。
短期間で、梨華も随分とキスがうまくなったものだ。
取りあえず、第一段階は合格だな。梨華。って何を言ってるんだ私は。
えっちの最中でも、冷静に見ている自分が時々イヤになる。
- 122 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/28(日) 15:03
― そろそろ行きますか。ひとみの白い手が、すっとシャツを滑らせて、梨華のブラのホックを外した。
梨華は、ビクっとなって、くちびるを離した。
少し不安そうな顔でひとみを見つめる。「大丈夫だから。任せてよ。梨華は身体を預けてくれればいい」
梨華はそっと目を閉じた。
再び、梨華にキスをすると、今度はひとみが舌を忍ばせる。
そして、ひとみの手は梨華の胸にスライドさせる。
「ぁんっ」
梨華の身体は凄く敏感になっているのか、ちょっと触っただけでも過剰に反応した。
「や、やっぱり恐いよ、ひとみぃ…」
ここまで来て、待った!もないもんだ。
しかし、運命の女神は、梨華に軍配が上がる。
- 123 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/28(日) 15:05
―ピンポーン♪―
ひとみは、無視をして、そのまま続けようとしたが、あまりにしつこく鳴らされるので
ひとみも諦めて、下へ降りていった。一人残された梨華は、少し呼吸が荒くなっていた。
(や、やっぱり、まだ恐いよぉ。いくら相手がひとみでも、やっぱり、まだ……)ひとみは乱暴に玄関のドアを開けた。
「やっぱり、お前かよっ!」
不快な声を出して、真希を招き入れる。
「だって、携帯切ってたしぃ〜!絶対、よっすぃ〜は、梨華ちゃんと・・・
って思ったからさ、つい来ちゃったよ。邪魔しに」声の主が、真希だと知った途端、梨華は慌てて制服を直し始めた。「ほんと、ごっちんはタイミング良いって言うか、なんつーか絶妙だよな(怒)」
「誉めてくれてありがと♪あはっ」
「誉めてねーよ!」二人は話ながら2階へ上がってくる。梨華は自分の部屋に戻ろうとしたが・・・。「梨華ちゃん!」
嬉しそうに声をかける真希に、梨華は曖昧に返事をした。
「真希ちゃん・・・」さっきまで自分のしてた行為を考えると、梨華は急に恥ずかしくなる。
― 嗚呼、私って・・・。
それに真希が想像してた事をしてたとなると余計に恥ずかしい。「今日はさ、よっすぃ〜じゃなくて梨華ちゃんに会いに来たんだ」
「へ?」
不思議そうに真希を見つめる梨華。
そして、ひとみは"やっぱり"と言った顔をしたのだった。
- 124 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/10/28(日) 15:12
- また寸止めか(w。
ことごとく邪魔するキャラの後藤が実は楽しかったり。
あんまりシリアスな三角関係にはしたくないので、あっさりと軽めに
(行くんだろうか?)。なんか長編になりそうな予感。>117-118
萌え〜ですか(w。嬉しいです。
レスが付くと嬉しいので、励みになるので、またお願いします。
レス2個ついたら、ストックあったら出す方向ですし。(書き溜めてたら)
- 125 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/28(日) 15:46
- ヤバイです。。。。心臓がバクバクいってる…。
甘甘に慣れていくよっすぃ〜カワイイ。
少しずつしか進まないのが面白い。進んで欲しい気持ちもありますがあまり重い△にならないで欲しいな。
- 126 名前: 118 投稿日: 2001/10/28(日) 23:42
- 萌え萌えです!!(w
でもさらなるいしよしキボンヌ
- 127 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/29(月) 01:52
- 更なる進展に期待
- 128 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/29(月) 20:11
-11-「梨華ちゃん借りるね」
そう言って真希は、梨華の腕を掴むと、梨華の意思を無視して
階段をおりていく。"勝手にしろよ"とでも言いたげな冷めた目で
ひとみは2人を見送っていた。家を出て、近くの公園のブランコに腰をおろす。
「私、真希ちゃんに用ないんだけど」
中途半端に家を出て来た事、そして、ひとみの視線が気になった梨華は
早く家に戻りたかった。
「そんな冷たくしないでよ」
「話ってなに?」
梨華も仕方なく、隣のブランコに腰をおろした。
「私、梨華ちゃんのコトはさぁー、最初よっすぃ〜んとこに来た
面白いコってことでしか見てなかったんだ」――私の印象って、そんなのばっかり・・・。
梨華は小さく足を蹴って、ブランコをこぎ出す。
ブランコなんて、何年振りだろう・・・。
- 129 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/29(月) 20:12
「よっすぃ〜今回はさ、梨華ちゃんのコト、本気で好きみたいなんだよね。
今までは遊びで、長続きしてなかったけど・・・。なんかソレ見てたら
どうも面白くなくてさ」梨華は真希の言ってる意味が良く分からなかった。「梨華ちゃんだから面白くないのか、よっすぃ〜が本気だから面白くないのか。
自分でも良く分からなかったんだけど・・・。梨華ちゃんが私のコト
"真希ちゃん"って呼んでくれたじゃん。それが、なんかねー超嬉しかったんだ。
でさ、よっすぃ〜と梨華ちゃんが一緒にいるとことか、キスしたりしてんのかな
ーって思ったら、ムカつく自分に気付いたの」キス・・・。梨華はさっきの事思い出したら急に顔が赤くなった。
(やっぱり、真希ちゃん想像してるんだ。恥ずかしいナ・・・)
- 130 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/29(月) 20:13
「私、梨華ちゃんのコト、好きみたい」
「うん...。・・・え?」
軽く頷いて、梨華は思わず聞き返した。
「い、今、何て言ったの?」
「梨華ちゃんのコトが好き」
梨華はマジマジと真希を見つめた。
―また、からかってる・・・。冗談でしょ?
そう言おうとした梨華だったが、真希の真剣な眼差しで、それが
冗談ではない事ぐらい、いくら鈍感な梨華でも安易に察する事が出来た。「でも、私が好きなのは…」
「知ってるよ。梨華ちゃんが好きなのは、よっすぃ〜でしょ」
「だったら・・・」
「自分の気持ちに気付いちゃったんだもん。だから言っちゃう。
梨華ちゃんが好きだよ」梨華は戸惑った。こういう時は、どうしたらよいのか分からなかったのだ。
今まで告白された事だってないのに。それも女の子から・・・。「1%でも望みがあれば私は頑張れるから。だから・・・梨華ちゃんには
悪いけど、これからも、よっすぃ〜との仲を邪魔しちゃうね」――随分と明るく言ってるけど、それって、かなり強引じゃない?
- 131 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/29(月) 20:14
「ダメ!私はひとみしか好きじゃないんだから、だから迷惑だよ」
「私のコト、キライ?」
「・・・嫌いとか好きとか、まだ分かんないよ」
「だったら可能性はない訳じゃないよね?私、頑張る!」――頑張られても・・・「久しぶりなんだ。こんな気持ち。好きになると一直線だから、
前もそれでダメになっちゃったけど。でも、梨華ちゃんが大好きなのは変わらないから」さっきから『好き、好き』ってどうして何回も言えるんだろう?
だからって決してソレが軽々しいモノにも聞こえない。いつの間にか、真希は梨華の後ろにいて、後ろから抱き締められた。
「ま、真希ちゃん...」
梨華の髪の毛に顔を埋めながら
「梨華ちゃんの髪っていい香りがするね…」
「そ、そんなコトないよ…。離してよ、真希ちゃん」
(やだぁ、ドキドキしてきちゃった。なんでだよぅ…)
身体が緊張で固くなるのが分かる。
「梨華ちゃん可愛い」
真希の顔が段々と頬へとスライドしていく。
梨華は、ブランコの鎖に手をギュッと強く握りしめていた。
- 132 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/29(月) 20:15
(あ・・・!)
そう思った時は、梨華のくちびるは、真希のくちびるで塞がれていた。
すぐに、真希のくちびるは離れたが、梨華の頬はみるみる赤く染まっていく。(・・・キ、キスされちゃった…………)「あはっ♪嬉しい。梨華ちゃんのくちびるって凄く柔らかいね。
って言うか女の子のってそうなのかな?」悪びれた様子もなく、真希は心底嬉しそうな顔をしている。
それを見ていたら、梨華も怒るに怒れなかった。それに回避しようとすれば
出来ない事もなかったのに、そのままされるがままになっていた。
梨華は慌てて立ち上がると「わ、私帰るね」と言って、真希の顔も見ずに
、梨華はそのまま走って行った。「梨華ちゃん…。後藤マジで好きになりそうだよ…」
くちびるに手をあてながら、先ほどの梨華の感触を思い出して
真希は微笑んでいた。
- 133 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/10/29(月) 20:18
すみません。いしごまテイストになっちゃいました。
ここは、いしよしだったのに・・・。邪魔もほどほどに(w。>125
ヨシコが後藤に嫉妬して暴れなければいいんですがぁ。
>あまり重い△にならないで欲しいな。
重くしません。多分・・・。多分ね。
>126
>127
はい。なんとか最後まで逝かせてあげたいっす。
- 134 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/29(月) 21:16
- いやいや調味料としてはありですよ、
いしごまテイストも(w
そしてまたいしよしを待つ…
- 135 名前: 応援だーん 投稿日: 応援だーん
- 応援だーん
- 136 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/30(火) 19:20
- よっすぃ〜以外に梨華ちゃんの心を鷲掴みにできる人はいません!!ってことで
毎日毎日楽しみにしてますよ〜。
- 137 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/30(火) 21:05
-12-梨華が玄関を開けると、そこにはもたれて待っているひとみがいた。
まさか、玄関にいるとは思わなかった梨華は驚いてしまう。「ひとみ・・・」
「遅かったじゃん・・・。ヤケに顔が赤いね」慌てて梨華は頬を押さえた。「走って帰って来たから・・・」
(まだ顔赤いのかな・・・。ひとみにバレたら…)「ごっちんに何かされた?」
「な、何かって??」
「何かっつーか、告られたろ?」
「え゛」梨華の顔を見れば一発だった。
- 138 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/30(火) 21:06
「固まってんじゃねぇよ。好き好きって言われて嬉しかった?」
意地悪く言うひとみに、梨華は泣きそうになる。ひとみの言う事は当たっている。まるで見てたみたいに・・・。「嬉しくなんか、ないよ・・・。ただビックリしただけ」ひとみはふっと笑うと
「やっぱ告られたんじゃん。ごっちんの様子おかしかったし。
そんなとこだろうと思ったよ」
「あ゛・・・」
(思いっきり認めてるじゃん。私。相変わらずバカだな)「ごっちんは好きになるとストレートだからな。押しまくるんだよ。
梨華、流されそうで心配だよ」
そう言いながら、既に梨華はひとみの腕の中にいた。――梨華だけは、ごっちんになんか絶対渡さない。
さっきは思い切り邪魔しやがって・・・。流されそうって…。もう雰囲気に飲まれてキスされたなんて
ひとみには口が裂けても言えなかった。
これは「秘密」にしなくては。真希との秘密・・・。
- 139 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/30(火) 21:06
「梨華…」
顔を上げさせると、ひとみは梨華のくちびるを貪るようにキスをし始めた。
いつもと違う激しいキスに、梨華は戸惑いを隠せない。
(今日のひとみって・・・激しすぎる・・・)
先ほどの真希とのキスの記憶は、とっくに梨華の頭からは抜け落ちていた。
(ひとみ…‥ひとみぃぃ〜〜〜!!!!!!)
梨華はひとみの背中に手を回すと、ひとみに応えるように自分からも舌を絡ませ始めていた。(あぁ〜ん、息出来ないよぅ・・・ハァ…)
ひとみは、いつまで経ってもくちびるを離してくれそうになかった。
そして、ひとみの手は、そのまま服を脱がしにかかっていた。
しかし、ひとみは急に手の動きをやめて、梨華から離れた。「ゴメン」
「ひとみ?」
不思議そうに見上げる梨華に、ひとみは「出かけてくる」と言って
そのまま出て行った。――くそっ。何やってんだ私は。
嫉妬のあまり、思わず梨華を抱き締めてしまったが。
――嫉妬・・・。この私が・・・。そのまま、ひとみは矢口の家へと向かった。
- 140 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/30(火) 21:07
- 急に出て行ったひとみに梨華は不安を覚えた。
(私、ひとみに何か悪い事したかな・・・)
カバンを持って自分の部屋に行こうとしたところで家の電話が鳴った。
「もしもし」
- 141 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/30(火) 21:07
「珍しいじゃん。よっすぃ〜の方からウチに来るなんて。
あの事だったら気にしないでよ」
矢口は実際、昼間の事は気にしていないようだった。
「矢口さん」
ひとみは、矢口をそのまま押し倒した。
- 142 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/30(火) 21:07
【あっ梨華ちゃん?】
真希は梨華が出た事でホッとした声を出した。
「真希ちゃん…」
真希の声を聞いて、再び公園での出来事が甦る。
(私、真希ちゃんに告白されたんだった)
【さっき言い忘れたんだけど…明日から朝一緒に行かない?】
「う、うん」
断る理由も特にないので、梨華は頷いた。
【ヤッタ!超嬉しいよ梨華ちゃん。じゃぁ明日から宜しくね】
「うん…」
梨華の声は沈みがちだった。
【梨華ちゃん元気ないじゃん。どうしたの?】
「元気あるよ」
(変な日本語・・・)
【近くによっすぃ〜いるの?】
「うぅん。今は一人だよ」
【今からそっち行こうか?】
「来なくていいよ。さよなら」
梨華は一方的に電話を切った。
(真希ちゃんに優しくされても困っちゃうよ・・・)
梨華は受話器を置くと溜息をついた。
- 143 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/30(火) 21:08
- 「よっすぃ〜どうしたの?急に…。何かあった?」
矢口は息を弾ませながら、隣りにいるひとみを見つめていた。
矢口のベッドでひとみは裸のまま、天井を見上げていた。
「…最後に、矢口さん抱いておきたかった…」
「ウソ。よっすぃ〜から誘って来る事って過去に一度もなかったよ。
絶対何かあったんでしょ。矢口に隠しておく事ないじゃん。
言っちゃいなよ」
「…ホントになんでもないんです」
「梨華ちゃんと何かあった?」
「……梨華は関係ないです」
(・・・なくもないか)
「後藤?」
「・・・」「面倒な事に首突っ込みたくないけど、あんまり深刻になるなよー。
寂しくなったら、いつでも矢口の元においで。相手してあげるから」
そう言って矢口は笑った。
何故か矢口の笑顔を見てひとみはホッとする。
「すみません。矢口さんには、もう迷惑かけませんので」
「よっすぃ〜、まだ梨華ちゃんの事抱いてないんだ?」
「・・・・・」
ひとみは黙っている。
「ふぅん。マジ惚れってヤツなんだ、ほんとに」
「何言ってんすか」
「珍しいじゃん。すぐ手を出す事で有名なよっすぃ〜が」
矢口は笑っている。
「失礼な。もう矢口さん以外の人とは寝てませんよ私」
「それって嬉しいんだか、哀しいんだか…だね。
よっすぃ〜・・・もう1回しとく?」
「え?」
「今のが最後だと思うと寂しいし、もう1回よっすぃ〜の事
愛したいんだ」
矢口はそう言いながら、ひとみの首筋に顔を埋めた。
- 144 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/10/30(火) 21:11
更新。次回は、また、いしごま で よしごまいし・・・。>134
やぱ、いしよしですよね。とかいって、吉は知とやってるし(w。
>135
>応援だーん
これって、どうやって出すんだろう?なにげにagaってるし。
>136
やぱーり、いしよしなんですけど、どうも私が描く後藤は
積極的すぎになってしまうぅ。
毎日ですか。毎日更新は、ちょっと無理っぽいっすけど
なるべく更新するようにします。明日は更新します!もう出来てるから(w。
- 145 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/30(火) 21:16
- 「応援だーん」は2chでいう「あぼ〜ん」と同じだそうです。 激しくキスするよっすぃ〜ステキ!!
それにしても…いしよし甘甘を願っていながら
よっすぃ〜の浮気に萌えてしまった。。。。
- 146 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/30(火) 21:50
- よっすぃ〜・・・萌え!!
早く梨華ちゃんと・・・!!
ごま手を出さないで!!梨華ちゃんはよっすぃ〜のものだYO!!
- 147 名前: じゃない 投稿日: 2001/10/31(水) 01:14
- |.∀´)チラッ「応援だーん」は、145たん指摘の通り、レスを削除した跡です。
「全くここには需要無いって何度も言ってんだろ」なアダルトサイトが直リンされてたので
削除しときました。さて感想。んあー吉澤なーにやってんだよまったくよー。以上。
- 148 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/31(水) 01:35
- 押し倒して無理やり・・・
ってなぐらいワイルドになっても誰も怒らんぞ吉澤!
お前になら梨華をやろうじゃないか!
- 149 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/31(水) 22:36
-13-玄関のインターホンが鳴る。
慌てて梨華は降りていって、ドアを開けた。「心配だから来ちゃった」
「真希ちゃん・・・」
「…まだ、よっすぃ〜帰って来てないんだ」
「うん。さっきはゴメンなさい」
さっきガチャ切りした事を思い出した梨華は、申し訳ない気持ちになった。
「梨華ちゃん、全然気にしてないから!」
(やっぱり気にしてくれてたんだ、梨華ちゃん。嬉しい)
- 150 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/31(水) 22:37
「うわっ。梨華ちゃんってピンク好きなんだね」
梨華の部屋に通された真希は、一面ピンクづくしの部屋に少々引き気味に答えた。
「可愛いでしょ?」
(また、バカにされるかな)
しかし、意外にも真希の答えは
「梨華ちゃんだからピンクって似合うのかもね。私がピンクだったら
おかしいけどさぁ〜」
(え???真希ちゃん?)
黙っている梨華を見て真希は不思議な顔をした。
「どうしたの?梨華ちゃん」
「う、ううん。なんでもないよ。お茶いれてくるね」
「気遣わなくていいよ、梨華ちゃん」
真希に手を引かれ、梨華は心臓がドキンとした。
(も、もぅ私、真希ちゃん意識しすぎだよ、ホントに…)「梨華ちゃんが心配で様子見に来ただけだもん・・・」
そのまま真希に手を引っ張られ、梨華はベッドにストンと落ちた。
「心配って、なんでもないったら・・・」
いつの間にか、そのまま肩に手を回されていた。
(ひぃ〜〜。真希ちゃん手慣れてる・・・)
梨華は何故か焦り気味。
- 151 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/31(水) 22:38
「私、好きになると周りが見えなくなっちゃうんだ。
今、まさにその状態。梨華ちゃんの事想うと胸がキュンとしちゃうよ」
「あ、あ、あ、あのさ、真希ちゃん!」
この状況を打破したくて、梨華は話を変えた。
「なに?」
(そ、そんなに熱っぽく私を見ないでよ〜!)
「さっきの事・・・ひとみに言わないで欲しいんだ」
「さっきの事って???」
分かってるクセに、真希はわざと聞き返した。「キスした事・・・秘密にして欲しいの」
梨華は俯きながら小さな声で言った。
「二人だけの秘密?」
嬉しそうに真希は言うと、梨華を抱き寄せた。
「あ、あ、あの・・・」
「秘密かぁ。なんか嬉しいな。言わないからさ、その変わり・・・」
「その変わり?」
「もう一度、ちゃんとキスさせて?」
「えぇっえ〜〜〜!?だ、ダメだよ!」
顔を寄せてくる真希に、梨華は拒絶反応を示した。「どうして?」
「私、真希ちゃんの事、まだ好きじゃないもん」
「まだって事は可能性あるじゃん」
再び真希は顔を寄せてくる。耳に偶然真希の息がかかって梨華は
思わず声を出してしまった。
「あぁっ・・・」
(だめだよ、そこは・・・私の弱いとこ・・・)
めざとく真希は、梨華の弱い場所を発見して感嘆した。
「梨華ちゃん、ここ弱いの?」
「違うの!違います!!」
(あぁ。。。石川梨華貞操の危機ですぅ(泪))
- 152 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/31(水) 22:39
- はたから見たらジャレあってる風にしか見えない聞こえない光景に
いつ入ろうかとひとみは考えていたが、さすがに真希や梨華の行動に
ブチ切れそうになり、ひとみはノックもせずに、梨華の部屋のドアを開けた。「ちょっと!(怒)」
「ひとみ・・・」
梨華は一瞬安堵の顔を見せたが、この状況を考えたらすぐに青ざめた。
(ひとみにバレちゃった・・・)
「よっすぃ〜・・・丁度良いタイミングで入って来たね」
明らかに敵意むき出しの声で真希は言った。
「ごっちんには、いっっつも邪魔されてるからね」
「お互いサマじゃん」
「手出すの早すぎなんじゃないの?」
ひとみは真希を睨み付けた。
「よっすぃ〜だって、人の事言えないでしょ?今までどこ行ってたの?」
「どこだっていいじゃん」
ひとみは横を向く。
「・・・矢口さんとこでしょ」
「・・・」
「大体予想はつくよ。よっすぃ〜が取りそうな行動」
「うるせぇな。関係ないだろ」
「嫉妬してるんだ。よっすぃ〜」
痛いところをつかれて、ひとみは黙り込んだ。
- 153 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/31(水) 22:39
(嫉妬?ひとみが??)
梨華は一人ベッドの上で二人のやりとりを見守っていた。「梨華もなんだよ、嬉しそうにごっちんとさ・・・」
「う、嬉しそうにってなによぉ!」
話が梨華に振られると、梨華もひとみにやり返した。
「あぁっ!とか変な声出しやがって・・・」
「聞いてたの?ひとみって趣味悪い!」
「たまたま聞こえたんだよ!」
「ひとみだって、なによ!矢口さんと結局切れてなかったの?」
「それは・・・」
ひとみは途端に歯切れが悪くなる。「梨華ちゃん、タラシのよっすぃ〜は治ってなかったんだよ。
私と付き合った方がよっぽど良いって。それに・・・
梨華ちゃんとよっすぃ〜は、姉妹なんだからね?忘れてないよね?」―――姉妹・・・。あぁそうだった。私とひとみは姉妹なんだ。
- 154 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/10/31(水) 22:40
「モラルに反してるんだよ。よっすぃ〜は・・・」
「ふん。今更モラルもクソもあるもんか」
ひとみは言い返したが、梨華は逆に黙り込んだ。
「梨華ちゃんは真面目だから、その辺の事は考えてると思ったよ」
「・・・・・」
「好きになったら関係ないだろ。例え、それが姉妹であったとしても」
「じゃぁよっすぃ〜は近親相姦も不倫もOKなんだ」
「うっせぇなぁ〜。私が好きなのは梨華なんだよ!姉として見た事はないよ」姉らしい事をしたことってないけど、そうハッキリ言われても何だかショックだ。「もぅ2人とも出てってよ!」
梨華は急に声を荒げると、真希とひとみを部屋から出してしまった。「ごっちんがいきなり変な事持ち出すからだろ!」
「よっすぃ〜だって・・・」
部屋の外で2人の声が聞こえていた。梨華は、今まで深く考えた事がなかった。
元々・・・女の子同士の恋愛自体が禁じられたモノであると思ってたけど
そして更に、ひとみとは血が繋がっていなくても、姉妹である事を忘れていた。
― そう、私は吉澤梨華なんだ・・・。
- 155 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/10/31(水) 22:48
- 風邪ひいてしまいました。皆さんも気をつけて下さいね。
横アリまでには治さないと・・・。センター4列目だ。ハァハァ>145
「あぼーん」の意味でしたか。全然知らなかったです(恥)。
激しく唇奪って欲しいですな。これからも(w。
もっと石川に対して積極的になって欲しい吉澤。
後藤の方が積極的すぎる・・・。
>146
ゴマは手出すの早すぎ。なので吉澤は余計嫉妬してるらしいです。
>147 じゃないさん
削除ありがとうございました。最近名作も荒しが来てるんでイヤですな。
「吉澤、とっとと手を出さんかい!」と言ってやって下さい。
>148
激しい吉澤きぼんぬ。ですかー。
もう石川さん奪ってしまっても可でしょうか。
ただなぁ・・・そうすると話が終わってしまうんですけど。
- 156 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/10/31(水) 22:54
- 作者さん、お大事にヽ(´ー`)ノ
センター4列目いいなぁ・・・俺なんて(略)(゚Д゚)マズー吉澤に対して恋愛感情を抱いてしまっていいのか・・・
後藤の核心に迫るツッコミですね。
石川の心の葛藤が・・・(;´Д`)ハァハァ
- 157 名前: 一読者 投稿日: 2001/11/01(木) 02:19
- 連日の更新嬉しいっス。
- 158 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/11/01(木) 17:55
- >157激しく胴衣
- 159 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/01(木) 18:59
-14-梨華は机に座ってぼんやりと考えていた。
そこへノックされて真希が顔を出す。
「梨華ちゃん、帰るね。おやすみ〜♪」
「・・・」
梨華は振り返らなかった。
「とっとと帰れよ!二度と来るな!!」
ひとみは真希を邪魔者を返すみたいに言うと、梨華の部屋のドアをバタンと閉めた。そして真希が帰って、ひとみがノックをして入って来た。「梨華・・・」
「………」
「ごっちんの言ったコト気にしてんの?」
「だって・・・」
「2人の気持ちが大事なんじゃないのかよ」
「でも・・・ひとみ・・・。じゃぁなんで矢口さんと・・・」
梨華が振り返ると、梨華の目からは涙が溢れていた。
- 160 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/01(木) 18:59
「そこで矢口さん出すなよ」
「否定しないんだ・・・」
「梨華だって、ごっちんとしたんだろ!」
ひとみもカチンと来て、思わず気にしている事を言ってしまう。
「なっ何言うのよ!…真希ちゃんが言ったの?」
「アイツ手早いから・・・。さっき・・・」
勿論そんな事は言っていない。梨華に鎌を掛けたのだ。(真希ちゃんもお喋りなんだから。もぅ…)
「あ、あれは真希ちゃんが勝手にしたんだもん。不可抗力だよ…」
「…マジかよ。ホントにしたのかよ!」
恐れていた予想が見事に的中してしまい、吉澤の心は酷く荒れた。
その言葉に、梨華も気付く。
「騙したのね。酷いよ、ひとみ・・・」
「ヒドイのは、どっちなんだよ。なんでするんだよ!」
「ひとみだって人の事言えないでしょう?」
- 161 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/01(木) 19:01
「そんなにごっちんがいいのかよ!えぇ?ごっちんは「好き好き」って
素直に感情ぶつけてくるからな。私と違って」
「な、何言ってるの?ひとみ・・・。ひどいよ」
梨華は椅子から立ち上がると、哀しそうな目でひとみを見上げた。
「ゴメン。言い過ぎた」
ひとみは唇を噛みしめている。
(くそっ。こんな事言うつもりじゃなかったのに…)
嫉妬なんて、一番醜いものだとひとみは思っていた。
それなのに今自分が取ってる行為は、なんなんだ。
ヒドイのは自分の方だ。最低だ。梨華が何も言わずに抱きついてきた。
「私が好きなのは、ひとみだけだよ…」
潤んだ瞳で見上げる梨華に、ひとみは溜息をついた。
「分かってるよ・・・」
「分かってないよ。あと真希ちゃんと喧嘩しないで。
真希ちゃんはひとみの親友なんでしょう?仲悪いの見てるのイヤだよ」今更どうやって仲良くしろと言うのだ。真希は、もうライバルなのだから。
- 162 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/01(木) 19:02
「じゃぁ梨華もごっちんと付き合うなよ」
「付き合わない!付き合わなかったらひとみ元に戻ってくれる?」
「出来ないクセに簡単に言うなよ」
「どうしてよ・・・」
「梨華は断れないじゃん。ごっちん喜んでたしな。明日から朝一緒に行けるってさ」
「あ・・・」
忘れてた。そんな約束したんだった。
「手でも繋いで仲良く登校すればいいだろっ。じゃぁな」
ひとみは面白くなさそうに言うと、ドアをバタンと閉めて自分の部屋に戻っていった。――― ひどいよ、ひとみ。そんな言い方しなくたっていいじゃない。やっと少し先に進めそうだったのに、真希の思わぬ告白で、二人の仲は雲行きが
怪しくなってきてしまった。
- 163 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/01(木) 19:02
その日の夜。ひとみは眠れずに天井を眺めていた。
梨華と真希のキスを想像するだけで、ひとみは腹が立つのだった。
さっきだって自分が入り込まなかったら、またキスされて、その後も・・・。
そう考えると、真希に殺意すら覚えるのだった。そんな事を考えていると、ドアを小さくノックする音がした。
「・・・梨華?」
この家には梨華しかいないのだから、聞くまでもないのだが。
相変わらず両親は出張ばかりで家にはいない・・・。枕を持った梨華が部屋に入って来た。
「…眠れないから、一緒に寝てもいい?」
暗闇の中で、梨華はポツンと呟いた。明らかに眠そうな声なのだが。
「あぁ…」
ひとみは左へ身体をずらし、梨華がそのまま入って来た。
ひとみのベッドはセミダブルなので窮屈と言う事がない。
「ひとみに抱きついて寝てもいい?」
「えぇ??」
別段驚く事もないのに、ひとみは思わず聞き返してしまった。
ひとみの言葉を待たずに、梨華はひとみに擦り寄って来る。
「おやすみぃ…」
- 164 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/01(木) 19:04
(おいおい。寝ぼけてんのかよ?)
ひとみは戸惑いながらも、そっと梨華の身体に手を回す。ドックンドックン・・・心臓の鼓動が激しい。
(なんで、私がドキドキしてんだよ…)
ひとみは我ながら笑ってしまう。このくらいの事、過去に数え切れない程
経験しているハズだ。それなのに、梨華を抱き締めてるだけでドキドキして
しまうのだ。今までそんな気持ちになった事なんてなかった。
(梨華のコト。マジで惚れてんだ、私・・・)月明かりで、梨華の寝顔が映し出される。
その寝顔を見て、ひとみは、静かに梨華のくちびるにキスを落とした。
「梨華・・・好きだよ。好き。ホントに好きなんだ…」
そっと梨華の上にひとみは移動すると、またキスをした。
「ホントに可愛いよな。お前は・・・」
ひとみが滅多な事では言わない「好き」連発を梨華は知らずに眠っている。
勿論、梨華が起きていたら、ひとみはこんなに素直に自分の気持ちを出す事はないだろう。
そして、ひとみの欲情も沸いてくるのだった。
- 165 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/01(木) 19:04
(梨華のコト、抱きたい・・・)
寝てる最中に。なんてズルイのかも知れない。
でも、梨華の可愛い寝顔を見ていたら、ひとみの心は疼いてしまう。
(少しだけ・・・)
そう言って、ひとみは梨華のTシャツに手を延ばした。
- 166 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/01(木) 19:11
-15-Tシャツをたくし上げると、想像以上に形の良い梨華の胸が現れた。
(思った以上に大きい…)
ひとみは、そのままピンク色の先端にくちびるを付けると、舌でころころと舐め始めた。「んん?…」
梨華の身体が少し反応する。
すぐに、その先端はプックリと立ち上がる。
「可愛いよ。梨華・・・」
少し罪悪感を感じながらも、ひとみは梨華にのめり込んでいった。そのころ、梨華は、ひとみと「えっち」をしている夢を見ていた。
勿論、それは夢ではなく現実なのだが・・・。
「ひとみぃ。もっとぉ〜!」
その声に、ハッとして、ひとみは唇を離した。
身を捩らせながら切なく自分の名前を呼ぶ声に、ひとみは梨華をまじまじと
見つめてしまった。
(梨華って・・・そぅとぅやらしいカモ。一体、どんな夢を見てんだか)
- 167 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/01(木) 19:12
ひとみは梨華が寝てるのを確認すると、再び愛撫し始めた。
寝ながら反応している梨華を見ているのも楽しいのだが、やはり物足りない。
ひとみは、梨華の耳に息を吹きかけて、起こすのだった。
「梨華…起きて・・・。朝だよ?梨華・・・」―――私を呼ぶ声がする。ママ??うぅん違う。もっと愛しい声。私の大好きな声。
あぁんっそこはダメなの・・・耳は...耳だけはよして、よして……梨華はパッチリと目を開けた。
――朝って言う割に、真っ暗。
ようやく目が慣れてくると、ひとみがにやけながら自分を見ているのに気がついた。
- 168 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/01(木) 19:13
「きゃっ☆」
梨華は慌てて布団を掴むと、一気に引き寄せた。
布団が直に胸に当たる感触に、梨華は、再び声を上げた。
(なんで・・・胸が・・)
梨華はTシャツが上までめくれ上がってるのを確認すると、サーっと顔が赤くなる。
(ひとみ。。。寝てる間に・・・)
「ゴメン。梨華が可愛くてつい・・・」
(なっなっなんですと!!)
ひとみは布団を引きはがすと、また梨華の上に被さった。
「梨華、どんな夢見てたの?私にも教えてよ」意地悪く言うひとみに、自分が寝言で何か言った事を確信した。
「ひとみって、相変わらず性格悪いねっ」
梨華は口を尖らせながら、顔を背けた。
- 169 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/01(木) 19:13
「恥ずかしがるコトないだろ。夢の続きしようよ。梨華…」
ひとみに急にくちびるを塞がれて、梨華は目を白黒させた。
(いつも突然なんだから・・・)
「梨華のコト、抱いてもいいかな?」
「ぅ、ぅん」
コクンと頷く梨華が、たまらなく可愛くて、ひとみは思わず
(梨華可愛いぜ!こんちくしょう!!!!!!)心の中で絶叫する。
ひとみが興奮しているのが分かった梨華は、思わずひとみの胸に顔を押し付けて
「凄い、ドキドキしてるね。ひとみ・・・」
あっさり言う梨華に、ひとみは更に大興奮してしまうのだった。
初めての「えっち」でもあるまいに、凄く緊張している自分にひとみは苦笑い。
- 170 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/01(木) 19:14
「梨華はドキドキしてないの?」
そう言いながら、ひとみは梨華の胸に手を延ばす。
ひとみの手が梨華の胸を包み込むと、梨華は「ぁっ」と溜息を漏らした。
2本の指で軽く摘むと、再びピンクの先端はすぐに固く立ち始めた。
「ャダ…。恥ずかしいヨ」
胸を隠そうとする梨華の仕草に、ますますひとみは欲情してしまう。
(何から何まで可愛い。梨華、最高だよ・・・。ハァ…)
「でも、身体は素直に反応してるね」
ひとみは構わず、今度はさっきと同じように舌で、固い先端を更に舐め回し始めた。
「ゃんっ。はぅ…」
今までにない、気持ちよさに梨華は思わず声を出してしまう。
そんな自分を想像すると、やらしく感じて梨華は更に感じてしまうのだった。
- 171 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/11/01(木) 19:16
やっちゃうのかな。やっちゃうみたいだな(w。
面倒だから2回分更新しました。なんか書いてたら
一人で盛り上がって長くなってしまいました(w。>156
鼻にも来てしまいましたT_T。あぁ大丈夫かなぁ。
悩む割に、石川も・・・(略。
>157
>158
ありがとうございます。エロシーン後編は明日。
- 172 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/11/01(木) 22:38
- うぉぉ!
とうとういしよし…
期待してます!!
- 173 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/11/01(木) 23:01
- よっすぃ〜テクに梨華は腰砕けだな。
やっぱいしよしは読んでて幸せになれるな〜
- 174 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/11/01(木) 23:18
- OH〜!いしよし激萌え!
よっすぃ〜可愛い〜
梨華に甘えて甘えまくるよっすぃ〜期待!!
- 175 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/02(金) 21:27
-16-「いいよ、梨華。声出して。ガマンするコトないよ」
しかし、梨華はまだ羞恥心が先立つのか、遠慮がちに身体もこわばらせている。
それでも快楽の波には勝てない・・・。
「梨華。気持ちよくなりたいなら、力抜いて?」
「うん…」
ひとみは、にっこり微笑むと、今度は手を胸から下腹部まで移動させて来た。
「だっダメだよ。そこは!!」
焦り気味に梨華は言うと、慌ててひとみの手を掴んだ。
「もっと気持ちよくなりたいんでしょう?大丈夫。安心して?」
ひとみに諭されるように言われると、梨華も断念した。
「足開いて・・・」
「えぇ?」
(もぅ恥ずかしいヨ。こんな格好させてぇ…)
上半身は裸、そして更に股を広げさせて・・・。
梨華が躊躇していると、ひとみがパカっと梨華の両足を広げさせた。
そして、梨華のショーツの中に手を入れられた。
「きゃぁぁあああ〜〜!」
慌てて梨華は後ずさりをした。
「梨華ぁ……」
ひとみは少し困った顔をした。
「やっぱり恐いよ、ひとみぃ…」
「大丈夫だよ、梨華。痛くさせないから…」
「で、でも・・・」
梨華は俯きながら、再び足を閉じてしまった。
- 176 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/02(金) 21:28
ひとみは小さく溜息をつくと
「分かった。今日はもう寝よう」
簡単に諦めてしまうひとみに、梨華は肩すかしをくらった。
「え?そうなの・・・」
明らかに落胆した声の梨華に、ひとみはいきなり梨華に襲いかかった。
「な、訳ないだろ。今日は許さないよ。梨華を。離さないよ」
「やん!」
ひとみは、再び梨華にキスの雨を降らせる。そして、手を段々と下へと
移動させた。 ショーツの上から指でなぞると、そこはもう分かるくらい
濡れていた。
「身体は欲しがってるみたいだけど…」
ひとみは焦らすように、決して直接触れようとはせず、上から指を上下に
なぞり続ける。
「もぅ・・・許してよ。ひとみ……」
梨華の腰は自然と動いている。
(もぅヘンになっちゃいそうだよぅ……)
下腹部の辺りが熱くなり、梨華の身体は溶けてしまいそうだった。
- 177 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/02(金) 21:29
「だったら、ちゃんと言ってよ、梨華」
「・・・・・」
「言ってくれなきゃ分かんないもん」
本当にひとみは意地悪だ。
その大事な部分に触れて欲しくて…。でも…梨華は恥ずかしくてなかなか言えない。
言おうとしない梨華に、ひとみは急に手を離した。
「じゃぁやめちゃおっかなー」
梨華も観念して口を開いた。
「……ひとみ、ちょうだい」
「なにを?」
「焦らさないでよ、ねぇ…」
梨華は懇願するように、ひとみを見つめた。
「分かったよ。梨華は淫乱だなぁ。すぐ欲しがるんだから」
「なっ・・・」
意地悪なひとみは、ここでも健在だった。でもそんなひとみを怒れない。
―――ひとみに、もっと愛して欲しい・・・
- 178 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/02(金) 21:29
ひとみはショーツを引きはがすと、指ではなく、そのうっすら繁った繁みに
顔を埋めると、既に大きくなり始めているピンクの蕾を舌先でツンツンと刺激した。
「あぁあああんっ」
いきなりスポットを刺激されて、梨華の身体は反り返った。
蕾を剥き出しにして、舌で更にねぶり出す。「だっだめぇぇぇぇええええ〜〜〜!!!!!!!」
しかし梨華の花園からは、厭らしい液が、溢れ出していた。
(愛蜜も大量だね。梨華。可愛い・・・)
ひとみは、梨華の愛蜜をチュパチュパと舐め始めた。
「やだぁ。もぅ・・・」
「梨華のコレ、おいしいよ」
ひとみは指ですくうと、梨華の目の前で、絲を引いているその液を見せつける。
「ヤメテ……」
静まり返った部屋に、クチュクチュ言う音だけが鳴り響いて
梨華も、ますます興奮してきてしまった。
- 179 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/02(金) 21:30
(そろそろ1回、逝かせてあげようかな…)
ひとみは口を離すと、今度は指で擦り始める。そしてすんなり梨華の中へと
指を入れる。ヌポッと音がして、ひとみの指にざらざら感がまとわりついてきた。
(梨華の中ってあったかいなぁ……。まだ痛いかな…)
すぐにひとみは指を抜くと、また蕾を集中的に虐め始めた。
「ひゃんっ……」
梨華はひとみの頭を押さえ込むと、また足を閉じようとした。
舌と指で丹念に蕾をしつこく刺激する。執拗以上に。
梨華はたまらなくなり、更に声をあげ始めた。
「あぁぁあああんっ。ひとみっ逝っちゃうぅぅっっ!!!ハァハァ」
イクイクイクイク・・・・梨華の中で何かが昇りつめて弾けると同時に
梨華はのけぞり、一気に力が抜けた。
- 180 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/02(金) 21:31
じっとりと汗ばんだ身体に優しくひとみは梨華にキスをした。
「逝った時の梨華の顔、すっごく可愛かったよ」
ひとみは梨華を再び抱き締めた。梨華も、ひとみにしがみつく。
(ひとみ・・・すごいよ。やっぱり上手い・・・)
勿論、梨華は何もかも初体験なのだが、ひとみのテクニックには
感心させられるのだった。(梨華って・・・かなりスキモノかも。でも、可愛い。もっともっと虐めたい)「梨華・・・どうする?もう1回する?」
「・・・」
梨華は恥ずかしそうに頷くのだった。
(やっぱり、梨華は淫乱だな)そして二人は朝まで愛し合うのだった。
- 181 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/11/02(金) 21:34
- 後編終了です。
とうとうやってしまいました(w。>172-174
ありがとうございます。
でも後藤も梨華っちを狙ってるみたいです。
- 182 名前: ( o^〜^o)名無しヨッスィー ありがとう 投稿日: 2001/11/02(金) 22:15
- ( ^▽^)名無しヨッスィー ありがとう
- 183 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/11/02(金) 22:37
- 祝!!
アリガタヤ×2
- 184 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/11/02(金) 23:14
- Mステの梨華乳でWパンチだなこりゃ
チンコが元に戻らねえや
- 185 名前: 67 投稿日: 2001/11/03(土) 00:41
- なんか上がってる… スレ見失いそうになりました。(w。
つ、つ、ついにさせちゃったのですね?(at学園物)。
前言撤回(試合巧者)と言いたい所ですが、やっぱこの場はよっすぃ。でも梨華ちゃんの
天然駆引き上手が、当場面を生んだ様な… さてごっちんは?。
某△とは、又違う△がとても楽しいです。頑張って下さい。(なんかおいら、バレバレですか?)
p.s.「応援だーん」、なんか管理人さんの愛を感じる削除語ですね。 長レス失礼しました。
- 186 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/04(日) 14:05
-17-翌朝、眠い目を擦りながら、梨華はシャワーを浴びようと風呂場まで
降りていった。
洗面台の鏡に自分の身体を映し出し、梨華は目を見張った。身体中に付いている点々とした跡・・・。
ひとみに付けられた愛の印。いわゆるキスマークと言うヤツだ。
首筋にクッキリと残っていて、梨華は溜息をついた。
(こんなとこに付けられたら隠せないじゃん。いやだなぁ。もう…)
梨華は泣きそうになりながら見つめていた。
- 187 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/04(日) 14:06
そこへひとみが降りてきた。
「おはよう梨華・・・」
後ろから抱きすくめられ、首筋に顔を埋めるひとみに、梨華は昨夜の
行為を思い出し、途端に恥ずかしくなるのだった。
「おはよぅ」
「昨日の梨華、すっげぇー可愛かったよ」
昨日の余韻を思い出すように、ひとみは目を細める。
ひとみに思い切り愛されて凄く幸せな梨華だったが、先立つのは
やはり「気恥ずかしさ」そして「姉妹」であると言う事だった。「梨華ぁ。愛シテル...」
指と指とを絡ませて、熱烈にくちびるを重ね合わせる。
また、ひとみは激しく求めて来た。
「ダメだよぉ…ひとみぃ...」
と言いながらも梨華はひとみに身体を委ねるのだった。
- 188 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/04(日) 14:07
(また、しちゃった・・・)
結局、誘惑には勝てずに朝から1回・・・。
制服に着替えた梨華は、何とかキスマークが隠れるよう奮闘していたが
それは到底無理な話だった。
(恨むよ〜ぉ、ひとみ…‥)
「学校サボって二人でいよう」と言うひとみの誘いは、さすがに断って
梨華は学校に行く準備をしていた。
ひとみは昨日の真希とのこともあって、今日は休むつもりらしく
梨華も何も言わなかった。そしてインターホンが鳴る。
(真希ちゃんだ・・・)
ひとみと結ばれたのも束の間、"梨華ちゃん大好っきー"の真希が悩みの種だった。
「おはよ〜、梨華ちゃん」
「…おはよう・・・」
(なんか気が重いな〜。約束しなきゃ良かった)
梨華は鞄を前に抱え込むように持って俯きながら真希と並んで歩き出した。
目ざとい真希なら、キスマークもすぐに見つけられてしまうだろう。
- 189 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/04(日) 14:08
「梨華ちゃん?」
「あ・・・」
気づけば正面に真希がいて、心配そうな顔をしていた。
梨華は真希の横を通り過ぎると再び歩き出した。
「真希ちゃん、やっぱり私、真希ちゃんとは付き合えないよ」
「どうして?」
「私、ひとみのコト、愛してるし別れたくないから。だからゴメン」
「いいよ別に」
「はい?」
「私、そういう方が逆に燃えちゃう。私だって梨華ちゃんのコト好きだもん。
負けないよ」
どこから、そんな自信が沸いてくるのか梨華には理解出来なかった。
「…迷惑だって言っても?」
「うん!」
(それって、かなり自己中・・・)
- 190 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/04(日) 14:08
「梨華ちゃん、それ。。。」
首筋を指差されて、梨華は慌てて隠した。
「そっか・・・昨日よっすぃ〜とね・・」
真希は納得顔。梨華は俯く。
「よっすぃ〜うまかった?」
「あっあの・・・」
なんで真希は恥ずかしげもなく、ズケズケと訊いてくるのだろう?
梨華は何も答えられなかった。「私も梨華ちゃんのコト、抱きたいなぁ〜」
「…冗談キツイよ、真希ちゃん」
「私、女の子とヤッたコトないけど。梨華ちゃんとならヤッてみたいな〜」
およそ朝の会話とは思えぬ会話に、梨華は更に顔を紅潮させた。
「私に構わないで。お願いだから」
梨華はそれだけ言うと、走って行ってしまった。
(なんか真希ちゃん恐いよー。なるべく2人キリにならないようにしなきゃ)
- 191 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/04(日) 14:10
学校に来てみると、いきなり梨華は見知らぬ生徒たちから言い寄られた。
「ちょっとぉ〜、昨日よっすぃ〜と一緒に帰ったんだって?
手繋いでるって、どういうコトよ???」
「え?あ、あの・・・」――― そう言えば、昨日手を繋いで帰ったっけ・・・。
見られてたんだ。ホントに、恐いよ、この学校は・・・。梨華は何も言えずに、黙り込んでいると、そこへ真希が来た。
「それはバツゲームなんだよ。そんなのも分からないの?」
バカにしたように真希が言う。
「大体、梨華ちゃんとよっすぃ〜が、仲良い訳ないでしょ?
姉妹なんだよ?くっついてる方が気持ち悪いじゃん…」助けてくれたのは嬉しいけど、その言いぐさに、梨華はショックを受ける。
- 192 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/04(日) 14:10
「そ、そうだよね。石川とよっすぃ〜が、そんな訳ないよね」
その生徒もすぐに納得する。
「よっすぃ〜が相手にする訳ないじゃん」
(ひど〜ぃ(涙)そこまで言わなくても・・・)
「だって、私が梨華ちゃんと付き合ってるんだもん。そんな訳ないじゃん」
(は???何を言ってるの?真希ちゃん???)
「え?そうなの??いつの間に???」
「昨日から!」
そう言って、嬉しそうに真希は梨華の腕に自分の腕を絡めた。
「じゃぁね!」
「・・・」
呆気にとられている梨華に、真希はそのまま梨華を引いてその場を立ち去った。
- 193 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/04(日) 14:11
「ちょっと、どういうつもりなの?」
梨華は真希の腕をふりほどいた。
フォローしてくれたのは嬉しいけど、あとのあの発言は、なんなんだ…。
「だって、そのくらい言わないとアイツら納得しないしさ〜。
それに私も好都合。よっすぃ〜と梨華ちゃんが学校では隠してるのも
逆に良かったよね。この際だから、私と付き合っちゃおうよ!梨華ちゃん」
そう言って、真希は梨華の頬に素早くキスをした。
「あ・・・」
「じゃぁね!梨華ちゃん!!」
明るく去って行く真希に、梨華は困惑しつつ見送っていた。
- 194 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/11/04(日) 14:17
- さてさて、ごっちーんが熱烈アタック〜〜!
ここの梨華は、優柔不断かも・・・(w。
そしてキスマークが思わず波紋に(以下次回)。>182
>183
この程度で喜んでいただけて嬉しいです。>184
最近TV見てない。ハロモニも調子悪くて寝てたしT_T>185 67
学園物で しちゃったのは、そう言えば初でしたね(w。
あっちも更新しないとなぁ・・・(苦笑)。
- 195 名前: R 投稿日: 2001/11/04(日) 18:53
- やっぱりごっちんは私にとって最大の敵だと再確認(wむちゃくちゃ面白いっす!朝のジャレ方が好きだな〜。
最近。2作品も完結しちゃって寂しいですが、これからも頑張って下さいネ。噂では、新作の構想が既にあるなんてことも、小耳に……。
- 196 名前: R 投稿日: 2001/11/04(日) 18:53
- すいません。ageちゃいました。
- 197 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/11/05(月) 19:14
- http://members.tripod.co.jp/miyamaccho/flash/sazae_choshu.swf只今HEY×3待ち
- 198 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/11/05(月) 21:25
- ごっちん超ポジティブ(w
体調気をつけてくださいね>作者さん
- 199 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/07(水) 00:33
-18-しかし、真希は教室へは行かずに、そのまま職員室へと向かった。「中澤先生・・・」
「おぅ後藤。なんや珍しいな。ニコニコして、何か良いコトでもあったんか?」
「実はですね」
真希は嬉しそうに中澤に耳打ちをした。
「…‥…………しざわ… 吉澤梨華ぁ!!」
「梨華ちゃん!」
隣のあゆみにつつかれて梨華は、慌てて立ち上がった。
「ハ…ハイ!」
出席を取っているのを忘れていた。前は「石川」で最初の方に呼ばれていたのに
いきなり「吉澤」になって最後の方になるのでもう呼ばれた物と思って更に忘れてしまう。
- 200 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/07(水) 00:33
中澤は梨華の席まで、ツカツカと歩いて来た。
(なんか、すっごーくイヤな予感が……)
「寝不足みたいやなぁ〜〜?愛し合うのもほどほどにしとき」
ニヤッと笑うと、クラス中が、騒がしくなる。
梨華の顔はたちまち赤くなる。
(な、なんで…)
「吉澤梨華は、1年の後藤と付きおうとるそうや」
(ちょ、ちょ、ちょっとぉ〜〜〜、どうして中澤先生が知ってるわけぇ?(涙))
「付き合ってません!!」
梨華は断固として抗議するが、中澤に首筋のキスマークを指摘されて
梨華は何も言えなくなってしまった。
(本当のコトは言えないけど、でも・・・)「朝、後藤が嬉しそうに報告してきよったでー。よっぽど嬉しかったんやろな〜。
若いってえぇなぁ〜。今度、裕ちゃんとも、どーや?」
クラス中が、ドッと笑う。梨華は更に何も言えずに、そのまま立っていた。
- 201 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/07(水) 00:34
昼休みまでには、噂は既に広まり、キスマークも真希に付けられたものだと
信じて疑われなかった。
そして、噂の種をまき散らした張本人の真希が梨華のクラスにやってきた。「梨ぃ〜華ぁ〜ちゃんっ!!」
梨華は真希の声に気づくと、急いで真希の方へ行き腕を掴むと屋上へと上がった。「もぅ、どういうつもりなの?困るよ、ホントに」
「じゃぁ、そのキスマークは、どう説明するつもりだったの?」
「それは・・・」
「よっすぃ〜と噂されるより、私と噂される方が梨華ちゃんの被害も
少なくてすむでしょう?」
「それはそうだけど。なんでわざわざ中澤先生に言うのよ。もぅ真希ちゃんキライ」
梨華は涙ぐんだ。
(もうイジメじゃない。これじゃぁ…)
「ゴメンね、梨華ちゃん。でも私も梨華ちゃんのコト好きなの。それは分かって」
- 202 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/07(水) 00:34
「真希ちゃん勝手すぎるよ」
瞳を潤ませながら上目遣いに見つめる梨華に、真希は責められているのを忘れて
また、梨華にキスをしたくなる衝動に駆られた。
(梨華ちゃん、気づいてないだろうけど…その瞳って、めっちゃ誘ってるよ)
「真希ちゃん!?」
(そんなカワイイ声で呼ばれたら、私・・・)
気づいた時には、また真希は梨華を抱きしめていた。
「離してよっ。真希ちゃぁん!」
そんな梨華の声も否定的には取らず、真希はまたしても強引にくちびるを重ねてしまうのだった。
そして真希は無理矢理、梨華の口に自分の舌をねじ込ませると激しく絡ませた。
最初は抵抗していた梨華も、次第に大人しくなっていった。
(真希ちゃん、結構ウマイかも・・・)
- 203 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/07(水) 00:35
「梨華ちゃん」
「なに?」
一瞬でも真希とのキスに酔いしれそうになった自分が、酷くイヤらしく思えて
梨華はますます落ち込みそうだった。
(あ〜ぁ、何やってんだろ、私は・・・)「学校の中だけでもいいから私と付き合って。放課後は一切関知しないから。ダメ?」
「それって結局二股みたいじゃない?」
「梨華ちゃんが少しづつでも私を見てくれるようになればいいから」
「それはないよ!」
「ウソ!一昨日より昨日よりも、私の占める割合は増えていってるハズだよ」(そりゃ、そんだけしつこく現れればイヤでもそうなるよ。それにキスまでして)
- 204 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/07(水) 00:35
「キス以上のコトしたら、もっと梨華ちゃん私のコト好きになると思うなぁ〜」
「バカなコト言わないで」
梨華は真希から視線を外した。
「私、梨華ちゃん満足させる自信あるよぉ〜」
真希は梨華の肩を抱くと、ふーーーっと耳元に熱い息を吹きかけた。
「ゃんっ…」
慌てて首を竦める梨華に、真希は耳朶をそっと噛んだ。
「ぁふっ...」
本当に弱点を知られると言うのは不利な事であると梨華は思う。
このまま許していたら、真希はどんどん自分の心の中にも入ってきそうな気配だった。
(こわい・・・恐いよ・・・)そして、この光景を見ている人物が1人いた。
- 205 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/11/07(水) 00:35
更新です。ライブ後風邪が悪化してしまいましたT_T>195-196 R さん
敵ですか。なんか強引なゴマは結構書きやすいです(w。
新作はいきなり行き詰まってるので、まだ先かもです。
その前に番外編を先にやりそうですが・・・。
既に書いてたり。
ageても別に構いません。なるべくsageてもらえれば。>197
HEY!HEY!HEY!まだ見てなぁいT_T>198
あんまり調子に乗ると、ヨシコが黙ってないかも(w
- 206 名前: 読者 投稿日: 2001/11/07(水) 00:51
- 作者さんガンガレ
- 207 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/11/07(水) 19:02
- >あんまり調子に乗ると、ヨシコが黙ってないかも(w 黙ってないでOKです。一発ドカンと炸裂してしまえ〜!!!
ヨシコ大噴火!!
- 208 名前: 一読者 投稿日: 2001/11/09(金) 23:20
- はあ、三日も経ってしまった……
風邪大丈夫ですか
- 209 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/10(土) 00:33
-19-なんとか真希を振り切って教室に戻ると、隣りの席のあゆみが青ざめた顔で座っていた。「どうしたの?あゆみちゃん…」
「…梨華ちゃん。やっぱり、ごっちんと付き合ってるんだ」
「え?・・・」
(・・・もしかして、今の見られてた???)
梨華も顔が青ざめて来た。
(これじゃぁ言い訳出来ないじゃない・・・)
あゆみにも、まだ、ひとみとの事は言っていなかった。
言おうと思った矢先に、真希に「付き合ってる」と勝手に交際宣言されたので
ますます言えなくなってしまった。
「放課後、ちょっといい?今、ここじゃなんだから」
「うん」
梨華は黙って頷いた。
- 210 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/10(土) 00:34
そして放課後―――。「私、他の人だったら諦められなかったかも知れないけど、梨華ちゃんなら許すよ」
いきなり、あゆみに言われて、梨華は何の事か分からなかった。
「?」
「ごっちんと付き合ってるなら、言ってくれればいいのに。
あ、でも私も名前出してなかったから仕方ないかぁ」
あゆみは苦笑混じりに言った。
あゆみに好きな人がいるのは聞いていたが、それがまさか、真希だったとは。
「もしかして、見てた?」
梨華は恐る恐る聞いた。
「ごめんね。見るつもりなかったんだけど、気になって」(ガーン。やっぱり見られてたんだ)
急に梨華は恥ずかしくなった。これでは否定したところで信じてもらえないだろう。
「あれは・・・」
「梨華ちゃん、もういいって。ショックだったけど…お似合いだと思うよ。
じゃぁね!梨華ちゃん」
そう言って、あゆみは先に帰ってしまった。誤解されたまま…でも弁解も出来ないまま梨華は途方に暮れていた。
- 211 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/10(土) 00:34
そして入れ替わるように、真希が来た。
「今の子、梨華ちゃんの友達?」
勿論、あゆみが自分に好意を寄せてるとは思いもよらない真希はごく普通に聞いてきた。
「そうだけど…」
「結構カワイイ子だね。…ま、でも梨華ちゃんには負けるけど」
そう言いながら、真希は当たり前のように、梨華の腕に自分の腕を絡ませた。
「もう、こういう事はヤメテ…」
「公認の仲になったんだから、いいじゃん」
「真希ちゃんが勝手に作り上げたんでしょう?いい加減にしてよ」
「怒ってる梨華ちゃんもカワイイ」全くこちらの話を取り合わないので、梨華も疲れてしまった。
しかし強引に真希の腕を離すと、梨華はダッシュで駆け出していった。
- 212 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/11/10(土) 00:40
- 少しですが更新。
柴田まで絡んで来ちゃってどうするつもりだ自分(w。>205の付け足し。
新作は、結局短編として、完結した作品の余りスレに載せました。>206
サンクスです。>207
>黙ってないでOKです。一発ドカンと炸裂してしまえ〜!!!
なにやら危険な香りが・・・(謎)。ヨシコは実力行使みたい(w。>208
すんません。風邪まだ治らないっす。
- 213 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/11/10(土) 01:45
- ここのいしよし、すっごい好きです!!
よしに絡むごまは「ごまコロヌ」状態(スマソ)の私ですが、いしに絡むなら大歓迎!
(私は石ヲタゆえのいしよしヲタ)
もっと積極的に行け後藤!そして嫉妬に荒れ狂う吉澤希望(藁と、勝手なことを書いてしまいましたが本当に楽しみにしています。
これからも頑張って更新してくださいませ。
お風邪お大事に〜。
- 214 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/11/10(土) 10:20
- 私は吉ヲタゆえのいしよしヲタなんで…ごまコロ(略
石川は渡さないぞ!!!!!!
- 215 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/10(土) 20:15
-20-梨華は急いで家に帰ると玄関を閉めた。
(ハァハァ・・・もぅ、やだぁ……)「どうした?梨華」ひとみがリビングから出て来たので、梨華は驚いた。「部屋にいたんじゃなかったんだ」余程走ったらしく、まだ息がハァハァしている。
「走って帰って来たの?」
(そ、そんなに私の事を!!)
ひとみは勘違いして、梨華を抱きしめた。「……!」
「梨華・・・嬉しいよ」
「ち、違うの!」
- 216 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/10(土) 20:17
梨華はひとみから離れると、今日の事をひとみに話した。
キスされた事は隠して。それを聞いたひとみは激怒した。「ったく、ごっちんのヤツ、そんなコト言ったのかよ!」
梨華、何もされなかったろうな?」
「ちょ、ちょっと…」
「ちょっとって何だよ?まさか、またごっちんにキスされたんじゃないだろうな?」殺気だってるひとみに、梨華は本当の事は言えないと直感し「ほっぺたに・・・」と朝されたキスだけ話した。
昼休みに屋上で強引にキスされて舌も入れられたなんて知ったらどうなる事か。
考えただけでも恐ろしかった。
- 217 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/10(土) 20:17
「あの野郎・・・(怒)」ひとみは拳を握りしめてプルプルしている。
このまま、真希のところへ行って殴るような雰囲気だった。「ひとみ!今日は私と一緒にいて。真希ちゃんとこに行かないで…」梨華はひとみにすがりついた。「くそっ。ただじゃおかねぇぞ」
「そんなに怒らないで…」まだ怒り収まらぬひとみに、梨華は何とかなだめて落ち着かせようとしたが…。「梨華も、油断しすぎだよ」
「ごめんなさい…。でも真希ちゃん強引だから…」
「明日から梨華と学校行くよ。ずっと一緒にいるよ」
「で、でも・・・」
「いいから!」ひとみは、そういうと2階の自分の部屋に行ってしまった。
(ごっちん。許さない・・・。こうなったら、ごっちんにも同じ思いをさせなきゃな)
ひとみは、ニヤリと笑った。
- 218 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/11/10(土) 20:25
- 吉澤激怒につき、要注意(w。
何か企んでるみたい(わくわく。>213
吉が絡むゴマは?(w。強引な後藤ステキ(w。
でも更に強引な吉澤が好きな私。はい。頑張って更新します!>214
私も吉ヲタゆえのいしよしヲタっすよ!
でも、いしごまも書いてみたかったり・・(コロ‥
石川の心は吉澤Onlyなんですけどねぇ・・・。
- 219 名前: 213 投稿日: 2001/11/11(日) 00:54
- わーっ、更新されてる!嬉しいです。>218
>吉が絡むゴマは?(w。そんなのかかれた日には吉コロ・・・いや作者コロ(略
わーっ!嘘です嘘です(藁これからも作者様の思うまま、どんどん過激にいってくださいませ。
でも最終的には甘甘いしよしで(^^)
- 220 名前: じゃない 投稿日: 2001/11/11(日) 00:55
- Σ(^▽^;)! 吉ヲタ率が高い気がする(オロオロ相変わらず各所で活発な執筆で何より。風邪は治ったかい?
- 221 名前: 名無しポッキー 投稿日: 2001/11/11(日) 01:08
- 自分は元吉ヲタ、現在石ヲタのいしよしヲタです(w
まぁやっぱいしよしが最高ということで(#´▽`)´〜`0)
続き期待してます。
- 222 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/11(日) 12:30
-21-梨華も自分の部屋に戻ると着替えないでベッドにうつ伏せに寝転がった。
(はぁ〜〜〜。もう昨日からいろんな事がありすぎ・・・。疲れちゃった)
「なんで私が真希ちゃんと付き合わなきゃいけないのよぅ…」
(あゆみちゃんの誤解も解かないといけないし・・・)本当だったら、ひとみと結ばれて幸せなハズだったのに・・・。そして、その日はその後何事もなく翌日になった。「今日は早めに行こうぜ。ごっちんが来ないうちに」
「うん」
しかし、玄関を出たところで、真希にバッタリ会ってしまう。
- 223 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/11(日) 12:31
「やっぱりね…」
真希は、したり顔に言う。
「真希ちゃん・・・」
「大体、考える事は分かるよ」ひとみは、舌打ちすると梨華の手を掴んで行ってしまう。
真希も負けじと、梨華の隣りに行き、腕を絡ませた。
(ちょっとぉ・・・もぅヤダよぉ・・・)学校に着けば着くで、「石川ばっかり…」「ズルイ」とか
散々言われ、本当にうんざりだった。
(違うんだってば!理解してよ!!)
- 224 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/11(日) 12:31
―― 昼休み。
真希はひとみに呼ばれて体育館の裏に来ていた。「言わなくても分かってるよね。ごっちん…」
「なにが?…」真希が余裕の表情で言うので、ますますひとみは苛立って来た。
そして、いきなり真希の胸ぐらを掴むと「分かってないなら、ごっちんにも同じコトしてあげるよ」そう言うなり、真希のくちびるを奪う。
咄嗟の事で、真希は避けられなかった。「…っや!」真希は逃げようとするが、両手もガッチリ掴まれて身動きが出来ない。「何するのよ!」
「何って、ごっちんが梨華にしたコトをやってるだけだよ」ひとみは無表情で言う。それが却って真希を怖がらせた。
- 225 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/11(日) 12:32
「ごっちんも、強引に梨華のくちびる奪ったんでしょう?
それ以上のコトしてやってもいいんだけど?」ひとみはニヤリと笑うと、真希に顔を近づけていく・・・。「ごっちんとは一度やりたいと思ってたしさ、丁度良いや」
「ぃゃっ…」真希は顔をそむけて目を瞑った。「何してんのよ!」
急に背後から梨華の声が響いて、ひとみが一瞬力を緩めた時に
真希は、ひとみを振り切って走って行ってしまった。「ちっ。もう少しだったのに…」梨華はひとみの方に駆け寄ると「何してたの!!真希ちゃんにヘンなコトしないでよ!」
「梨華はごっちんの味方なのかよ…」吐き捨てるように言うと、ひとみは無造作に髪をかきあげながら戻ろうとする。
ひとみの腕を無理矢理掴むと、梨華は言った。
- 226 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/11(日) 12:33
「違ぅ。真希ちゃんとキスしたりしないで…」
「自分は、ごっちんにされたクセに・・・。都合がいいよな」嫌味っぽくひとみは言う。「あれは・・・。まだ根に持ってるの?ひとみはわざと、してるんじゃない、そういうコト」
「うるせーな。ごっちんにも、梨華と同じ思いさせなきゃわかんねぇんだよ!」
「じゃぁ、その分私にしてよ…」そう言って、梨華はひとみのくちびるに触れる。「(梨華!!)」
「せっかく、結ばれたのに…。昨日の夜は何もなくて寂しかったんだよ?」梨華はひとみの肩に頭をもたせかけた。「そういう気分になれなかったんだよ。悪かったな」
「そんなに怒らないで…。でも……ここで真希ちゃんとするつもりだったんでしょう?」梨華は顔を起こすと、ひとみを見つめた。「まさか。ちょっと脅かしてみただけだよ」ひとみは肩を竦めた。本当は違う。
梨華の言った通りだ。やってしまうつもりだった。
- 227 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/11/11(日) 12:39
コロされたくなかったので未遂にしときました(w。
梨華っちに感謝を(爆)。その後どうなるか分かりませんが。>219
過激に行くと、吉が何をするか・・・(笑)
っていうか、ゴマをどうしようかと(苦笑)。>220 じゃない さん
風邪治らないです。はぁしつこいなぁ…。
吉ヲタのみんな頑張ろう!(何を?>221
割合で行くと、やっぱ石ヲタの方が多いのかなぁ。
気分によって石川が1番好きになったりするけど。
- 228 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/13(火) 20:20
-22-真希は真希で、ひとみが、あぁいった形で来るとは思わなかったので
キスされた事に動揺していた。
(暫くは、梨華ちゃんに近づかない方がいいかな…)
冗談で唇を寄せてくる事があっても、決して触れなかったのに
わざと強引にされたキスは、真希を酷く落ち込ませた。ひとみも教室に戻ってくると、真希を一瞥したが、何も言わずに席に着いた。
(けっ!胸くそ悪いぜ…。絶対に許さないからな…。あれで諦めた訳じゃないぜ)梨華は、ひとみと真希の事が心配だった。
(ひとみ、また真希ちゃんに手を出しそうだな。何とかしなきゃ。でも、どうやって?)
自分が真希に近づけば、真希にやられてしまうのは目に見えている。
でも、ひとみにキスされた事で暫くは自分には手を出さないだろうと
梨華は楽観的に考えていた。
- 229 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/13(火) 20:20
- ― 放課後真希が早々に帰ろうとするのを、ひとみが阻止した。
「待ちなよ」
「離してよ」
「このまま帰れると思うなよ…」
そして、そのまま嫌がる真希を引きずるようにして屋上まで連れて行く。「梨華にヘンなマネすんなよな」
「…分かったよ。でも、梨華ちゃんも満更じゃなかったけどね、昨日…」そのまま頷くのは癪なので、真希は含みのある言い方をした。「なんだよ、それ」
「梨華ちゃんから聞いてないんだ。屋上のコト…」
「・・・」
「まぁいいや。梨華ちゃんが秘密にしたいんだったら私も言わない。じゃ帰るね」
「待てよ!!」
ひとみは真希の腕を掴むと、自分の方に向かせた。
「梨華ちゃんに直接訊いたら??まぁ言いにくいかも知れないけどさ」
真希はそう言うと、そのまま帰ってしまった。
- 230 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/13(火) 20:21
- (梨華、まだ隠してんのかよ!)ひとみは、そのまま梨華の教室へと行く。
梨華はのんびりと、教科書やノートをカバンに入れているところだった。
ひとみは、そのまま教室へ入って行く。
「梨華、話したいコトあんだけど」
「今?」
「あぁ」再び屋上に行くと、ひとみは「昨日、ごっちんと屋上で何があった?」
「え?・・・」
(まさか真希ちゃん言ったのかな、ひとみに…)
「なんで黙ってんだよ、言えないコトでもしてたのかよ!」
「真希ちゃんが、強引に・・・」
「なんですぐ言わないんだよ!隠しておくコトないだろ!」
「だって、ホントのコト言ったら、ますます機嫌悪くなるでしょ?」
「言わないでおくコトの方が悪いよ」
「だって仕方なかったんだもん。真希ちゃんと付き合ってるって
思われるのはイヤだけど、ひとみとのコトは秘密になってるし」
「だからって、されていいと思ってんのか!」
- 231 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/13(火) 20:21
梨華はひとみに凄い剣幕で責められて涙目になっていた。「ごめんなさい…」
「で、何されたんだよ!」
「キ、キスを・・・」
「舌入れられたとか言うオチじゃないよな?」
「………」
黙ってる梨華を見て、ひとみは逆上した。
「入れられたのかよ!!」
「強引に入れてくるんだもん」
「もぅ、勝手にしろ!!」ひとみは怒りで肩を震わせながら帰っていった。(なんで、こうなっちゃうんだろ。私はひとみだけなのに・・・)
梨華は、暫くその場に佇んでいた。
- 232 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/13(火) 20:23
-23-そして夜。
結局、ひとみとはアレから顔も見合わせてなければ当然話もしなかった。「このままじゃイヤだよ・・・」
梨華は決心すると、枕を抱いて、ひとみの部屋に行く。
ひとみは、まだ起きていた。「なんだよ?」
ベッドから半身起こすと、ひとみは不機嫌そうに言った。(わ〜、まだ怒ってるよ・・・。でも、ここでひるんじゃいけないんだわ)梨華は、側に行くとひとみのベッドに潜り込んだ。
「ここで寝させて?」
「なんでだよ。自分のとこで寝ればいいだろ!」
「ひとみ」
梨華は、ひとみの首を思いっきり自分に引き寄せるとひとみのくちびるを奪った。
- 233 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/13(火) 20:23
「……っ!」
ひとみは慌てて梨華から離れる。
「何すんだよ!」
「だぁってぇ〜。。。」
急に甘えた声を出す梨華に、ひとみは動揺する。「真希ちゃんのせいで、私たちの仲が悪くなるのイヤだもん」
そう言って、またくちびるを近づける梨華。
そのままひとみは押し倒される形で、梨華はその上に乗っかってきた。
「私が、ひとみのコト愛したいナ……」
「・・・・」
抵抗すれば出来るのに、ひとみは敢えて、梨華に身を任せていた。
シャツのボタンを外す手の動きがぎこちないが、それが却って
ひとみの気持ちを高ぶらせた。思えばひとみはいつもする方で、してくれるヤツは殆どいなかった。
と言うより、ひとみがソレをさせなかった。
そう、いつも一方的な愛し方だった。あれは単に遊び程度に過ぎなかったんだと
思う。矢口とだって、愛はなかったし・・・。
- 234 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/13(火) 20:24
梨華は自分から誘ったものの、どうしていいか全く分からなかった。
(ひとみの弱いとこ、どこか知らないしなぁ・・・)
早くも梨華は大ピンチであった。取りあえず・・・梨華はひとみの顔にキスをすると、色々な箇所にキスを落とした。
(ひとみってホントに肌白くていいなぁ・・・)
思わず手を止めて、ひとみの肌に釘付けになってしまう。「梨華!何見てんの!」
「あ゛。ゴメン。ひとみの肌綺麗だから・・・」
たちまち、身体を逆転させられると、ひとみは梨華の上になった。
「ダメだよ〜!今日は私がひとみを愛すの!」
「気持ちだけでいいよ。今日も梨華を離さないからな!」
そう言うなり、ひとみは激しく梨華のくちびるに自分のくちびるを押しつけた。
そして、ねっとりと舌を差し込むと、梨華の舌と絡み合わせる。「・・・んふっ…」
ひとみと梨華の唾液が、いやらしく絡まると、口から垂れて首筋へと伝う。
ひとみは梨華とキスをしながら、梨華のパジャマを巧みに脱がしてしまう。
あっと言う間に、裸にされた梨華は、思わず我に返って、胸を隠そうとした。
- 235 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/13(火) 20:25
(何を今さら・・)
ひとみはくちびるを、段々と首筋から鎖骨、そして胸へとスライドさせていく。
そして、胸の先端部分を指でいじりながら、舌をも転がした。「ぁんっ・・・」
梨華は必死で耐えていた。また主導権を握られる前に、自分からも攻めてみたい。
とっくに主導権を握られているのに、梨華は奮闘していた。
それでも自然と梨華はひとみの背中に腕を回していて・・・
「ぃぃっ。ひとみぃ・・・」
思わず名前を呼んでしまう。そして、すっかりまた受け身の体勢になってしまうのだった。「梨華、もっと大きい声出してもいいんだよ?」
「やぁだぁ〜・・・」
「良く言うよ・・全く」
- 236 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/13(火) 20:25
ズボンとショーツを一気に引き下ろすと、すぐにひとみは梨華のソコに指をあてがった。
「ひゃっ・・・」
既にそこは、溢れんばかりの蜜がたくさん出ていた。「梨華ってば、ホントにえっちなんだから・・・」
「・・・」
「でも、おいしそう♪」ひとみは、ゆっくりと指を上下に擦りながら、顔を近づけていく。
恥ずかしい・・・でも気持ち良い・・・この気持ち良さに負けてしまう。
ひとみは、泉に到着すると、ジュルジュルと音を立てて舐め始める。
その音が卑猥で、梨華は、更に燃え上がってしまうのだった。
- 237 名前: 名無しヨッスィー 投稿日: 2001/11/13(火) 20:29
前半終了。でも、ごめんね、梨華っちは、ゴマとも・・・。
ごめんね、ごめんねぇぇ〜〜〜!
- 238 名前: 名無し爆音中。。。 投稿日: 2001/11/13(火) 21:40
- え、えぇ!!
ご、ごまとなんだって!!
あぁ続きが気になる…
- 239 名前: じゃない 投稿日: 2001/11/13(火) 23:33
- 聞
き
捨
て
ならぬ
- 240 名前: オイラ 投稿日: 2001/11/14(水) 01:15
- 殺
意
が
メ
ラ
メ
ラ 秒殺ビーム!!(ノ・_・)‥‥…━━━━━☆ピーー
- 241 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/15(木) 00:05
-24-「ぁっ……んん・・・はぁぁんっ」
梨華は必死で耐えているが、どうしても声が出てしまう。「だから無理しなくていいってば。声出しなよ」
一旦、ひとみは口を離すと、梨華に言った。「ひとみの意地悪ぅ…」
「でも好きでしょ?梨華・・こうされるのが…」
「・・・」本当にひとみは意地悪だと梨華は思う。
でも。でも・・・好きなのは変わらない。
そして、梨華は自然と腰が動いていた。「ふふ。えっちな梨華が好き♪」
ひとみは舌先で、ツンツンと下の蕾を刺激した。「あぁああんっ。そこはダメぇぇぇ〜〜〜!!!」
- 242 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/15(木) 00:06
急に足を閉じようとする梨華に、ひとみは制する。
「ホントにダメなの?ウソはダメだよ。気持ち良いんでしょ?梨華…」
ひとみは執拗以上に、そこを責め立てる。何度も何度も…。
「はぁぁあああっ、イッちゃうよぉぉおおお〜!」
梨華は我を忘れて、よがった。
「ひと…ひとみぃぃぃ〜〜〜!!」
必死に耐えようとするが、梨華はもう限界だった。
ひとみの頭を押さえつけると、梨華は急に力が抜けた・・・。そっと口を離し、梨華を見つめるひとみ。
息も絶え絶え、梨華は呼吸を乱していた。
額いっぱいに汗をかいて、額につく髪の毛を、そっと撫でながら
ひとみは、優しくキスをした。
- 243 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/15(木) 00:06
梨華は、頭の中が真っ白になっていた。
(また、ひとみに逝かされちゃった・・・)
梨華は諦めた訳ではない。再びひとみに抱きつくと、ひとみに
キスを求めて来た。(ん?まだ、やる気まんまんなのかな?梨華は・・・)
ひとみは余裕で構えていたが・・・「あっ…」
キスをしながら、梨華はひとみの胸に手をずらしてきた。
ひとみは、その手をどかそうとするが・・
「いいから。任せて…」
とは言ったものの、どうすればいいのか、梨華には分からなかった。
ただ、ひとみにも気持ちよくなってもらいたい一心で、梨華は手を動かす。
見よう見まねで、梨華はひとみの胸を触ったりするが、ひとみは目を閉じてる
だけだった。
(やーん、どうしよう。全然気持ち良くないのかな・・・)
泣きそうな顔で、見つめる梨華に、ひとみは何だかおかしくて声を出して
笑いそうになった。
(可愛いよな、梨華は・・・)
気持ちだけで充分のひとみは、梨華の頭に手を乗せると、優しくなで回した。
- 244 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/15(木) 00:07
「ひとみ?…」
「ありがと、梨華。梨華の気持ちは伝わってるから…」
ひとみは身体を起こすと、梨華を抱き締めた。
「でも・・・」
「焦らなくていいじゃん。まだ時間はあるんだから…」
ひとみは囁くと、梨華の耳たぶを、そっと噛んだ。「ぁんっ…」
「もぅ一度、しようか?梨華・・・」
ひとみは、再び梨華を押し倒したのだった。
- 245 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/11/15(木) 00:09
気分によって、この後書いた話はボツにするかも。かも>238
う。みんなの反応が・・・>239 じゃない さん
やぱ、やめようかな・・・>240 オイラ さん
ちょっと変えてみようかな・・・弱気な作者・・・(w
- 246 名前: 238 投稿日: 2001/11/15(木) 16:55
- いや、作者さんの思うようにでいいですよ(w
続き期待。
- 247 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/15(木) 19:28
-25-「はぁぁぁぁ。また寝不足・・・」
翌朝、梨華は鏡で自分の顔を見ながら呟いた。
「あのくらいで、梨華は体力ないんだからな…」
ひとみは、ニヤっとすると、鏡に映る梨華に言った。「だってぇ〜・・・」
「何度も求めて来たのは、梨華のクセに・・・」
「それは・・・」
梨華は真っ赤になる。確かに、欲望に任せて、何度もせがんでしまったのは自分だ。
(だって・・・気持ち良いんだもん…)ひとみは梨華を抱き寄せると
「別に恥ずかしがるコトじゃないよ。そんな梨華が大好きだよ」
"大好き"と言われて、梨華は頬を緩ます。「ひとみ・・・。私もひとみのコト・・・」
「梨華・・・こうなったら交際宣言しちゃおうか?…」
「……ダメだよ!それはダメ!ひとみに迷惑かかるもん」
梨華は頑なに拒否した。
- 248 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/15(木) 19:28
確かに、校内では、真希と付き合った事になってるのは、梨華としても
非常にイヤなのであるが、ひとみの事を考えると、仕方のない事だとも思う。「今更いいよ別に。どうせロクな噂立てられないんだしな…」
「・・・私が困るよ!」
真希と付き合ってる上に、ひとみとも関係があるなんて……
そんな事をあゆみや中澤に知られたら、どう思われるか・・・。
考えただけでも、梨華は胃が痛くなるのだった。「じゃぁさ、ごっちんと付き合う梨華に腹を立てた私が、梨華を奪うってのは?」
「とりあえず、暫くはこのままでいてよ」
「………、分かったよ」そして、暫くの間、真希が梨華に近づいて来る事はなく、1週間が過ぎよう
としていた。
- 249 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/15(木) 19:29
「最近、ごっちんに会ってないの?」
あゆみから昼休みに話しかけられて、梨華はどう答えようかと迷っていた。
「会ってないって言うか、ホントは・・・」
「遠慮してるなら、いいのに」
あゆみは梨華が気を使ってるのかと思い、そう言ったのだが。「遠慮とか、そういうんじゃなくてね・・・元から真希ちゃんとは付き合ってない
から」
そう言って信じてもらえるか分からなかったが、あゆみには本当の事を話しておきたかった
梨華は、自分の気持ちを話した。
屋上で、真希とキスしていた事の説明は苦しくなるのだが・・・。「じゃぁ・・・梨華ちゃんは、よっすぃ〜が好きなの?」
「ぅん・・・。でも、これは内緒にしててね。知ってる人は
真希ちゃんと矢口さんくらいしか知らないから・・・」
「じゃぁ、なんでごっちんとキスしてたの?」
あゆみは納得出来ないと言う面もちで梨華に尋ねた。
- 250 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/15(木) 19:29
「あの、それは・・・」
無理矢理・・・と言うと真希が悪人に思えて、梨華は言葉を濁した。
「じゃぁ、ごっちんは知ってて梨華ちゃんに付き合ってるってわざと言ったんだ」
あゆみも聞くのを諦めて話を変えた。
「う、うん・・・」
「なんか悔しいなぁ。…梨華ちゃんが羨ましいよ」
「ごめんね…」
「梨華ちゃんが謝るコトじゃないじゃない」
あゆみは笑う。
「今度さ、真希ちゃんと遊ばない?イヤじゃなければ…」
真希の気持ちが、あゆみに行くとは考えにくかったが、出来れば、そうなって
欲しいと梨華は密かに期待していた。とは言ったものの、真希を誘うと言うのも、ひとみがいる手前おかしなものだ。
- 251 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/15(木) 19:30
噂をすれば・・・真希が久しぶりに、梨華のクラスに顔を出した。「梨華ちゃん・・・」
「あぁ・・・」
梨華は、あゆみの手を掴むと、真希と一緒に廊下に出た。
「こちらは、柴田あゆみちゃん…。私の友達なの」
「あぁ、この前、一瞬見たけど・・・」
真希はなんで、梨華が自分に紹介するのか分からなかったが一応お辞儀をした。
「私のコトは別に言わなくても噂されてるから、分かってるでしょ」
真希はポケットに手を突っ込んだまま、あゆみに言った。
急に、梨華に紹介されて、あゆみはしどろもどろになっている。
「わ、私、ちょっと用あるから・・・」
そう言って、あゆみはトイレの方に走って行ってしまった。
- 252 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/15(木) 19:30
「なに?急に・・・」
これじゃぁ却って逆効果だったと梨華は後悔した。
「今度さ、あゆみちゃんと一緒に遊ばない?」
「なにそれ?2人っきりになるのが恐いから、友達使うっての?」
真希は笑い出した。
「ち、違うよ!」
「じゃぁ何?」
「それは・・・」
あゆみの真希に対する気持ちが真剣なら、こんな余計な事をするのは
おせっかいだと梨華は思う。でも、きっかけが欲しかった。
「私は梨華ちゃんと2人っきりで遊びたいなぁ…」
意味ありげに言う真希に、梨華は、これでは到底無理だと早くも諦めたのだった。
- 253 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/11/15(木) 19:31
>246
ありがとう。でも変えちゃいました。
まぁ、私も心苦しい思いもあったもので(w
- 254 名前: 246 投稿日: 2001/11/16(金) 17:37
- そうですかぁ。
なんかくろゴマの予感・・・
続き期待してます!
- 255 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/16(金) 21:07
-26-「ごめんね…」
さっきから、梨華はずっとあゆみに謝っていた。
「もう凄く余計だし、気が早すぎるよ、梨華ちゃん!」
確かに急だし、真希に不審がられても仕方なかった。
「私、結構真剣に、ごっちんの事好きなんだよ…」
「ごめんなさい…」あゆみと放課後、ファーストフード店に入って、真希の話をしていたのだが
梨華は謝りっぱなしだった。「でも、梨華ちゃんありがと…」
急にあゆみはトーンを落とすと梨華にお礼を言った。
「え?」
「きっかけが、全然なかったからさ。友達でもいいからごっちんと
話せるのは嬉しいよ」
「あゆみちゃん」
梨華は泣きそうになる。
- 256 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/16(金) 21:07
「ここで道草してたんだ」
噂をすれば、真希が梨華とあゆみの間に割り込んで座って来た。
「真希ちゃん・・・」
「梨華ちゃん、何たくらんでるの?」
「たくらむって、そんな…」
ストローに口を付けた手が止まる。
しかし、真希はそれ以上深く追求しようとはせずに、あゆみの方を向いた。
「梨華ちゃんに負けず劣らず、あゆみちゃんだっけ?も可愛いね」
そう言って、真希は微笑んだ。
あゆみは真っ赤になっている。普通にしていれば、真希は可愛いと思うが、迫って来る時の真希は積極的過ぎて
ハッキリ言うと、梨華は恐い。それがなければ、真希とはうまく友達づきあい出来るのに…
と梨華は思うのだが、そううまくいかないのが人生と言うものだ。
- 257 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/16(金) 21:08
「真希ちゃんさぁ、ひとみとは、それから、どうなの?」
「え?・・・あぁ、口聞いてないよ。そりゃ、そうだよね。
私、梨華ちゃんにキスしちゃったんだもん」
悪びれた様子もなく言って笑う真希に、あゆみも梨華も黙り込んでしまう。
「あゆみちゃんには、ちゃんと言ってあるから…」
「そっか。まぁ私の一方的な片想いなんだけどね。でも梨華ちゃん好きだし!」(一方的な片想い・・・それは、私にも当てはまるけれど、私は
ごっちんみたく、猛烈にアタック出来る程、勇気も行動も持ち合わせてないな)
あゆみは、真希を見て思う。「どうして、そう自信があるんだろうね。真希ちゃんは…」
梨華は軽く溜息をつく。
「今日だって、こんなとこ、よっすぃ〜に見られたら、それこそ
今度はキスだけじゃ済まされないかもなぁ私」
この間、真希はひとみにキスをされている。それを梨華も見てしまった訳だが…。
- 258 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/16(金) 21:09
「あの時、梨華ちゃん来なかったら、私、よっすぃ〜にやられてたかもね」
「やめてよ・・・」
梨華は自分の事のように恥ずかしくなると、真希の言葉を遮った。
あゆみがいる手前、そういう話はして欲しくなかった。
実際、あゆみは固まっている。「あんまり噂してると、ホントによっすぃ〜が来そうだから、このヘンで
やめとくね。じゃぁ、今度遊ぼうね!梨華ちゃん!あゆみちゃん!」
そう言い残して、真希は先に帰って行った。
- 259 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/16(金) 21:09
「ごっちんって、いっつもあんななの?」
あゆみは、やっと口を開いた。
「うん・・・」
今の会話で、あゆみは真希に幻滅したのではないかと不安になったが。
「凄く素直だね。ごっちんって。ますます好きになりそう」
「そ、そうなんだ」
確かに素直ではあるが・・・。それが時には迷惑になる事を真希は分かってない…と、
梨華は思うのだった。
- 260 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/11/16(金) 21:11
最近、この小説はどうなって行くのか自分でも分からない。
そろそろ2も終わらせたい今日この頃です。>254
くろゴマの方がいいですかね。なんかゴマって
悪者にしやすかったり(w
- 261 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/17(土) 14:46
-27-梨華が家に戻ると、見覚えのない靴が玄関にあるのに気付いた。(ひとみにお客さん?・・・)梨華は、何故かこっそりと階段をあがると、ひとみの部屋の前で耳を澄ませた。
「・・・・・・・」
何も聞こえて来ない。
何も聞こえないと却って気になるが、梨華は諦めて自分の部屋に入ろうとした。
最近、さぼってばかりで勉強もちゃんとしないと、遅れてしまいそうだった。
(ひとみに、うつつを抜かしていて、成績が下がったなんて言われたらみっともないし・・・)
梨華が自分の部屋のノブに手を掴んだところで、ひとみの部屋が開いた。「梨華・・・おかえり」
「う、うん」
そこへ、ひとみの部屋から、ひょっこり顔を出した人物に、梨華は懐かしそうに
声をあげた。
- 262 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/17(土) 14:47
「あさみちゃん!」
「梨華ちゃん!!」思わず抱き合って再会を喜ぶ2人に、ひとみは苦笑しながら眺めていた。あさみは、梨華が前の学校で友達だった北海道から来た子である。「急に来るからビックリしたよー」
「もう梨華ちゃん携帯すら持ってないからさー、ちゃんと連絡してよ」梨華は今時の高校生にしては珍しく携帯を持っていないのだ。
「だって必要ないしさ…」
最近は、それでも必要性を感じている梨華であったが、なければないで
別に困るものではないと思っている。「ま、募る話もあるだろうからさ、ゆっくりしてけよ」
「はい!」
あさみは明るく言うと、梨華の部屋に入った。
- 263 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/17(土) 14:48
「もう、梨華ちゃん相変わらずピンク一色なんだぁ…」
前の家でも梨華の部屋はピンクだった事を知っているあさみは苦笑いした。
「だって可愛いじゃん!」
「はいはい」「いつから来てたの?」
「30分位前かな」
「そっか・・・」
「ねぇ、ひとみちゃんだっけ?すっごいカッコいいね!」
「そ、そうかな・・」
梨華は思わず微笑んだ。「ひとみちゃん、ずっと梨華ちゃんの話してるからさー。
よっぽど想われてるのかと勘違いしちゃったけど・・・
姉として慕ってるんだねー」
「え?」
初耳の梨華は、思わず聞き返してしまう。
姉として見た事はない…ってハッキリ言われたんだけどな…
あさみに、自分の事をどう言ったのか気になる梨華は
「ひとみ、私のコト、何て言ってたの?」
- 264 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/17(土) 14:48
「ドジでおっちょこちょいで、抜けてるけど、でもホントは
優しくてお人好しで、素直だって言ってたよ」
「ホントに??」
そんなコト、私の前では言った事ないクセに!!
「全然変わってないねぇ、梨華ちゃん。相変わらずクラスでも
笑われてるんでしょ?」
「くっ・・・・。あさみちゃんも痛いトコ突くねぇ…」
その通りなんだから否定のしようもない。「梨華ちゃん転校してからさー、梨華ちゃんの良さに気付いた子
結構多かったよ」
「ホント?どうせ笑ってたんでしょーに」
「梨華ちゃんに告れば良かったって子もいたんだけどさ…」
「まさか・・・」
梨華は本気では取り合わなかった。そんな奇特な子がいる訳がない…
- 265 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/17(土) 14:49
「保田先生だって、残念がってたよー」
何かにつけて、梨華の面倒を見てくれた保田には、梨華も感謝している。
「保田先生か・・・元気かな」
「元気だよー。そうそう辻ちゃんね…」
辻とは、梨華の3つ下の中学2年の後輩だ。
「告白出来なくて悔しがってたって」
「え?」
(辻ちゃんが・・・?私のコト好き??だった?)
「今度さ、仲良かった子と集まるから、そん時に、梨華ちゃんも呼ぼう
って約束したから、梨華ちゃんも都合付けて来てよね?」
「うん・・・」
「良かった。じゃぁ、私帰るね」
あさみは立ち上がった。あさみが帰ってしまうと、梨華は前の学校の事を懐かしく思い出していた。
- 266 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/11/17(土) 14:54
この小説も甘甘のバカ小説から痛い系にしてみようかな。
本格的に?考えてみようかなぁ。
でも、思いつくままに書いてしまったので大変だな・・・。
後藤を黒くしてみるか(今も黒い?)
- 267 名前: 名無し止まれ 投稿日: 2001/11/17(土) 21:33
- >今も黒い?
・・・うん。
続き期待。
- 268 名前: 名無し募集中。。。 投稿日: 2001/11/17(土) 23:25
- 痛い系・・・これからSM編に突入か?
- 269 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/18(日) 11:42
-28-「梨華も、結構モテたんだな…」
背後から、ひとみの声がして、梨華は振り返った。「あさみちゃんと何話してたの?」
「いろいろ。梨華のコト好きだったヤツの事も聞いたよ。
驚いたぜ。お前、やっぱり好かれるヤツなんだな」
ひとみは、そう言うと、梨華を抱き寄せた。
「ひとみ・・・」
「ちょっと嫉妬しちゃったよ。知らない誰かさんにさ」
「ひとみが嫉妬するなんて、似合わないね…」
「そうかな?」
梨華は自分から顔を上げると、ひとみにくちづけた。
「ひとみが、好き・・・」
「言わなくても分かってるよ、バーカ!」
ひとみもキスを返した。
顔の角度を変えて、何度もキスを繰り返しているウチに、ひとみの手が
梨華の胸元へと伸びてくる。
- 270 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/18(日) 11:43
「……ダ…メ・・・。ここじゃ…」
「いいだろ。我慢出来なくなった…」
ひとみは唇を離すと、切なそうに梨華を見つめる。
「だって・・・」
「ホントにダメ?」
梨華の瞳を覗き込むようにして、ひとみは問い返す。
「意地悪なんだから・・・」
梨華は俯いた。
ひとみは梨華を抱きかかえると、リビングのソファに梨華を降ろした。
梨華の制服を脱がすと、ひとみは、梨華の胸にしゃぶりつく。
- 271 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/18(日) 11:44
「はぁあんっ」
鼻についた、甘い声で喘ぐ梨華の声に、ひとみの心は激しく燃える。
「梨華・・・」
ひとみは梨華のスカートに手を突っ込むと、すぐに梨華の敏感なところに
指をあてがった。
「ぁっ……」
「梨華、おねだり汁でいっぱいだね…」
「ひとみのバカぁ…」
ひとみはニヤっとすると、そのままスカートを引き下ろした。
「梨華の、ここはイイ感じだね」
「ゃぁだぁ…」
恥ずかしさのあまり、足を閉じようとする梨華に、ひとみはわざと
こじ開けて、閉じさせないようにした。
- 272 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/18(日) 11:44
「ちょっと味見してみようか…」
ひとみは、ゆっくりと顔を近づけて、舌先で、既に固くなり始めている蕾を軽く刺激した。
「ゃんっ…」
軽く腰がひけて、梨華は切なそうな声を漏らした。
「可愛いな、梨華・・・」
ひとみに名前を呼ばれる度に、自分のあられもない姿に恥ずかしく思う一方
もっと責めて欲しいと叫んでいるもう一人の自分がいる。
「ひと・・み…もっと…して・・・」
口に出すと、もっとイヤらしい感じがして梨華は更に燃えてしまう。
「淫乱な梨華も大好きだよ。もっと乱れて・・・」
そんな事を耳元で囁かれて、梨華は更に堕ちていく・・・。
「ひとみ・・・」
梨華は自分からひとみのくちびるに激しく舌を絡めるのだった。
- 273 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/18(日) 11:45
「梨華もすっかり、淫乱になったよなぁ…」
コトが終わって、ひとみのベッドで二人は抱き合いながら、ひとみは呟いた。
「・・・そんなこと・・・」
ないとは言い切れない・・・。元々スケベだったのかと梨華も思う。
今までキスも知らなかった自分が、短期間で自ら腰を振るような女になって
しまった事に、少なからずショックも否めないが、それだけ自分はひとみの事を
愛していると、ひとみと愛を確かめ合う度に実感する自分の事は正直嬉しかったりするのだ。
- 274 名前: 『石川さんと呼ばないで2』 投稿日: 2001/11/18(日) 11:46
「だって、私はひとみのコト、世界中で一番愛してるから」
恥ずかしげもなく言える自分も、実は好きだったりする。
そこで茶化さないで聞いてくれるひとみも好きだ。
「私も梨華のコト・・・一番愛してるよ…なんてね…」
ひとみは照れがまだ入るのか、語尾が曖昧だった。
「ちゃんと、愛してるって言って!」
「この前言ったじゃん」
「今、ここで!」
「愛してるよ!…これでいい?」
「ダメ!」
「うぜぇなぁ…」
「じゃぁ、ひとみの身体で調べるから!」
そう言って、梨華は布団をはぎ取ると、ひとみに馬乗りになり
いきなり胸を舐め始めた。
「なっ。なにすんだよ!あっつ、くすぐったいって!」このバカップルの夜は、まだまだ長いようで……。――― とりあえず2部はEND ―――
- 275 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/11/18(日) 11:49
すみません。突然2部は終わらせてしまいました。
3部は、ちと、色々と複雑にさせる予定です。予定は未定。>267
取りあえず、ゴマはやっぱり梨華っちと……??>268
あんまり痛くはならなさそうカモ。
- 276 名前: じゃない 投稿日: 2001/11/18(日) 12:53
- 複
雑
ですか… ガンガレナナシベーグル ガンガレイシカワ
- 277 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/21(水) 20:43
-1-そして、約1ヶ月の月日が流れた。「梨華ちゃん、映画のチケットあるんだけど見に行かない?」
「…私と?」真希が梨華の目の前で、チケットをヒラヒラさせながら言った。
こうして、誘う事は実に1ヶ月振りの事である。「梨華ちゃん、まだ見てないでしょ?この映画」
『千と千尋の神隠し』は見ていないし、見たいと思っていたのは事実。
「うん。見たいけどね」
「じゃ、決まり!」
真希は1枚チケットを梨華に握らすと、
「じゃぁ今度の日曜にさ見に行こう!」
嬉しそうに言った。
「うん・・・」まぁ映画館なら、真希もヘンな真似はしないだろう。
それに、真希はひとみに咎められて以来、梨華に変な事はしていないし。
- 278 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/21(水) 20:44
ひとみとは、早くも倦怠期が来ていた。
別に、何が不満と言うわけでもないのに、何か物足りなさを感じている。
そんな時に真希に映画に誘われた事は梨華にとっては良い気分転換になりそうだ。
「ふぅん。ごっちんと映画見に行くんだ」
大して興味もない風に、ひとみは口を開いた。
「なんか悪いしさぁ。それに、もう真希ちゃんも諦めてるかも」
「それはないだろうけどな…」
「そ、そうかな」
そう言われると、梨華は不安になる。
「まぁ、梨華も気をつけなよ。油断すっと、すぐ…」
「大丈夫だよ・・・」
多分・・きっと・・・
- 279 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/21(水) 20:44
真希は待ち合わせより、少し早い時間に来て梨華を待っていた。今日の事は、あゆみには内緒だ。
別に隠す事もないのだが、まだ3人で遊ぶ約束をしていながら実現していないので
何となく、あゆみには言い出しにくくて、そのままになってしまっていた。
(どうせなら3人で行けば丁度良かったのになぁ…)
なんて、梨華は勝手な事を思いながら、待ち合わせ場所に急いだ。「真希ちゃ…」
声をかけようとして、真希が数人の男に囲まれているのに遭遇した。
どうやら、ナンパされているらしい。
(ふぅん・・・真希ちゃんって、モテるんだ…)
別に不思議な事では、ないのだが、何となく梨華はその場から離れて、その光景を眺めていた。
しかし、梨華に気づくと、男達を無視して自分の方に駆け寄って行く。
「梨華ちゃん!」
そして、当然のように腕を絡めると
「私の彼女だから、じゃぁね!」
なんて言って、足早にその場を去って行く。
ナンパした男どもは、ポカンとした顔で見送っていた。
- 280 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/21(水) 20:45
「真希ちゃん!」
「あぁ、ごめんね。うざいよねぇ。ナンパってさ。
可愛い彼女待たせてるって言ってんのに信じなくてさぁ…」
「そんなコト言ったの?」
梨華は真希の腕を、ほどきたいのだが、先ほどから真希の腕が
自分の胸に当たってる事も気になっていた。
真希は全然気にしてないのか、わざと腕を胸に押しつける感じで寄せて来る。
(あぁ・・・真希ちゃん・・・)
梨華は自然と真っ赤になって俯いてしまった。
(ふふっ。梨華ちゃん赤くなってる。それにしても、梨華ちゃんの胸…柔らかいなぁ)真希は、映画は既にどうでも良くなってしまっていた。
(あぁ・・・・梨華ちゃんと、したいなぁ・・・)
映画館に着いて、真希が梨華をやらしい目で見つめている事を梨華は気づいていなかった。
(梨華ちゃん、やっぱりカワイイ。諦められないよ。でも…今日で最後……)
真希は自分に言い聞かせるのだった。
- 281 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/11/21(水) 20:48
3部開始。タラシのヨシコ復活か???
最近、他の小説読んでる方が楽しくなって来てしまった。
っつぅか、自分の小説が恥ずかしくなって来てる…(w。>276 じゃないさん
複雑と言うか、色々と登場させるつもりです。
どうなるか分かりませんが・・・
- 282 名前: オイラ 投稿日: 2001/11/21(水) 21:55
- 何てレスしようかと考えてる間に更新されてた。
鈍いんだよな〜オイラって。。。ワクワクしてきました。タラシ復活っすか!マジっすか!
タラシに萌えつつ真希の誘いにヒヤヒヤしつつ、楽しみにしてます。
- 283 名前: じゃない 投稿日: 2001/11/22(木) 21:34
- ハラハラ。。
- 284 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 00:03
-2-「真希ちゃん聞いてる?」
「え?う、うん」
映画が終わって、近くの喫茶店に入った梨華と真希は、
さっきから上の空の真希の態度が気になっていた。「真希ちゃんから誘ったのに、ちゃんと見てた?」
不機嫌そうに梨華が言うので、真希は慌てて言った。
「ごめん。梨華ちゃんに見とれちゃっててさ」
「…もぅ、真希ちゃん真剣に言ってるのに」
「私だって・・・」真希は伝票を掴むと、梨華の手を引いて外に出た。
「真希ちゃん?」
「カラオケ行こうか?まだ、時間大丈夫だよね?」
「わ、私、歌えないよ?」
「いいから!」
真希は強引に梨華を引っ張っていく。
- 285 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 00:03
カラオケルームに入ると、真希はやっと手を離してくれた。
「もう、相変わらず真希ちゃん強引なんだから…」
「ゴメンね…。久しぶりに、梨華ちゃんと二人っきりだからさ嬉しくて」
「そ、そう?」
"二人っきり"と言う言葉に、梨華は過剰に反応した。
(まさか、真希ちゃん、何もしないよね?…)
と言うより、何かあると思ってる自分の方がイヤらしい感じがして梨華は苦笑いした。妙に固くなってる梨華に、真希はさりげなく横に座る。
「そんなに緊張しなくていいじゃん。リラックスリラックス!」
「そうだね…」
「梨華ちゃんは歌わないの?…じゃぁ、私はコレとコレと・・」
慣れた手つきでリモコンを操作する真希に、梨華は感心して、じっと見つめていた。
「どうしたの?」
「え?慣れてるなぁって思って」
「カラオケとか行かないの?」
「うん。初めてじゃないけど、滅多に行かないし」
「珍しいね。でも、梨華ちゃんらしいかも」
そう言って、真希は梨華の肩に腕を回した。
- 286 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 00:04
(ぅわっ。来た!!)
梨華の身体に緊張が走る。しかし、店員がドリンクを持って来たので、真希は梨華にかけていた腕を解いた。
ホッとする梨華。
(もぅ・・・ビックリしちゃった・・・)「じゃぁ歌おうかな」
真希はマイクを持つと歌い出した。梨華はアイスレモンティを飲みながら、殆ど真希の歌は頭に入っていなかった。
(はぁ・・・どうしよう迫られたら・・・)
そんな事ばかり頭を渦巻いて・・・
再び肩を抱かれて、梨華の身体は硬直した。「梨華ちゃん・・・私のコト、好き?」
真希が真剣な顔で聞いてきた。
(そんなコト、聞かれても・・・)
「あの・・・そういうのって、分かんないよ…」
「私さぁ、梨華ちゃんのコト、やっぱり…(諦められないんだ)」
最後の言葉は言わないで飲み込むと、真希が段々と顔を近づけてくる。
梨華は、思わず目を瞑った。
- 287 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 00:04
「しないよ」
「・・・」
梨華は目を開ける。
「また、そんなコトして梨華ちゃんに嫌われるようなコトしたくないもん。
でも、ちょっと期待してた?」
真希はそう言って笑った。梨華は、ホッとすると同時に恥ずかしくなった。
「よっすぃ〜と、仲良くやってる?」
真希は、コーラに口をつけると足を組みながら言った。
「うん・・・」
「そっか。いいな・・・。なんかさぁ、よっすぃ〜とギクシャクしちゃって
あんまり喋ってないんだよね」
梨華との事があってから、家にも来なくなった。
確かに、来れなくしたのは、真希自身なのであるが。
- 288 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 00:05
「また遊びに来れば?・・・」
「来れる訳ないじゃん。よっすぃ〜、かなり怒ってたしさぁ」
言ってから梨華は、しまった!と思ったが遅かった。
「ゴメンね。でも、真希ちゃんとひとみは仲直りして欲しいな」
それは本当に思う。好きな2人が仲違いしてるのは見るに耐えられない。
(好きな2人???・・・)
梨華は無意識にそう思って、真希の事も好き・・・頭の中で繰り返してみた。
嫌いではないけれど・・・どう好きなのだろう?「私だって、遊びに行きたいんだけどね」
「遊びに来てよ。あ、今度さ、あゆみちゃんと一緒にさ」「あゆみちゃん・・・、そう言えば彼女元気なの?」
前ほど梨華のクラスに顔を出さない真希は訊ねた。
少しは気にしてるのなら、少しは脈があるのかも知れない。
- 289 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 00:05
「元気だよっ!今日も、あゆみちゃん連れて来れば良かったよね」
「・・・私は、梨華ちゃんと2人の方がいいけどな」
「あ・・・」急に人の気持ちが変わらない事くらい、梨華が一番良く知ってるハズなのに
また余計な事を言ってしまったと梨華は後悔する。
真希があゆみに気持ちが行くなんて、果てしなく無理な気がしていた。
それは、自分が、真希に気持ちが行くのと同じ事くらい難解であると感じていた。「今日は楽しかったよ。多分良い思い出になると思う」
梨華の家の前で、真希は言った。
「おかしな真希ちゃん」
梨華はクスッと笑う。
真希はカバンから手紙を出すと、梨華に差し出す。
「手紙なんて、ガラじゃないけど、後で読んで。じゃぁね!梨華ちゃん!」
そう言って、真希は帰って行く。「手紙……」
梨華は、不思議そうに手紙を眺めていた。
- 290 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/11/23(金) 00:09
明日は、モー。たいでも見て萌えよう。まだ見てない。>282 オイラさん
タラシっつぅか、また告られるみたいです(誰に?)。
後藤は・・・?いしかーさんは、後藤が気になり始めるらしいです。>283 じゃないさん
ハラハラしてくらさい。んーあんまりしないかな(w
- 291 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 14:24
-3-「楽しかったみたいじゃん?」
「ひとみ・・・」
玄関の前に腕組みをして立っているひとみは、梨華に皮肉っぽく言う。「ごっちんとの、久しぶりのデートは満喫出来たみたいだな」
「そんなんじゃないよ」
ひとみの横をすり抜けて、梨華は洗面所で手を洗おうとした。「そうそう、柴田って人から電話あったけど」
「え?」
(なんで、あゆみちゃんが?)
「ごっちんとデートに行ってますって言っといたけど」
「なんてコト!!なんで、そんなコト言うのよ!」
梨華は、ひとみに詰め寄った。
「違うのかよ?」
「デートじゃないじゃん!単に遊びに行っただけでしょ!」
「同じようなもんじゃん。それに、お前ら付き合ってるコトになってんだしさ」
- 292 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 14:24
そう、結局学校内では、まだ梨華は真希と付き合ってると言う事になっていた。
ひとみにあゆみの事を話しておかなかった自分も悪いが、何も正直に話す事も
ないのにと梨華は、ひとみを呪った。「だから携帯持てって言うんだよ!じゃなかったら、わざわざ自宅に電話かけてこないだろ」
「携帯なんか、いらないもん。ひとみみたいに複数持つ方がどうかしてる」
「んなの、関係ないだろっ!」
「なんか、イヤらしいじゃん、それって」
ひとみはムッとすると自分の部屋に戻ってしまった。
- 293 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 14:25
それにしても、あゆみは何の用だったのだろう?気になると同時に
電話をかけるのも気が引けるのだった。
気が重かったが、梨華はあゆみの携帯に電話した。「もしもし…梨華です」
【梨華ちゃん!?】
あゆみの声は明るかった。
「ご、ごめんね。今日のコト…」
梨華は謝ろうとしたのだが…
【ごっちんから付き合おうって言われたの!!】
あゆみの声は弾んでいて、嬉しそうに言うあゆみに、梨華は耳を疑った。
「は???」【嬉しくて梨華ちゃんに電話しようとしたら…ごっちんと最後のデートだったんだね。
私、舞い上がっちゃって…ごっちんに言われてたのに忘れてた。ゴメン】
「・・・」
(いつの間に、そんな話に…。今日だって一言もそんなコト言ってなかったじゃない)
【梨華ちゃん聞いてる?】
「...う、うん。…そうか。良かったね」
それだけ言うのが、やっとだった。
- 294 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 14:25
あゆみの電話を切ってから梨華は急いで真希から貰った手紙を開けた。Dear 梨華ちゃん手紙を書くなんてテレくさいけど書きます。
真希だよっ。あはっ。
今日は、梨華ちゃんと最初で最後のデイトができてうれしかったです。
ゴトーは、梨華ちゃんのことが好きだけど、でもあきらめました。たぶん。
あゆみちゃんのことは、梨華ちゃんが紹介してくれた時から、好意を
持ってくれてることは、きづいていました。
あゆみちゃんとつきあいます。まずは友だちから。
きっと梨華ちゃんも、それを望んでんだろうし、だから梨華ちゃんも
よっすぃ〜と禁断の愛を育てて下さい→。
もう、梨華ちゃんにはメーワクをかけません。 後藤真希梨華は手紙を読み終えて、何とも言えない気持ちになった。
本当だったら、真希があゆみと付き合う事は望んでいた事のハズなのに
どこかスッキリしない気持ちになった。なんでだろう?
なんで素直に喜べない?
梨華は、その日、真希の事を考えて眠れなかった。
- 295 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 14:26
-4-翌日―「あゆみちゃん!」
真希は昼休み、早速あゆみを呼び出すと、仲良く出かけて行った。
そして、すでに何故か朝から噂は広まり、梨華は真希にフラれた事になっていた。「フラれた…か。別に付き合ってた訳じゃないんだから、フラれた訳でも
フッた訳でもないのに…」
梨華は自分で口に出してみて笑う。何故か梨華は独りぼっちになった気がして急に寂しくなる。
多分、ひとみが居るであろう体育館の裏に行ってみる。
そこにはひとみはいたが1人ではなかった。
梨華は気づかれないように、コッソリ様子を窺っていた。
- 296 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 14:27
…あのコ‥。前もひとみに告った、中等部3年の松浦亜弥ではないか。
なんで、またいるんだろう?「しつけーなっ。付き合う気ないっつってんだろ‥」
しかし、松浦は引き下がらない。
「私、吉澤さんの言われる通り、髪の毛も切って来たんですよ」
「・・・」
「私、前から感じてたんですけど、吉澤さん、石川さんが来てから変わりましたよね。
石川さんのコトが好きなんじゃないですか?」
「‥何、バカなコトを・・・。いちいちそんくらいで好きとか言われちゃ
こっちも、たまんねーよ」
ひとみは制服のポケットに手を突っ込んだまま、うんざりした様子で答えた。
「じゃー、私と付き合って下さい」
「はぁ?どうして、そうなるんだよ」
「髪の毛切ったら、キスしてくれるって言いましたよね?
前見たく、告ったコに、その場でキスして下さいよ」
松浦は挑戦的な目をして言う。
- 297 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 14:28
それより、髪切ったらキスって、何考えてんの?ひとみは!!「バカらしい。大体、私はあんたに興味ないよ」
「石川さんが気になるから?」
「カンケーねぇだろ。うぜぇー女は嫌いなんだよっ」
「キスして下さい!」ひとみと松浦の押し問答が続き、見ていた梨華も、訳が分からなくなっていた。ふいに、ひとみは松浦に顔を寄せると素早くキスをした。「――これでいい?お前ほど、しつこい女初めてだよ」
ひとみは、根負けしたのか、キスをした後に言った。
「‥こんな子どもだまし・・・」
松浦はふいをつかれて驚いたのか、少し顔を紅潮させて言った。
「いちいち注文のうるせぇ女だなぁ‥」
- 298 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 14:29
ひとみは松浦の肩を掴むと、今度は強くくちづけした。
そして、舌をグッと松浦の口の中に差し込み、松浦の舌を探す。
探り当てると、それに絡ませ始めた。「なっ!!!」
まさか、ひとみが濃い目のキスまでするとは思っていなかったので
梨華は、思わず声をあげてしまう。
(な……、長いよ・・・・)そして、くちびるを離すと、口の端から流れている唾液を拭った。「こんくらいで、どう?」
ひとみは勝ち誇った目で松浦を見たのだが・・・
松浦の目はトロンとしていて、完全にひとみに殺られた様子だった。(マズイな・・・。本気にさせちまったか…)「吉澤さん……」
松浦は、そのままひとみに抱き付いた。
「ぅわっ!お前、口拭けよ!!」
ひとみは、松浦を引き離すと、ハンカチを出した。
- 299 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/11/23(金) 14:29
「…最悪。来なきゃ良かった・・・」
以前なら、こんな光景にも、いちいち目くじらを立てて怒っていた梨華だが
最近は、こんな場面にも慣れて来てしまった。
慣れると言うのも、おかしなものだが…。
「ひとみは、気が多すぎ!!」
梨華は、プンプンしながら教室に戻る。
そこへ、丁度、真希と別れたばかりの、あゆみと出くわした。幸せそうな、あゆみに梨華は軽い嫉妬を覚える。
(……嫉妬???何を馬鹿なコトを・・・。そんな訳ないじゃない!じゃない!!)「梨華ちゃん、顔恐いよぉ?どうしたの?」
「え?そんなコトないよっ。あゆみちゃんは幸せそうだねぇ」
「分かる?…ごっちん、優しいんだもん、それに面白いし」
途端に、あゆみの顔が緩む。
(あ〜ぁ、聞かなきゃ良かったよ・・・)
梨華は言って後悔する。それにしても、あの松浦ってコと、ひとみは、どうなるのだろう?
帰ったら、ひとみに問いたださなきゃ!梨華は半分ヤケになりながら思うのだった。
- 300 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/11/23(金) 14:31
モー。たいの止まれ良かったぁ。ハァハァ
やぱ、いしよし最高だべ。ここの2人は、なんだか甘い雰囲気がぶっ飛んでしまいましたけどね。
- 301 名前: 名無し止まれ 投稿日: 2001/11/24(土) 02:45
- おおう。
じゃないが2回も出てきた(ワラそれにしても石川どうなるんだ・・?キニナル・・
- 302 名前: じゃない 投稿日: 2001/11/26(月) 00:53
- あややかよ!
- 303 名前: 名無し止まれ 投稿日: 2001/11/26(月) 01:15
- あややはチョイ役ドマリの法則を信じたいところ
じゃないは只今桃板小説巡回中とみた
- 304 名前: 名無し止まれ 投稿日: 2001/11/28(水) 00:51
- 正直、ここのひとみの口調がかなり気に入らない。
よっすぃーは清楚だよ〜
- 305 名前: 名無し止まれ 投稿日: 2001/11/28(水) 05:00
- 嫌なら見ない。
これ定説ヽ(´ー` )ノ
- 306 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/11/28(水) 21:22
ちとレスだけに顔出しスマソなんですが。
完結した話の番外編書いてたら、全然書けない…。そろそろ、こちらも書きます。仕事一段落しそうだし。>301
私にも分かんないっす。ぉぃぉぃ>302 じゃないさん
>あややかよ!
髪を切ったあやゃが私的にヒットしたので(w。
それだけかよ!かなり人間に近くなって来たなぁあやゃ。>303
あやゃもステ駒扱い?んー、まだ分からないっす。>304
私も、かなり気に入らないけど、そう言うキャラ設定に
したもので。すんません。>よっすぃーは清楚だよ〜
それは勿論でっす。>305
>嫌なら見ない。
ですね。
- 307 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/02(日) 11:06
-5-放課後、終業ベルが鳴ると同時に、梨華は鞄を持って
ひとみの教室へ、即行でダッシュする。しかし、ひとみの教室から、松浦の声が既に聞こえていた…。「あと・・・98回キスをして下さい!」
「はぁ?何言ってんの??」ひとみも困惑顔。
クラスメイトも、まだ殆ど残っていて、ひとみと松浦の様子を窺っている。ひとみは諦めて、松浦の手を掴むと、教室から廊下へ出た。「ひとみ!!」ひとみは梨華を一瞥したが、そのまま素通りして行ってしまった。「なんなのよ!あれは!!」梨華は、ひとみの後を追おうとしたが、真希に邪魔をされた。
- 308 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/02(日) 11:07
「真希ちゃん・・・」
「どうなってんの?よっすぃ〜…。100回キスとか、あの子言ってたけど」(2回キスしたから、あと98回???私だって…ひとみと、まだそんなに……してないよ?)真希は、あゆみと付き合い始めた事を少し後悔していた。
梨華を諦める為と言うか、少し身を引こうと思ったのに、肝心のひとみに
また、生徒が(それもかなり強敵そうな)現れて来て・・・「昼休みにね、あの子が…ひとみとキスしてた」
「!??」あと98回と言う中途半端な数字からして、既にキスはしたんだろうとは
思っていたけど、それを梨華は見ていたのか。「真希ちゃんには、関係ないよねっ。ごめんね。あゆみちゃん来てるよっ」
梨華は、そう言うと、教室を出て行く。
「梨華ちゃん・・・」
「あゆみちゃん、お先っ!」梨華はあゆみに声をかけると、ひとみを探しに走っていった。
- 309 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/03(月) 18:47
-6-「梨華ちゃん、どうかしたの?」
「よっすぃ〜に、また女の子が言い寄ってるみたい…」
「そうなんだ。昼休み戻って来た時から様子がおかしかったから。
梨華ちゃんも、振り回されちゃって大変だね」あゆみは梨華が転入して来た時から、知っているので言葉に実感がこもっていた。「…もう、梨華ちゃんは関係ないからさっ。ウチらは、ウチらで楽しもうよ」あゆみとは梨華の話をしたくなくて、真希は話題を変えようとする。「関係なくないよ。梨華ちゃんは私の大切な友達だし。それに、ごっちんだって
梨華ちゃんのコト・・・」あゆみは言葉を濁す。
- 310 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/03(月) 18:48
「私は梨華ちゃんじゃなくて、今はあゆみちゃんと付き合ってるの!!そうでしょ?」真希は自分に言い聞かせるかのように言った。「そうだけど…」不安そうに真希を見つめるあゆみ。「別に梨華ちゃんのコト気にならない訳じゃないよ。
でも、それは梨華ちゃんと、よっすぃ〜の問題だから」
「うん…」ここで言っても仕方ないと諦めたのか、あゆみも納得した。
真希はあゆみの腕を取ると、自分の腕に絡めた。「どっか、遊びに行こうよっ。ね?」
- 311 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/03(月) 18:49
-7-「もう、ひとみ、どこ行っちゃったのよっ」一通り、ひとみがいそうな場所を探してみたが、見あたらなかった。
ハァーーーッと溜息をついていると、前から矢口が歩いて来た。
あゆみと真希以外に唯一、ひとみと梨華の関係を知っている人物である。「梨華ちゃん、どうしたの?思い詰めた顔しちゃって」気さくに話しかけてくる矢口。かつて、ひとみと身体の関係を持っていた
矢口だが、不思議に梨華は矢口を不快に思わなかった。「矢口さん……」
「言わなくても、よっすぃ〜のコトだって分かるよ。
後藤のコトでも大変だったのにね…」今は、そんな呑気に話してる場合ではない。「ひとみが行きそうな場所って分かりますか?」梨華は手短に話すと矢口の反応を待った。「案外・・・家に戻ってるかもよ?」
「え?」半信半疑に思いながら、梨華は家へと急ぐ。
- 312 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/03(月) 18:51
矢口の言った通り、玄関の鍵は開いていた。「すぐに鍵は閉めるようにって言ってるのに、不用心なんだから」梨華は、文句を言いながら、乱暴にドアを閉めると、しっかりと
鍵をかけて靴を脱いだ。
ひとみの靴と、松浦のものと思われる靴もあった。
(やっぱり・・・連れ込むなんて!!!(怒))梨華は一気に階段を駆け上がると、ひとみの部屋にノックもせずに開けようとした。
と言うより、開けっ放しになっていた。「ひとみ!!」血相を変えて部屋に飛び込んで来た梨華を見て、松浦はクスッと笑う。
その笑い方に、梨華はキレそうになる。「やっぱり来ましたね、石川さん。思った通り・・・」全てこうなる事が分かっていたかのような言い方に、梨華は逆上しそうになった。「梨華。そいつの思う壺になっちゃダメだよ」ひとみもお見通しみたいな言い方をして、梨華は、この怒りをどこにぶつけて
良いのか、一瞬迷った。「いくら吉澤さんが、うまく装ったって、石川さんが吉澤さんのコト好きなのは
すぐ分かりますよ。石川さんバカで有名ですから」年下のクセに、偉そうな口調で言う松浦に、それも初対面でバカ呼ばわりされて、
梨華は涙が出てきた。悔し涙ポロリだ。
- 313 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/03(月) 18:53
「バッバカは余計よ!!なんで、あなたに、そんなコト言われなきゃならないのよ!!」梨華は手をグーにして、松浦に断固抗議をする。
こういう相手には、何を言っても無駄だと分かっていながら、やはり
言わずには居られない。
そして、ひとみが何も言わないのも、気に入らなかった。「松浦も気が済んだなら、もう帰ってくれない?」
「…私、諦めません。あと98回・・・」さっきと回数が変わらない事にホッとする梨華。
って、そういう問題じゃない!!「じゃぁさ、100回キスしたら、それでいいわけ?」ひとみもうんざりしているのか、投げやりに言う。「私は100回好きって言います」
「バカらしい。何かの罰ゲーム?だったら他の人にしてよ。
私だってヒマじゃないんだから」
「私、真剣ですよ?」強い視線で松浦は、ひとみの事を見つめ返す。
- 314 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/03(月) 18:54
「・・・分かってるよ」
「「え???」」松浦と梨華の声が同時にハモッた。「だから…マジになられたら……困る」ひとみはボソッと言うと、松浦にカバンを持たせて立ち上がらせた。「とにかく、もう帰って」松浦の背中を押すと、強引に廊下へ出させると、そのまま階段を下りて
玄関まで行く。「吉澤さん、諦めませんよ」
松浦は、そう言い残して帰って行った。ひとみは鍵を閉めると、梨華の方を向いた。「ひとみ?」
「梨華も、自分の部屋に戻って」
「イヤだよ。納得いかない。ちゃんと、あの子のコト説明して?」
「あの子とは、何もないよ」
「何もなくないじゃない。昼休み・・・見たんだから」ひとみの顔色が変わる。「見てたのか。また覗きか・・・」
「覗きじゃないよっ。ひとみに会いたくて…」
「じゃぁ、キスしてたとこ見たんだ」別に悪びれた様子もなくひとみは答えた。
- 315 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/03(月) 18:55
「なんでキスなんかしたの?」
「しないとしつこそうだったし…。でも、しない方が良かったかもね」ひとみは壁にもたれると、上を仰いだ。「私の計算違いってトコかな…。今更遅いけど。
梨華は?ごっちんにフラれて傷心なの?」
「まさかっ……」ひとみに言われて、真希の事を思い出す。
ひとみの事で、真希の事は頭から、すっかり飛んでいた。「じゃぁ、昼休みに私に何の用だったの?」
「別に用なんてないよ・・」
「梨華、さっき「ひとみに会いたくて」って言ったじゃない。
おかしな、梨華ちゃん!」
「・・・」
「最近してないから、梨華淋しいの?」
「なっ・・・!!そんなコトない!!」梨華は顔を紅潮させながら言い返した。「そっか。それならいいけど」ひとみは、あっさり言うと自分の部屋へと戻っていった。「ひとみ・・・」ほんとは淋しい。抱き締めて欲しい。
いつもなら「意地っ張り」とか言いながら、抱き締めてくれるのに
それすらも最近はなくて……。
素直になれない梨華は、一人玄関の前で立ちつくしていた。
- 316 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/12/03(月) 19:03
更新。吉澤の気持ちが、どこにあるのか作者にも分からず迷走中。
そして、新たに新キャラも登場したりして…
- 317 名前: 名無し1位 投稿日: 2001/12/04(火) 01:03
- まさに黒あややですな(w
個人的には後藤とあゆみには幸せになって欲しいです。いしよしの明日はどっちだ!
- 318 名前: 名無し1位 投稿日: 2001/12/04(火) 02:34
- 黒あややもなかなかいいなぁ・・・
ドロドロだわぁ
- 319 名前: りり 投稿日: 2001/12/04(火) 13:38
- ずーっと、愛読させてもらってます!石川ヲタなので、最近の展開はちょっと辛い…
新キャラ登場でほのぼのするといいなー
- 320 名前: 応援だーん 投稿日: 応援だーん
- 応援だーん
- 321 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/04(火) 19:03
-8-そして、1週間が過ぎて―――。松浦は相変わらず、ひとみに付きまとっていた。
松浦自身は、尤も苦手なタイプであるが、その気力には梨華も感心する。
ひとみはひとみで、完全に、松浦の事は無視していたのだが・・・。真希とあゆみは、急速に仲良くなっていったらしい。
既に「真希ちゃん」「あゆみ」なんて呼び合っているし。
羨ましい・・・。私たちだって、少しは幸せな時があったのに。
そんな時間は長くは続かなくて…一体、今の関係は、なんなんだろう?と思う。「今日さ、梨華ちゃんちに遊びに行ってもいい?」昼休み、ぼんやりと頬杖をつきながら、ぼんやり校庭を見ていた梨華は
あゆみに声を掛けられて顔だけ、あゆみの方に向けた。そこには真希もいた。
- 322 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/04(火) 19:06
「私も久しぶりに、あゆみと梨華ちゃんちに行こうと思ってさ」
「…いいけど。ひとみは、いるか分かんないよ」梨華は、曖昧に返事をする。「よっすぃ〜は、別にいいよ。梨華ちゃんと話したいんだから。
ここんとこ、ずっとあゆみと一緒だったしさ」と言って真希は、あゆみを見る。あゆみは頷く。2人の幸せそうな姿を見せつけられてもね。なんて思うけれど
それを言うと、嫌味な感じがして梨華は「お似合いの2人だね」なんて言ってしまう。それは勿論嘘ではないけれど。「あはっ。ホントに?」真希はあゆみの肩を抱いて、嬉しそうに言う。
- 323 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/04(火) 19:08
しかし真希の心には、今でも梨華に気持ちが残っていた。
本当は……梨華の事が心配でたまらないのだ。
それでも、あゆみと付き合って、真希はあゆみにも惹かれだしていた。梨華を諦めようと思う真希だが、最近のひとみを見ていると梨華に相応しいのは
ひとみではなく自分なのでは?なんて、また淡い期待もしてしまう。
あゆみを哀しませたくないが、やはり今でも一番好きなのは梨華なのだった。
- 324 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/04(火) 19:13
-9-その頃、ひとみは松浦と屋上にいた。
と言うより、松浦が勝手にひとみに押し掛けていたのだが。「吉澤さん、ずっと喋ってくれないんですね」この1週間ずっと同じ事の繰り返し。
松浦が一方的に話している。シカトするひとみ・・・。「松浦...良く、耐えられるね。こっちは何も話してないのに…」ひとみは根負けしたのか、やっと口を開いた。「ヤッタ!!やっと話してくれた♪」嬉しそうに言う松浦に、ひとみもつられて笑う。「そのしつこさには、脱帽するよ」
「私、吉澤さんなら分かってくれるって確信してましたから」
「勘違いするなよ。別に松浦のコト……」そう言いかけた時には、ひとみのくちびるは、松浦のくちびるに塞がれていた。
- 325 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/04(火) 19:19
「…私からキスするのはカウントに入れたくないんですけど、これで3回目♪」無邪気に言う松浦に、吉澤は黙って見ていた。「・・・」
「ズルイって思ってます?なかなか吉澤さん、スキ見せないから」
「チャンスを窺ってたわけ?抜け目ないね」「でも…吉澤さんにとって、キスなんて、どーってコトないんですよね。
この前のキスだって…私は本気になっちゃいましたけど...吉澤さんは…。
だから100回のKissも、どうってコトないと思ってました。
それはそれで寂しいですけど」
「なんで私にこだわるの?」「最初は、私も吉澤さんに興味なかったんです。興味本位で近づいてきました。
"髪の毛切ったらキスしてくれる"なんて馬鹿げると思いましたけど、
正直そこまでやる必要あるのかなって自分でも思いましたけど・・・
でも吉澤さんは文句を言いながらも、約束通りキスしてくれて…嬉しかった。
噂で聞くより、イヤな人じゃないって思ったんです」
- 326 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/04(火) 19:26
「噂なんてアテにならないよ。それにキスなんか誰とでも出来る」ひとみは素っ気なく言う。「ウソ。いくら吉澤さんでも嫌いな人にはキス出来ないでしょう?
それも・・・舌入れて来て・・・」松浦は思いだしたのか、顔を赤らめている。「まぁね…」
「だったら少なくとも私のコトは、嫌ってないってコトですよね?」
「もの凄い都合の良い解釈だな。呆れるよ」
「物事は良い方に解釈しないと損しますよ」
「確かにそうだけど。松浦、変わったヤツだな。ホントに」ひとみは笑った。「吉澤さんを好きになるくらいですから」
「何だソレ」松浦は真顔になると、ひとみに抱き付いた。「私、石川さんには負けたくないです」
「…梨華は関係ない。それに…梨華と松浦は全く別のタイプだし比べられないよ」ひとみは嫌がるでもなく、されるがままになっていた。「吉澤さん……好きです」松浦は少し背伸びすると、ひとみにキスをした―――。 (あと96回…‥)松浦を受け入れた訳ではないが、ひとみは拒否しなかった。
松浦と付き合う気はないけれど、今まで会った事のないタイプの松浦に
少なからず興味を抱いたのは事実だった。
- 327 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/04(火) 19:30
-10-「ゆっくりしていってよ」梨華は、真希とあゆみに紅茶を出しながら言った。
下校途中、そのまま真希とあゆみは梨華の家に来ていた。「梨華ちゃん、よっすぃ〜と、どうなの?」あゆみが訊くと「別に〜。変わんないよ」梨華は大した事なさげに言っているが、かなり悩んでいる事は真希には分かっていた。「あの松浦ってコもタフだよね〜。よっすぃ〜の性格からして、そろそろ切れるか
付き合うか、どっちかかな〜」
「付き合うって???」
「よっすぃ〜って、しつこいヤツ嫌いとか言ってるけど、結構しつこかったヤツと
付き合ったりしてたからね。長続きしなかったけど」「・・・」
梨華は黙っている。
- 328 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/04(火) 19:35
「じゃぁ‥今回も松浦さんと付き合ったりして…」あゆみは、言ってから梨華に謝った。「ゴメンね。梨華ちゃん」
「い、いいよっ。気にしないで。あゆみちゃんと真希ちゃんが幸せなら
私はそれでいいから」梨華は無理に笑顔を作ると、また下へ下りていった。
(キツイな〜。今の私には、あゆみちゃんも真希ちゃんも耐えられないよ。
今度、あさみちゃんとこに遊びに行こうかな…)なんて考えていると、心配した真希が下りて来た。「梨華ちゃん・・・」
「あゆみちゃん、一人にしといていいの?」真希には甘えられない梨華は、気を遣ったつもりだったが…「今度2人っきりで会えない?話したいコトあって…」なんて真希は神妙な顔で言うから、梨華は思わず真希を見つめた。
- 329 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/04(火) 19:40
「どうして?もう会う理由なんて、ないじゃない。
それに、真希ちゃんは、あゆみちゃんと・・・」
「言わないで!!とにかく、今の梨華ちゃんは、放っておけないから。
近いうちに、ウチに来て。ね?」それだけ言うと、また2階へ上がってしまった。――― 放っておけない…‥…か。
そのセリフを言って欲しいのは真希ではないけれど・・・(優しいね。真希ちゃん。あゆみちゃん、良かったね)でも、真希の優しさが梨華には嬉しかった。
ひとみが一人、学校から帰ろうとすると、校門の前でひとみを待っていた人物がいた。「…‥吉澤、久しぶりだね」
- 330 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/12/04(火) 19:48
今日はここまで。>317
黒いかな。あと94回って全部やるつもりか?(w
後藤がやっぱり、梨華に気持ちがあるから難しいかも。ごましば>318
あんまりドロドロしてませんかね(w。>319 りりさん
どうもです。他の小説で、甘いのばっかり書いてるもんで
ツラいの書きたくなってしまって。って、どういう展開に
なるのか自分でも良く・・・。新キャラは、多分予想通りかな?
どっかで使うって書いたしね。ほのぼのは、しないですスマソ。
- 331 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/12/04(火) 19:51
- >330
96回か。打ち込みながらで、量減らしながら
アップしたつもりが。。。ちょっと長くなりましたね。
すみません。
- 332 名前: オイラ 投稿日: 2001/12/04(火) 20:04
- 誰だ。誰だ。誰どわ〜。
- 333 名前: 名無し1位 投稿日: 2001/12/04(火) 21:42
- う〜ん、二人のベクトルはどっちへ向いているのやら…。
待ち人、来る????
- 334 名前: 名無し1位 投稿日: 2001/12/04(火) 21:46
- す、すいませんっっ、ageてしまいました(鬱)。
逝ってきます…
- 335 名前: 名無し山羊 投稿日: 2001/12/04(火) 23:14
- 自覚があるなら許してもらえると思うけど石川さんのトテツモナイ嫉妬に期待
- 336 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/05(水) 20:00
-11-ひとみより長身で、黒髪で美形。目も大きく黒く澄んだ瞳をしていた彼女は
ひとみを見つけると、懐かしそうに微笑んだ。「飯田さん?」
「忘れたなんて、言わせないわよ」そう言うと、飯田はひとみの肩に腕を回した。「お久しぶりです!」飯田圭織は、今は美術の専門学校に通っていて、ひとみより4つ年上だった。
ひとみは、当時飯田に憧れていて・・・ひとみの初体験も彼女だった。
いわば、飯田に女にしてもらったようなものだ。
飯田も、ひとみに負けず劣らず、かなりモテた1人だった。
今でも、ひとみは飯田には頭が上がらない。そして、今でも憧れていた。
- 337 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/05(水) 20:01
「元気にしてた?」
「飯田さんも元気そうですね。…それに、凄く綺麗になったような…」最後は照れくさくて、ひとみは曖昧に濁した。「ハッキリ言えよ〜!綺麗になっただろ?」
「はい。なりました」飯田も、サッパリした性格で、時々交信したり、訳の分からない事を言ったり
するのが、玉に瑕だが、それ以外は、ひとみから見ても美少女である事は
間違いなかった。「どうしたんですか?」
「久しぶりに、こっちに来たからさ〜、吉澤、どうしてるかと思って」
「私は元気っすよ」
「そうみたいね。相変わらずモテまくってるかぁ?」飯田が冗談混じりに言う。
- 338 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/05(水) 20:01
「飯田さん程じゃないですよ」
「良く言うよ。吉澤だって中学ん時からモテてたじゃん」
「そんなコトないっす」ひとみは謙遜して言う。「今は、彼女いるの?・・・」
「・・・彼女って言うか、なんて言うか…。飯田さんは、いるんですか?」梨華の事を何と説明していいのか、ひとみは迷ったので話題を飯田に振った。「特定なのはいないねぇ〜。やっぱり、しないとさ寂しくなっちゃうね」
「・・・・・」
「吉澤さぁ〜、久しぶりに、しない?」飯田は、ひとみを見つめると真面目な顔で言った。
- 339 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/12/05(水) 20:06
最近は、書き溜める事なく、書いたら更新。
更に新キャラ続々と登場。>332 オイラさん
オイラ氏に言われるとは。
んー飯田とやっちゃうのかな(w。>333.334
気にしないで大丈夫ですよ〜。
ひたすら下げて更新したのに、ものの数分で上げられた時は
さすがの私もガクーリした時がありましたが(w。>335 名無し山羊さん
トテツモナイ嫉妬かぁ。石川さんの気持ちも、ゆらっと
後藤に傾いたりして・・・?
- 340 名前: 夜叉 投稿日: 2001/12/05(水) 22:30
- >333.334です。
あれから、びくびくしながら覗いておりました。
気にしないと言っていただけて、安心しました。気をつけます。いいらさんだったんですね。
吉を「女」にしたってことは…、や、やっぱり…(#▽#)。
気が向いたらでいいので、その頃の武勇伝も少々キボーン(w。
あ、でも板違い…?(鬱
- 341 名前: りり 投稿日: 2001/12/07(金) 00:16
- 私も、319でageてしまっていました。
すぐに確認せず、本当にごめんなさい・・・。
応援だーんのところに何が書いてあったか気になってびくびく・・・。小心ながら、応援してます。
- 342 名前: じゃない 投稿日: 2001/12/08(土) 00:43
- んあ、応援だーんのとこは、アダルトサイトが直リンされてただけだよ。決して、とてもお見せできないようなハァハァな内容に更新されていた、
というわけではないんですよほ。。( ̄ー ̄)ニヤリッ
- 343 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/10(月) 19:40
-12-「え?」ひとみが真顔で困った顔をするので、飯田はプッと吹き出した。「吉澤、マジで取った?」
「あ、いえ・・・」
「相変わらず、吉澤は真面目だよなぁ」
「…私は真面目なんかじゃないですよ」ひとみの表情が変わったので、飯田も「どうした?悩みでもあるのか?カオリでよければ聞くよ?
とりあえず、立ち話もなんだから、どっか入ろうか?」飯田が連れて来てくれたのは、ちょっと小洒落たレストランだった。
オムライスを注文するひとみに、飯田は苦笑いする。「結構子どもっぽいもん好きなんだなぁ」
「最近、ハマってるんすよ」
「吉澤、変わってないなぁ。あ、身長は伸びたよね。
カオリと変わらないくらいじゃん。そのうちぬかしちゃいそうだよな」
「なんか伸びてますねぇ。もう止まってくれてもいいんですけどね」
そう言って、ひとみは笑う。「まだ高1でしょ?どんどん伸びるって。カオリだって最近まで伸びてたよ」
「最近までっすか」久しぶりの再会を祝って、雑談やら近況やらを話して行く。
飯田と話していると、何故か落ち着く自分に気付くひとみだった。
- 344 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/10(月) 19:41
飯田の住むアパートまで来たひとみは、折角だからと部屋に呼ばれた。
部屋の中は、画材やらでいっぱいだった。「たくさん絵描いてるんですね」美術専門生なんだから、当たり前なのに、ひとみは取りあえず何か喋らなければ
いけないと思い言葉を探した。
普段から、あまり話をしないひとみなので、今日のようにたくさん喋るのは
ほんとに久しぶりだった。「いずれ、個展とか開けたらいいなって思ってるよ」
「そうっすか。開けるといいっすね」
ひとみは適当に腰を降ろすと、紅茶をいれている飯田の後ろ姿を見つめた。梨華と、まともに話をしなくなってから、どのくらい経つだろう。
別に避けてる訳じゃないけれど、結果的にはそうなってしまった。
急に、梨華との関係が不安になり、どうして良いか分からなくなってしまった。
毎晩愛し合った日が遠い昔に感じられる。
今まで、本気で人を好きになった事がなかったから戸惑いも隠せなかった。
今でも、一番愛してるのは、梨華。ただ一人なのに。
松浦の事も嫌いではないけれど、特別好きでもない。何となく付き合ってると言うか、
つきまとわれてるのを放っておいている感じだ。
そんな曖昧な関係はいけないと思いながら、ひとみはそのままでいた。
- 345 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/10(月) 19:42
「吉澤?」
「あ・・・」余程深刻な顔をしていたのであろう、顔をあげると、飯田が心配そうに自分を
見ていた。「疲れた?ごめんな。急に会いにいったりして」飯田はひとみに、マグカップを出しながら言った。
「そんなコトないです。それより飯田さんの方が話しあるんじゃないですか?」
「え?ないよ、別に。ただ、吉澤が、どうしてるのか気になっただけ」飯田が視線を反らしたのが気になった。「飯田さん?」
「なんでもないよ。吉澤もなんか悩み抱えてそうだし、やっぱ会わなければ良かったね」
「飯田さん!」
- 346 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/10(月) 19:42
何故かそう言った時には、飯田を抱き締めていて、そのままベッドへ押し倒し
ていた。しかし、ひとみはハッと我に返ると、飯田から身体を離した。
飯田もベッドに沈んだ身体を起こした。「すみません」
「吉澤…」
「飯田さんの気持ちも考えなくて…」
「…なんでもないなんて、ウソ。ホントは彼女にフラれてさ、落ち込んでたんだ。
それで、急に吉澤に会いたくなって。抱いて欲しいなんて、思ったりも…した」
「飯田さん……」
「でも聞き流して。吉澤も彼女いるみたいだしさ、急に来て抱いてなんて調子
良すぎだよね」
「そんなコトないっす。飯田さんは、今でも私の憧れの人です。
飯田さんが望むなら……」
そう言って、ひとみは飯田の顎を軽くあげると、そっとくちびるを重ねた。
- 347 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/10(月) 19:43
-13-お互いの久しぶりの再会を喜ぶかのように2人は愛し合った。
寂しさからか、お互いを求め合って交互に愛し合って・・・
しかし、狭いベッドで2人の心は彷徨い続けていた。「飯田さん・・・」
「吉澤・・・あんた、うまくなったね」
「なに言ってんすか。飯田さんこそ、前と変わらず素敵ですよ」きっと、こんな事を言えるのは、飯田だけだろう。
梨華になんかは口が裂けても言えない言葉だ。「私はさ、フラれちゃったけど、吉澤は今の彼女大切にしろよ。
なんて、こんなコトしちゃって言えた義理じゃないか」飯田は苦笑混じりに笑う。
- 348 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/10(月) 19:44
「飯田さんなら、きっとすぐに可愛い彼女が見付かりますよ」
「フフ。ありがと。カオリも吉澤に慰められるようになったかぁ」
「すんません」
「誉めてんだよ。吉澤もさ、素直になって彼女大事にしてやれよ」
「………」
「図星?・・・分かりやすいよな、吉澤」
「飯田さんには、適わないですよ」そう言って吉澤も笑った。飯田と別れて、家に着いた時は、もう0時近かった。素直になれか・・・。分かってるけどそれが一番難しいのだ。
でも言われる通りだ。今日は遅いから、明日、ちゃんと梨華と向き合おうと思った
ひとみだった。
- 349 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/10(月) 19:45
-14-ひとみが帰って来る30分以上前の事。11時を過ぎても帰らないひとみに、梨華は真希の昼間言った言葉を
思い出して、夜遅いのに真希の家に向かっていた。
非常識だと思いながら、あゆみに悪いと思いながら、梨華は真希の家
目指して自転車を漕いでいた。
しかし、真希の家が近づくにつれて、梨華の心は急に落ち着きを取り戻していた。(やっぱり、非常識だよね、いくらなんでも、こんな夜中に…。やめようかな・・・)冷静に考えたらこんな深夜に家を訪ねていくなんて、よっぽどの事だろうが、
逆に印象も悪くなるのは目に見えていた。「バカみたい・・・」梨華は一人呟くと、自転車から降りた。
それに、まだひとみが帰らないと決まった訳でもない。
梨華は引き返そうとしたところで、外で待っていたらしい真希に声をかけられた。
- 350 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/10(月) 19:45
「梨華ちゃん」
「真希ちゃん。待っててくれたの?」当然家の中で待っていただろうと思っていた梨華は驚いて目を見開いた。「そんなに驚かなくたっていいじゃん。梨華ちゃんが心配だったから
待ってたのに」
「ごめんね」
「梨華ちゃんが謝るコトじゃないよ」梨華は自転車を置くと、真希の手を握りしめる。
まだ冬には遠いが、それでも夜はすっかり冷え込んでいて、真希の手は
冷たくなっていた。随分と前から待っていた事が分かり梨華は心が痛む。「凄く冷たいじゃない。ごめんね、真希ちゃん」梨華は両手で真希の手を包み込んだ。
自転車で走って来たから、多少梨華の手は温かくて、真希は嬉しそうに微笑む。
- 351 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/10(月) 19:46
「あはっ。梨華ちゃんに温めてもらえたから、ラッキーだよ♪
それだけでも外で待ってた甲斐があるね。嬉しいよ」
「ゴメンね。急に会いたいなんて言って・・・」真希に甘えてはいけないのに、何してるんだろう。「さっきから謝ってばっかだね。梨華ちゃん。私が誘ったんだからいいじゃん」真希は梨華を抱き締めたくなる衝動を何とか抑えて言った。「でも、真希ちゃんに甘えちゃいけないのにね。あゆみちゃんに…」
「あゆみは関係ないっ」
「真希ちゃん?」急に怒った風に遮られて、梨華はビクッとした。
しかし、すぐにいつもの真希に戻る。「ゴメン。梨華ちゃんといる時は、あゆみの話はしないで」
「でも・・・」
「梨華ちゃんと会うのは、友達として会うんだから、全然やましいコトじゃない
んだしさ。だから、今日会ったコトだって、あゆみに隠すコトないんだから」
「う、うん…」
- 352 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/10(月) 19:46
とは言っても、真夜中に会いに行ったなんて、やっぱり言えない。
そう考えたら、やっぱり会うべきではなかったと今更ながらに後悔する。
困惑気味の梨華を見て、真希は何とも言えない気持ちになる。
(梨華ちゃんのコト・・・抱き締めたいよ)前だったら、簡単に梨華の事を抱き締めてキスまでしたクセに
今は、あゆみと付き合ってるからと言って手を出せない自分がいる。
梨華を諦めずに、あゆみと付き合うのをもう少し考えていたら、
きっと、迷わず梨華の事を抱き締めていたんだろうと真希は思う。(神様は意地悪だよね・・・)真希は諦めたように心で呟くと、握り拳を作り、その気持ちを何とか抑えて
「取りあえず寒いから中入ろ?」と言って梨華の肩を抱いた。(こんな友達ヅラしてるのなんて、ずっと続くわけないよ?・・・)
- 353 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/12/10(月) 19:52
ひさぶりに更新です。
スレ違う2人は、どこまで続くのか・・・。はぁ。>340 夜叉さんいちお、いいらさんは多分もう出てこないかと(w。
武勇伝っすか。気が向いたら・・・(w>341 りりさん
あぁ、あんまり気にせずに。もう慣れました(w。>342 じゃないさん
削除ありがとん。
>決して、とてもお見せできないようなハァハァな内容に更新されていた、
最近エロが不調だったんすけど、今日は好調でした(w。
んー、でも完結したからホッとしたっす。(って何の話だよ!
- 354 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2001/12/10(月) 19:54
- なぜかリアルタイム(w
えらい事になりそうやね
- 355 名前: じゃない 投稿日: 2001/12/11(火) 01:02
- あーもーどいつもこいつもじれったい。。。。。(悶あっちも完結おつかれさんハァハァ
- 356 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/11(火) 19:27
-15-「真希ちゃん、私やっぱり帰る。もしかしたら、ひとみ帰ってるかも知れないし」梨華は、真希に申し訳なさそうに言った。
どこかで、まだひとみを信じている梨華の発言に真希は腹を立てる。「連絡も入れないんでしょ?わかんないよ、よっすぃ〜のコトだから」
「外泊するコトって、最近なかったから。家に電話かけていい?」梨華は真希に訊くが「で、よっすぃ〜が出たらどうするの?なんで、梨華ちゃんがゴトーの
家にいるのか説明出来るの?」
「あ゛・・・」真希に言われて、梨華は口を噤んでしまう。「梨華ちゃん、もう遅いし、泊まっていきなよ。
それに、よっすぃ〜に、少しは心配かけさせればいいんだよ。
梨華ちゃんばっかり、悩むコトないじゃん。ね?」真希にそう言われると、そんな気がしてしまう。「うん」梨華は頷いた。
- 357 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/11(火) 19:28
(ヤッタ!)真希は心の中でガッツポーズを取ったが。「でも、でもぉ・・・。着替え持って来てないや」
「私の貸してあげる」
「それに、制服も・・」
「朝早く帰ればいいじゃん。そんな遠くないんだしさ?」
「・・・そうだね。なんか何しに、真希ちゃんちに来たのか分かんないね」梨華はそう言いながらも、真希と一緒に居る事に安心してしまう。
一人じゃない事に。「今日は私が一緒に寝てあげるよ」
「え?・・・いいよ、別に」"寝る"と言う言葉に反応した自分に、梨華は苦笑いする。
もう、ひとみと何ヶ月してないんだろう?なんて、思いながら。
- 358 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/11(火) 19:28
「狭いけどさぁ、私はその方が嬉しかったりして」
「ヤダ。真希ちゃん…。あゆみちゃんにも、そうしてるの?」あゆみの名前を出して、梨華はしまった!と思ったが、真希は「あゆみとは・・・まだ、何もしてないよ」
「どうして?…って、答えるコトないか。ゴメンね。ヘンなコト聞いて」
「あゆみには、手を出せない。…なんて言うか、好きだけど、そういう
気持ちにならないし」
「私の時は、すぐに手を出したクセに」梨華は、真希の気持ちが真剣だとは思ってないから、簡単にそんな事を
言ってしまう。もう、気持ちは、あゆみに行ってると思ってるから。
自分は関係ないと思ってるから。「梨華ちゃんに対する気持ちと、あゆみに対する気持ちは、やっぱり違うんだ。
梨華ちゃん諦めて、付き合ってるけど、やっぱり私は・・・私は………」
- 359 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/11(火) 19:29
真希は言っていいのか、どうか悩んで言葉を濁す。
梨華は梨華で、不思議そうに真希を見つめている。「どうしたの?真希ちゃん??」――― そんな無防備で…どうして私の部屋に来れるの?このまま梨華を押し倒して・・・なんて真希は一瞬思ったが、
それは、やはり出来なかった。「なんでもないよ。ゴメンね、梨華ちゃん。もう寝よう」
「うん。そうだね」梨華もムリには聞いて来なかった。
布団に入ってからも、すぐには寝付けないのか、梨華の方から話しかけて来た。「…真希ちゃん、起きてる?」
「・・・・うん」
- 360 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/11(火) 19:30
「私さ、最初真希ちゃんがね、あゆみちゃんと付き合うって手紙で読んだ時、
凄くビックリしたんだ。なんて言うか、友人取られちゃうって言うのかなぁ?
なんかヘンな気持ちだった。でも、あゆみちゃん見てたら、幸せそうだし
これで良かったんだぁって思えたよ。やっぱり、幸せな方がいいもんね」
「ホントに、そう思ってる?」
「うん。真希ちゃんは、最初なんか恐いって思ったけど、でも・・・
ホントは優しいんだよね。ひとみの親友だし、真希ちゃんにも会えて
良かったよ」「真面目な話、梨華ちゃんはさぁ、私のコト、どう思ってるの?」
「どうって?」
「だから・・・友達とか、そういうたぐいの・・・」
「真希ちゃんは、大切な友達だよっ♪大好き!
キスされたのは、ビックリしたけど、でももう許すよ。
私はいつまでも根に持つようなしつこいタイプじゃないの。
だからね、もう忘れた!真希ちゃんとのキスは」
「・・・」
- 361 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/11(火) 19:30
――― 忘れたって・・・私は忘れる事なんか出来ないよ。
それに大切な友達って、一番ツライじゃん。梨華ちゃんのバカ!「真希ちゃんは?・・・私のコトどう思ってる?」
「・・・好きだよ」
「ありがと」きっと梨華は友達としての”好き”に取ってるんだろう。
さすがの真希も、もう限界だった。自分でも忍耐力がないなぁなんて
思いながら、真希は自分の感情を梨華にぶつけようとしたが・・・。梨華が真希を抱き締めてきて、真希は言うべき言葉を失ってしまう。「私も真希ちゃんが好きだよ。真希ちゃんと出逢えてホント良かった!」
「り、梨華ちゃん・・・」真希は諦めると、自分も梨華を抱き締め返して、こう言った。
「私も逢えて良かったよ。梨華ちゃん・・・」
- 362 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/12/11(火) 19:35
最近、後藤絡みの話ばっか書いてる気がする。
別にヲタでもなんでもないのに(w。書きやすいもので。>354
リアルでしたか。吉澤が誤解しそうな気配ですな。
自分だって、いいらさんと・・・(ニガワラ>355 じゃないさん
ホント焦れったいですね。
後藤には今回我慢してもらいました(w>あっちも完結おつかれさんハァハァ
どうもです。やっと1作終わりました(爆)。
- 363 名前: オイラ 投稿日: 2001/12/11(火) 22:21
- ヲイヲイヲイ!後藤は要注意人物。年上キラー吉澤君へ
梨華ちゃんを大事にしてね。
- 364 名前: 夜叉 投稿日: 2001/12/12(水) 01:38
- いいらさんとの絡み、少々頂きました、感謝。
やや波乱が待ちかまえていそうですが、吉のほうも落ち着いて良かった。
でも、あややはどうなる?放置?
- 365 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/15(土) 18:07
-16-暫くすると、梨華の寝息が聞こえてきた。
真希の肩にピタッと寄り添うようにして眠る梨華は、本当に可愛くて
真希の眠気なんか、どこかへ吹き飛んでしまう。真希が顔を寄せると、梨華の甘い髪の匂いが鼻につく。「いい匂い・・・」真希は半身を起こすと、梨華を見つめる。「私は梨華ちゃんのキス…忘れるコトなんて・・・出来ない。
梨華ちゃんも・・・だから忘れないで・・・」真希は梨華の顔に近づくと、少し開いている梨華のくちびるに
自分のくちびるを、そっと重ねた。
最初は、軽くくちづけていたが、それは、やがて深いものになり
真希は、ついには舌までも入れてしまう・・・。
- 366 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/15(土) 18:10
- 梨華が起きてしまうのではないか?なんて言う不安よりも、
真希は自分の理性を押さえきれなくなっていて、夢中で梨華のくちびるを求めてしまう。「・・・っ。ゃ...!」寝ていた梨華も、夢から引きずり出されるように、そのくちづけが
現実のモノとして、蘇ってくる。
パッチリ開けた梨華の視界に飛びこんで来たのは、真希が目を閉じて
自分とキスをしている真希のドアップの顔だった・・・。(ど、どうして?真希ちゃん!???・・・・)梨華は、真希を押しのけると、真希を見つめる。「どうして???」
「・・・」
- 367 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/15(土) 18:17
真希は黙っている。
軽いキスなら、寝ぼけてたと誤魔化す事も出来るけれど、ここまで
深いキスなら、誤魔化しようがなかった。「真希ちゃん?」
「私、謝らないから」
「え?」予想外の返答に梨華は戸惑う。「やっぱり・・・自分の気持ちに嘘つけないよ。梨華ちゃんが好き。
梨華ちゃんが大好きなんだよ。誰にも渡したくない!」真希は切なそうに言うと、力いっぱい梨華を抱き寄せた。「真希ちゃん・・・」
(そんな事言われたって、私は・・・)
「ホントはさ、自分の気持ち、まだ隠しておくつもりだった。
でも・・・梨華ちゃんのカワイイ寝顔見てたら・・・ダメだった」「真希ちゃんには、あゆみちゃんいるでしょ!彼女大切にしてあげなよ」 しかし梨華は、それには答えずに、こんな時にズルイと思いながらも、
あゆみを引き合いに出した。
- 368 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/15(土) 18:18
「あゆみは関係ない!(なくはないけど)
私は・・・梨華ちゃんの気持ちが知りたいの。ゴトーのコト・・・どう思ってるか」
「・・・だから、それはさっき言ったでしょう?」
「友達以上には、なれないかな・・・やっぱり…‥」真希の目が次第に潤んで行くのが分かる。「あっあの・・・」梨華も真希の涙を見て、オロオロしだした。
人前で泣かれるのは、初めてだったし、どうしていいか分からなかったから・・・。「真希ちゃんのコトは、凄く好きだよ。嫌いじゃない。好き!」梨華は一生懸命考えて言葉にするが、それでも、やはり第一に好きなのは
ひとみな訳で、どう考えて言ったところで、真希が一番になる事はなかった。
無駄な努力だと感じつつも、梨華は懸命に頭の中を回転させていた。
- 369 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/15(土) 18:27
「ゴメン・・・」
「へ?」真希の弱々しい一言で、梨華はマヌケな声を出すと、再び真希を見る。「ヘンに期待した私がバカだったんだよねっ。梨華ちゃんの言う通り、
私はあゆみのコト大切にしなきゃ。自分の想いを出しちゃいけなかったんだ」自分に言い聞かせるようにして言う真希に、自分は悪くないのに、なんだか
梨華は酷く真希を傷つけたような気がして、自分も落ち込んでしまう。「真希ちゃんのコト好きだけど…でも、真希ちゃんとは、やっぱり友達でいたいんだ」今、どんな台詞を言ったところで、真希を傷つけるのは目に見えている。「梨華ちゃん。でも、これだけは約束して・・・。
私とのキス・・・忘れないで?」
「・・・ぅん」
- 370 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/15(土) 18:32
さっき言った言葉。勿論忘れたなんて、嘘だ。
だって、真希とのキスは、また違った意味で刺激的で、ちょっとときめいたりもした。
なんて絶対言えないけれど、やっぱり真希と関係を持ったらダメだと梨華は思う。例え、ひとみが、また色々な女の子とキスをしたり、それ以上の事をしたとしても
自分は、やっぱり、ひとみだけのモノでいたかった。
それは綺麗事かも知れない。言い訳なのかも知れない。
自分だって、こうして真希と・・・誤解を招くような事をしている。
「一緒に寝た」なんて言ったら、きっとひとみは何かあったと勘ぐるに違いない。
真希の気持ちが、まだ梨華にある事も、知っているハズだから。梨華は自分にケジメを付けるために、真希に向き直ると、真希の頬に手を添えると
くちびるに軽くキスをした。「・・・!!」
「・・・これが最後のキスだよ。真希ちゃん…」
- 371 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/15(土) 18:35
梨華は、ちょっと哀しげに微笑むと真希から離れる。「梨華ちゃん・・・」こんな事されたら…余計切なくなるよ。諦められなくなるよ!!
しかし、梨華の気持ちも酌み取りたい真希は、その後の言葉が続かなかった。――― 梨華ちゃん。ツラいけど・・・私はずっと梨華ちゃんを見てる・・・。
- 372 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/12/15(土) 18:39
思ったより長くなってしまった。う〜ん、どうしよう。おろおろ。>363 オイラ
確かに年上キラーだね、ここの吉澤。
まぁ、あやゃをどうするのか・・・???>364 夜叉 さん
この後、吉の方にも・・・???
あやゃは放置しない・・・かも?最近ファンなんで(w。
- 373 名前: じゃない 投稿日: 2001/12/20(木) 00:31
- まだおろおろちうかな?
- 374 名前: 名無し募集中。。。 投稿日: 2001/12/26(水) 15:06
- 5日もレスなくても大丈夫なの?いちお保全
- 375 名前: オイラ 投稿日: 2001/12/26(水) 19:10
- >374
この板はスレが消えるのも生きるのもじゃないしだい。
ホゼムは必要ナッシング。吉澤!余計な事してないで、ちゃんと石川を捕まえときなさい。
- 376 名前: 石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/27(木) 18:49
- -17- ひとみがそろそろ寝ようかと思っていたところへ玄関のインターフォンが鳴った。こんな夜遅くに誰? 訪ねてくる人物は思い当たらない。
ひとみは下へ下りていくと警戒心を露わにして「誰?」とだけ言った。「吉澤さん?」
声の主は、どこかホッとした声を出していた。「松浦なの?」
彼女が名乗る前に、その聞き覚えのある声に安心すると、ひとみはそっとドアを開けた。
松浦は制服姿のままだった。「良かった。吉澤さんが出てくれて」
嬉しそうに言う松浦は、そのままひとみに抱き付いた。
松浦の冷え切った身体が、そのままひとみの温かい体温を奪い去る。
- 377 名前: 石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/27(木) 18:51
「いつからいたの?身体が冷たい…」
その言葉に反応するように松浦は、ひとみから離れた。「ゴメンなさい」
時間が時間なだけに松浦もバツの悪そうな顔をする。「謝んなくてもいいけど。なんか用?」
こんな夜更けに来るのだから余程重要な話でもあるのか、それとも…。「吉澤さん、一人で寂しいだろうと思って」
松浦は意味ありげに言うと、フフッと笑った。「一人ってどういう意味?」
ひとみが聞き返すと、松浦は大袈裟に『知らないの?』と言った顔をする。「だって石川さん、家にいないじゃないですか。この時間だと今夜は帰らないですよね」
「いない? 何をバカなコトを言って…」
梨華なら自分の部屋でとっくに寝ているハズだ。と言おうとして、ひとみは
梨華の靴がないのに気付いた。
- 378 名前: 石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/27(木) 18:51
「石川さん自転車に乗って行ったの見ましたよ」ひとみが帰って来た時には特に気にもとめていなかったが、自分が帰る前に
梨華は出て行ったのだろうか?
それにしても、それから時間はゆうに1時間を過ぎている。
松浦の話が事実だとすれば、松浦は1時間以上も前からひとみの家の前にいて
待っていたと言う事になる。最初ドアを開けた時に松浦は『良かった。吉澤さんが出てくれて』と言った。
梨華が居ないのを知っててわざと…。「確信犯だな、松浦」
ひとみはポツリと言った。梨華は何処へ行ったのだろう? どこと言っても行く場所なんか思い当たらない。
思い当たるとしたら、柴田あゆみか後藤真希の家――。
- 379 名前: 石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2001/12/27(木) 18:52
どう考えても、真希の家しか考えられなかった。
(梨華、一体どういうつもりで…)ひとみは眉間に皺を寄せながら考えあぐねている。「吉澤さんっ!」
ひとみの考えをうち破るように松浦は声をかけた。このままじゃ、きっとひとみは梨華を迎えに行くだろうと考えたからだ。
それでは、今日ここに来た意味がなくなってしまう。松浦は、そのままひとみに、また抱き付いた。
- 380 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/12/27(木) 19:01
12日も経ってたんだ。ごめんなさい。
どの小説も完結に進めてたもので(言い訳)。
ひさぶりにどんな話か読み返したら、結構ツラい(w。
その上、松浦も絡んで来ちゃって…。ぎょへ。>373 じゃないいろいろサンクス。5日は0次会は参加したく…。
夜は中野で娘。さんのコンサートでぃ。ヲタじゃない友人と行くので
オフは1人で参加予定っす。夕方までね。(DMしました)>374保全ありがとう。でも保全の意味がイマイチ良く分かってない(汗)。>375 オイラ放置してるのにありがとうございます。
オイラも自分の小説がんがってね。
茶々。もがんがってね。楽しみにしてるんで。(ここ見てたらね)オマエモナーコテハンなしで実は新作書いてるんだが(w。
なんか新鮮でいいです。ってこう書くとバレそうだけどな。
- 381 名前: オイラ 投稿日: 2001/12/27(木) 19:36
- 赤かな?<新作。。。(@_@)---キラン☆
改行が一番茶美っぽい。
- 382 名前: 名無しベーグル 投稿日: 2001/12/27(木) 19:56
- >381オイラ
はえーな(w.思い入れあるからね、赤は。
じゃ、今から更新するよ。ぉぃ(バレバレじゃないか)
- 383 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/02(水) 16:51
-18-LOVE涙色「もう、今頃石川さんは、誰かの腕の中で……」
「うるさい!」ひとみは乱暴に松浦を突き飛ばすと梨華を迎えに外へと飛び出した。
松浦はよろよろと起きあがると、すぐにひとみの後を追う。「吉澤さんがいけないんですよ! 1人にしておくから」
その言葉にひとみは足を止めた。
「………」
「誰だって1人にされたら寂しいじゃないですか」
そのまま松浦はひとみの背中にすがりついた。
「私だって寂しいんです」
「松浦」
- 384 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/02(水) 16:53
ひとみは松浦の方に向き直ると松浦の手を取る。
指から血が流れていた。
それに気付いて、ひとみはそのまま松浦の指を口に運んで行く。
愛撫するように血のついた指を舐めるひとみに松浦はじっとひとみを見つめていた。「吉澤さん、凄く私、感じちゃった」
上目遣いで松浦はひとみを熱っぽく見つめた。
ひとみは無言で松浦を見ると指を口から離した。「2人で熱くなろうか?」
ひとみの目には感情がこもっていなかった。
- 385 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/02(水) 16:53
今日は飯田とも寝た。1人だろうが2人だろうが関係ない。
今のひとみに取って寝ると言う行為は、なんの意味も持たなかった。どうせ、梨華も今頃真希に抱かれてるのかも知れない。
そんな事を考えたら、どうでも良くなってしまう。前の自分に戻るだけだよ。自嘲気味にひとみは自分に言う。行為が終わると、ひとみは松浦に背を向けてしまう。
ひとみが今何を考えているか松浦には何となく分かるが何も言えないでいた。こんなことなら…抱かれなければ良かった――。
松浦の目から一筋の涙が零れた。
- 386 名前: 夜叉 投稿日: 2002/01/03(木) 00:59
- 吉はどこまで堕ちていくのでしょうか…。
早く、誰か救ってやって!!>つか、石(w。
- 387 名前: 名無しチャーミー 投稿日: 2002/01/10(木) 22:25
- ってか、いしごまも悪くない・・。
一途なごまあげ。
- 388 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/01/11(金) 19:27
- そろそろ、こっちも更新したいんですけど気が重い。
あ、石川BD記念、こちらで書いてもいいのかな。スレ汚しみたいでイヤだけど。
>386 夜叉さん
堕とすつもりなかったのですが。
>387
いしごまボツにしたシーンで、体操服の石川を体育館で後藤が…ってのを
書いたんだけど、行方不明。間違って消したかも。なんか鬱続きだ。
- 389 名前: オイラ 投稿日: 2002/01/12(土) 00:51
- 載せちゃいなよ。載せちゃいなよ。
- 390 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/01/13(日) 00:02
- >389オイラ
大晦日のヤツから載せてしまってもいいのかな。(あぼ〜んされたので)
一応なくても支障ないけど。って書くつもりなのか。
でも石川記念はエロ無しの方向。
- 391 名前: 夜叉 投稿日: 2002/01/13(日) 16:04
- 行っちゃってください、がっつし。
- 392 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/01/13(日) 22:00
- すみませんが、期間限定で、こちらでTriangle Blue番外編3書かせて
いただきます。一体いくつ番外編あるんだよ!って言うツッコミはナシね(w。
青板で書いたヤツから載せます。また見る人はスマソ。
- 393 名前: Triangle Blue番外編2-1- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:01
- 12月31日。
紅白も終わり、ヤングチームは午後9時で仕事は終わりになった。
アダルトチームを残して、吉澤は石川と早々に2人で退けて行った。明日の元旦は生放送が控えているが朝は少しだけどゆっくりしていられる。大きい荷物を抱えて、吉澤は石川の手を握っていた。「ごっちん置いていっていいの?」
石川は、ロクに挨拶もしないで出て来た事を、まだ気にしているようだった。
「だって、どうせ明日また会えるじゃん。それに、1秒でも梨華ちゃんと長く居たいから…」
吉澤は更に手の力を強めた。「よっすぃー家に帰らなくていいの?」
「今年は梨華ちゃんと一緒に年を越したい。そのつもりで今日もお泊まりセット
持って来たんだし、家にも言ってあるよ」
嬉しそうに言う吉澤は、ネックレスからお揃いの指輪を外すと自分も左の薬指にはめた。
石川の薬指にもクリスマスに吉澤からプレゼントされた指輪が光っている。
- 394 名前: Triangle Blue番外編2-1- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:03
「梨華ちゃん、折角だし、ここは渋谷だし…。たまにはホテルに行かない?」
「えぇー?」
すっかり上機嫌の吉澤は、そのままホテル街の方に足を速める。
「ホテルって言っても、この前のクリスマスみたいに一流じゃなくてL O V E がつく方だけどね♪」
しかし、腹ごしらえしてから入った方がいいと考えた吉澤は先に食事を取る事を提案した。
それは、時間的な事も考えての事だった。10時にならないと宿泊にならないもんね確か。
以前、後藤とお忍びで入った時、そうだった事を思い出した。「ヤダよ、よっすぃ〜」
石川とは以前一度だけ入った事があるが、物珍しさの方が先立って、
えっちそのものには、あまり萌えなかったような記憶が――。
「どうして?」
「だって、いかにもって感じじゃない?」
石川は今さらながら、耳まで赤くして俯いている。
- 395 名前: Triangle Blue番外編2-1- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:04
「イブの夜は、あんなに乱れたのになぁ」
「何言ってんの?やだぁ、もう」
「ま、梨華ちゃんが嫌だって言うんなら、私はムリには誘わないけどね。
でも梨華ちゃんちでも、やるコトは一緒だよ」
そう言って、吉澤はあっさりと引き下がるフリをする。
石川がイヤだと言うハズがない事が分かっているからだ。「よっすぃ〜って、ホント意地悪なんだからっ!」
それだけ言うと石川は吉澤を置いて先に歩いて行ってしまう。「待ってよ、梨華ちゃぁん!」
渋谷の人混みは予想以上に多くて、人を掻き分けて歩いて行くのも一苦労だった。
大きな荷物に深く帽子を被っているものだから、吉澤も石川を追いかけるのに精一杯。
何度もぶつかりながら、その都度謝りつつ、石川の姿を見失わないように吉澤は追いかけた。
- 396 名前: Triangle Blue番外編2-1- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:06
しかし、その方向は所謂、ラブホテル街の方向だった。
意識してなのか、無意識なのか――。
109の近くで、やっと吉澤は石川を捕まえたのだった。「ごめん。梨華ちゃん」
そう言うと、一目もはばからずに、吉澤は石川を抱きしめた。
(よっすぃ〜…)
吉澤の鼓動は早く波打っていた。
「お腹すいてるでしょ?先に何か食べよ♪」
すぐに吉澤は石川から離れると帽子を少しあげて言った。
「そうだね…」
いつまでも怒ってても仕方がないと判断した石川は吉澤に同意した。
- 397 名前: Triangle Blue番外編2-2- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:07
-2-食事も終えると、吉澤は再び石川の手を握って、仲良くホテル街へと入って行く。
吉澤は堂々としていたが、石川は吉澤の手を引かれてキョロキョロしていた。「結構満室だね、どこも。みんな考えるコトは一緒なのかな」
吉澤は幾つもまばゆいネオンを見つめながら『満室』の文字を見て苦笑いする。
それでも奥の方まで歩いて行くと『空室』もチラホラと目立ち始めて来た。さすがに、後藤と入った場所はイヤなので、吉澤はその隣のホテルへと入って行った。
そして、慣れた手つきで空いている部屋のボタンを押しエレベーターへと素早く入り込む。
やっと石川はホッと一息ついた。(よっすぃ〜かなり慣れてる感じ。何回も行ったのかな…ごっちんと)
気にならないと言えば嘘になるが、やはり後藤とのエッチは、どうなのか気になる所でもある。
今さらわざわざ詮索する事でもないけれど。
- 398 名前: Triangle Blue番外編2-2- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:08
部屋に入るなり、吉澤はカバンをどさっと置くと石川に抱き付いて来る。「ちょっと、よっすぃ〜…。ぐふっ…」
(ホントにせっかちなんだから)
そう思いながらも石川は吉澤の背中に手を回した。そして、そっとキスを交わす。すぐに石川から身体を離すと吉澤は部屋を見渡した。大きいベッドに広い浴室。薄暗いやらしい照明。
そしてエロビデオやカラオケセットにTV。別にえっちをしなくても楽しめそうな空間。
勿論、ここに来てえっちをしない人なんていないんだろうけど。吉澤はベッドにダイブする。そして足をばたばたさせる吉澤を見て石川は微笑んだ。
「子どもみたい、よっすぃ〜」
「梨華ちゃんもおいでよ…」
石川は頷くと吉澤の隣りに腰を降ろした。
吉澤は石川の腰を引き寄せる。石川は軽く声をあげると、そのまま吉澤の腕の中に収まった。
- 399 名前: Triangle Blue番外編2-2- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:09
「梨華ちゃん。今日は思いっきり声あげていいからね♪」
「な、なに言ってるの?よっすぃ〜。私は別に…」
そのくちびるを吉澤は人差し指で遮る。
「やっぱり声出せないもんね。梨華ちゃんツラそうだもん。たまにはこういうところで
2人して熱くなりたいしさ。それにお風呂広いから2人で一緒に入れるしね♪」
吉澤は嬉しそうに石川の頭を撫でながら目を細める。「よっすぃ〜」
(ツラそうって、そんな風に見えるのかな?確かに我慢してる時あるけど(照))「イブの時みたいなホテルはさぁ、いいんだけど浴室は狭いからねぇ。
まぁ、そういう目的のもんじゃないけど」
吉澤は照れくさそうに言った。
「なんだか落ち着かないね」
石川は、まだ何となくそわそわしていた。
別に誰に見られてる訳でもなく、吉澤と2人きりなのだけれど。
- 400 名前: Triangle Blue番外編2-2- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:10
「大丈夫。そんな気持ちも吹き飛ばすくらいに梨華ちゃんを愛しちゃうからはあとはあと」
「もぅ。先にお風呂入っちゃうね」石川は早口で言うといそいそと先に浴室へと向かう。ごっちんの時はガラス張りで見えたのになぁ。残念だな。
別に後藤と行ったホテルと比較する訳ではないけれど、あれはあれで良かったなと吉澤は思っていた。石川は手早く服を脱ぐと浴室へ入った。「あ、お湯ためてからにすれば良かった…」
独り言を呟くと蛇口をひねって熱いシャワーを浴び始めた。別に緊張してる訳じゃないけど、やっぱりこういう、いかがわしい所は落ち着かないのだ。
結局、する事は一緒なのだけれど気持ちの問題で石川は苦手だった。
- 401 名前: Triangle Blue番外編2-2- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:11
今年1年色々な事があったなぁ…と石川は振り返っていた。
一時はどうなるかと思った吉澤との仲もなんとか修復したし来年も吉澤とは仲良くやっていきたい。
それに仕事の方も勿論、もっともっと頑張りたかった。「石川がんばるっ」
無意識に石川は呟いていたのを、こっそり入って来た吉澤は聞き逃さなかった。
頑張るの意味が違うわけだが。「梨華ちゃん!ヨシコもがんばるっ!」
ガバッと後ろから抱きしめられ、石川は驚いてシャワーを落としてしまう。
「きゃっ」
そして石川の顔を後ろに向かせると吉澤は激しくくちびるを重ねて来た。「……っ。ゃんっ…」
そして更に激しく舌を忍ばせて来て―――
「梨華…ちゃん。今夜は…寝かせないから……」
一旦吉澤はくちびるを離すと石川に挑戦するかのような目で言った。
- 402 名前: Triangle Blue番外編2-3- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:12
-3-その後の吉澤のハッスル振りは――。
お風呂で軽く1回逝かされた後、先に出て来た石川は既に疲れ切っていた。冷蔵庫に入っているミネラルウォーターを、そのままラッパ飲みをする。
勢い良く飲んだため、口の端から水が垂れてしまい石川は口で拭おうとしたが。すぐに吉澤も浴室から出て来て、石川の口に伝った水を舌で舐め始めた。
「………」
「梨華ちゃんの味がする…」
そう言って美味しそうに口の端を舐める吉澤に石川は早くもまた身体が熱くなって来た。
口の端から、そのままくちびるへ吉澤のそれは移動する。
再び重なり合うと、吉澤は舌をいれて丹念に口の中をなぞるように動かし始めた。「んっ…」
時には激しく時には優しく吉澤の舌は石川の舌を求めては愛おしそうに絡ませて来る。石川はキスだけでも逝ってしまいそうな感覚に囚われていたのだった。
- 403 名前: Triangle Blue番外編2-3- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:47
さりげなく吉澤は片手を石川の下腹部へと移動させて行く。
石川のソコは既に自分でも分かるくらいに濡れていた――。
石川は吉澤の手をやんわりと掴むと、その手を制した。
勿論、それを吉澤が受け入れるハズもなく吉澤は優しく石川の手をほどくと
あふれ出ている石川の泉にそっと指を当てた。「ぁんっ…」
思わず石川は甘い声を漏らしてしまい同時に腰も退けてしまう。「梨華ちゃん、とっても可愛いよはあとはあと」
そのまま吉澤は石川を抱っこするとベッドへと石川を沈めた。「もぅ、やぁだぁ…」
恥ずかしさに押しつぶされそうになりながら石川は顔を背けた。「何言ってんの?梨華ちゃん。梨華ちゃん可愛いんだから。我慢しなくていい。
もっと梨華ちゃんの喘ぐ顔見たい。見せてよ」
吉澤は石川の上に重なると、再び石川の茂みに指を忍ばせた。
- 404 名前: Triangle Blue番外編2-3- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:51
「はぁっ……」
ピクンと石川の背中が反り返ると吉澤は満足そうな笑みをこぼした。「可愛いよ、梨華ちゃん。もぅ最高だよ。でも、まだまだこれからだからね♪」今夜の吉澤は本当にこれで許してくれるハズもなく石川はこの後何度も逝かされたのだった。
- 405 名前: Triangle Blue番外編2-4- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:52
-4-2人がホテルに入ってから既に1時間半が経過していた。
そろそろ0時も近い頃、まだお盛んな2人はベッドでハァハァしていた。「梨華ちゃん……もぅ、そろそろ年が明けるよ…」
「ぅん…」石川は思考回路がぶっ飛ぶ程、吉澤に愛され逝かされ、既に年明けなんて
どうでも良いと思っていた。TVは、そろそろカウントダウンが始まる事を告げていた。「梨華ちゃん、69しよう、69」
「な、何言ってんの?」石川がそう言った時には既にそういう体勢を取らされていた。
既に石川は腰砕け状態で、それを配慮してか吉澤は上の位置になった。
- 406 名前: 4Triangle Blue番外編2-4- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:53
「間に合わないんだから!」
「なにが?」
「梨華ちゃんと一緒に逝くのに!」一体、吉澤は何を考えているんだか…と思った時には吉澤の舌は石川の蕾を捉えていた。「ぁんっ。やっ…だぁ…はぁっ…っ」石川も、もうどうにでもなれ!と思い、吉澤の茂みにそっと口づけて行った。「ぅぅっんっ……。梨華ちゃ…んっ」カウントダウンが始まると同時に二人は舌の動きを更に早めて行く。そして0時の時報を告げると共に、二人はほぼ同時に逝ってしまった。
と言うよりそれまで我慢していたと言う方が正しい。「「あぁあぁぁんっ………!!」」
- 407 名前: Triangle Blue番外編2-4- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:53
逝った後はどちらの泉からも、大量の蜜があふれ出していた。
石川は下にいたので吉澤のソレで顔じゅうがベトベトになっていた。(嗚呼、新年はよっすぃ〜と逝きながら迎えたのか…)なんだか複雑な気分で石川は隣りにいる吉澤を見つめた。
吉澤は満足気に嬉しそうに石川を見つめ返す。「梨華ちゃん!あけましておめでとう!今年もいっぱいいっぱいお願いします!」
「いっぱいいっぱいって…」
「もちろん、あ〜んなコトや、こ〜んなコトをね」吉澤は意味深に言うと、悪戯っぽく笑って石川にウィンクをした。―― END ――
- 408 名前: Triangle Blue -番外編3-0- 投稿日: 2002/01/13(日) 22:54
-0- 大晦日から元旦にかけてホテルでエッチをしながら年を越した石川と吉澤。
2002年も既に2週間が経とうとしていた―――。 相変わらず後藤からは、突っ込まれまくっていた。
ハロプロコンサートが1月2日から始まったその日に、後藤から
「ねぇ、梨華ちゃんと『姫はじめ』もうしたの?」と訊かれ、意味が分からなかった
吉澤は保田に大きな声で「姫はじめってなんですか?」と訊いて、他のメンバー
(特に中澤や稲葉、平家と言った姐さん組)に大恥をかいてしまったのだった。訊かれた保田が「そんなん、あたしに訊くな!!」と怒りの声をあげたのは言うまでもない。そして、後で後藤から聞いた吉澤は
「エッチしながら、年越したのは、それには当たらないの?」
なんて聞いてきて、「じゃぁ、今夜する」なんて言うものだから、隣りにいた石川が赤面した
のは言うまでもない。 そしてそして、石川の17回目の誕生日、1月19日も近づいて来た。
- 409 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/01/13(日) 22:56
そんな感じで一つヨロシクお願いします。
- 410 名前: 夜叉 投稿日: 2002/01/14(月) 00:00
- こちらこそよろしくお願いします。(合掌)
- 411 名前: M.ANZAI 投稿日: 2002/01/14(月) 01:53
- こちらもよろしくお願いいたします。
- 412 名前: 名無し温泉 投稿日: 2002/01/14(月) 02:26
- 助っ人参上
早速ハァハァ
- 413 名前: オイラ 投稿日: 2002/01/14(月) 09:56
- 祝・再開。
- 414 名前: Triangle Blue -番外編3-1- 投稿日: 2002/01/14(月) 13:49
-1- 1月19日 福井のコンサートも無事終わり、ホテルに戻ったメンバー。
ささやかに石川の誕生日を祝い、それぞれ割り当てられた部屋に戻って行った。
今日の部屋割りは「石川・保田」「吉澤・後藤」だったのだが、吉澤は後藤に頼んで
当然変わってもらったのだった。やっと2人きりになれたのは、夜も11時を過ぎていた。
吉澤は石川を抱きしめようとしたが、それを交わすように先にシャワー浴びてくると言って
バスルームに入っていってしまった。「ちぇっ。せっかく2人きりになったのに…」
吉澤はベッドに寝ころがると、天井を見つめた。
ほどなくして、内線電話が鳴った。出るとそれは後藤からだった。「まだ、お取り込み中じゃないよねぇ〜?」
後藤が楽しそうに言うと、これから行くからと言って一方的に切った。
- 415 名前: Triangle Blue -番外編3-1- 投稿日: 2002/01/14(月) 13:50
「なんだよ、ごっちんのヤツぅ。また邪魔する気?」
隣りの部屋からだから、すぐにドアを叩く音がする。
ドアを開けると後藤は、缶ジュースらしきものを3本抱えてやってきた。「あれぇ? 梨華ちゃんいないの?」
「お風呂入ってる」
と言って、顎で吉澤は浴室を指した。後藤はテーブルに缶ジュースを置くと
「なんだ、一緒に入ってるのかと思った」とからかいながら言う。
「一緒に入ってたら、電話でれないでしょ? それより、保田さんはいいの?」
「けーちゃんもシャワー浴びてるよ。退屈だから来ちゃった」
後藤は持って来た缶ジュースを2本取ると、1本を吉澤に渡す。
良く見れば、ジュースではなく、チューハイであった。
一見、ジュースと間違えそうな感じのチューハイ。
- 416 名前: Triangle Blue -番外編3-1- 投稿日: 2002/01/14(月) 13:51
「これ、どうしたの?」
「こっそり持ち込み〜」
後藤はえへっと笑うと舌を出した。
こういうところは、カワイイと吉澤は思う。
プルタブを引くと後藤は「梨華ちゃんの誕生日にかんぱ〜い♪」と言って
吉澤の缶チューハイにカチンとくっつけた。「主役が居ないのに、乾杯もないけどねぇ」
吉澤は、そう言って笑う。しかし吉澤は口を付けなかった。
「なんで飲まないの?」
「酔っぱらいは梨華ちゃん嫌いって言ってるしさ」
それでも後藤に悪いと思ってか、吉澤は一口飲んだ。「やっぱ酔った勢いで、押し倒されても嬉しくないもんね?」
まだ酔ってないハズの後藤が吉澤に早速絡んで来る。
まだ缶チューハイを持っていた吉澤は慌ててテーブルに置くと、後藤を支えた。
「だーかーらぁ、どうしてすぐ、ごっちんは絡んで来るのさ?」
後藤はからかってるのだろうが、何回とこういう現場を石川に目撃されて
その都度、言い訳めいた事を説明している吉澤としては、いつ石川が出て来るのかと
ヒヤヒヤしながら浴室のドアを見つめていた。
「だぁってぇ、けーちゃんだと、こういうコト出来ないし…」私とだったら出来るのかよ! と突っ込もうとして言うのを止めた。
出来るからしてるんだもんね。
- 417 名前: Triangle Blue -番外編3-1- 投稿日: 2002/01/14(月) 13:52
「ねぇ。保田さんとはさ、その…してないの?」
「は?…よっすぃ〜何言ってんの?」
後藤は吉澤の発言に、ケラケラと笑い出した。
絡んだかと思えば笑い出す。酒癖が………。って酒のせいじゃない?「誤解しないで欲しいけど、けーちゃんとは何もないからね。心外だなぁホントに」
心外まで言われて保田の立場は? と吉澤は思った。
「なんだ、何もないんだ」
ガッカリした声の吉澤に、後藤は不満そうな声を漏らした。
「なんだか、どうにかなって欲しいみたいな口振りだね。ま、その方がゴトーが
よっすぃ〜に絡まなくてホッとするって?」
「何も言ってないってば」
吉澤は再び缶チューハイに手を伸ばすとグイッと飲んだ。
喉の辺りが、カァーッと熱く浸透するのが分かる。「ゴトーはさぁ、別にけーちゃんとするのは、構わないんだけど…」
と言って吉澤の肩に頭をもたせた。
「今のままの関係の方が、けーちゃんとは長く続くような気がする。何となくだけど」
それはそれでいいんだけど、なんで後藤は自分にしなだれかかってくるのだろう?
「そうか。ごっちん眠いの?」
過去にも何度となく、後藤は誘っているのかどうか分からないが、そういう雰囲気に
持って行こうとする時があって、今も例外ではないのだけれど、その度に吉澤は困ってしまう。
今は気持ちが石川に完全に行っているハズなのに、昔のクセが抜けないのか、一瞬
吉澤の心の中で悪魔のささやきが聞こえる時があるのだ。
ここでまた後藤に手を出しては、昔の二の舞になる。それだけは死んでも避けたかった。
- 418 名前: Triangle Blue -番外編3-1- 投稿日: 2002/01/14(月) 13:52
「もう、ごっちん部屋に戻りなよ。保田さんも出てる頃かも」
とにかく2人きりは危険だと思った吉澤は早く後藤を部屋に戻そうとした。
「なんでよ〜。せっかく梨華ちゃんの誕生日なのにさぁ。乾杯ぐらいさせろよ〜!」いかん。また絡み始めた。
取りあえず、石川に早めに出て来てもらおうと吉澤は立ち上がった。
途端に、吉澤はふらつき、頭に手をやった。(まさか、あれぐらいで酔った? まさか…)
コンサートで疲れてるのは事実で、少量で酔いが回るのが早くてもおかしくない。「梨華ちゃぁ〜ん!」
吉澤は石川の名前を呼んだ。
- 419 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/01/14(月) 13:58
どうしても後藤と絡ませて石川に嫉妬させたい自分がいるみたい。
既に時は1/19の夜で進行しています。あしからず。>410 夜叉さん >411 M.ANZAIさん
わざわざこちらにまでお越しいただきありがとうございます。>412 名無し温泉さん
←ってナンだろう?(w>413 オイラ
いつもサンクスです。
- 420 名前: 名無しバイク 投稿日: 2002/01/14(月) 15:37
- HNどっち使うかな(wいつもお世話様です(謎
よろしくお願いしまーす。
- 421 名前: M.ANZAI 投稿日: 2002/01/15(火) 00:18
- >
なんかの暗号ですか、これ?いやいやごっちんがうまいこと絡んできますね。
洗濯物は絡まない方が良いけど、ここは思いっきりこんがらかって
楽しい?一夜にして下さいまし。
- 422 名前: じゃない 投稿日: 2002/01/15(火) 02:11
- |.∀´)チラッんがー まーた後藤がlkj:lkh:あodivhoihoaisfh
- 423 名前: Triangle Blue -番外編3-2- 投稿日: 2002/01/15(火) 19:19
-2- さっきからシャワーを浴びながら、誰かが来た事は石川も気付いていた。
そして、それが誰なのかも。そろそろ出ようとは思っていたが、まさか他のメンバーが
来るとは思ってもいない石川は、バスタオル以外身につけるモノがなく困っていた。
しかも、さっきから吉澤が自分の事を呼んでいるし、いつまでも狭い浴室にいる訳にも
いかなかった。―――はぁ。ヤダなぁ。ごっちんにもきっとからかわれるんだ。石川はバスタオルをキッチリと身体に巻き付けると、ドアを開けた。ドアの目の前に立っていたらしい吉澤は、顔面を直撃「いたた…」と額に手をやると顔をしかめた。
その後ろには後藤が。2人共、かすかにお酒の匂いがする。「また飲んだの?」
石川が眉間に皺を寄せると、吉澤に、めっ! と言う顔をする。
しかし吉澤はそれどころではない様子。後藤は石川のバスタオル姿にオヤジのように
「ひゅ〜♪」とか言っている。完全に酔っぱらいモード。
- 424 名前: Triangle Blue -番外編3-2- 投稿日: 2002/01/15(火) 19:21
「ゴトーも梨華ちゃんのコト、抱きたくなっちゃったよぉ」
これでは、ただのセクハラおやじだ。
「ダメ! 梨華ちゃんはぁ〜吉澤のモノだぁ〜!」
この様子では、吉澤は酔いつぶれてしまいそうだった。――― なによ、よっすぃ〜のバカ!「ごっちんは、もうさぁ、部屋に戻りなよ。で、ヤッスーのご奉仕ね」
「なんだよ、ヤッスーって…」
吉澤はフラつきながらも、後藤の背中を押して、隣りの保田のいる部屋へと連れて帰って行った。2人が出て行くと石川はテーブルに置き去りになった缶チューハイに目をやった。
乾杯のつもりで持って来たのであろう1本は石川の分だった。
2本のチューハイを交互に持ち上げてみる。多分吉澤が飲んだであろうチューハイは
殆どまだ残っていた。「気持ちは嬉しいけど…。そんなに強くないんだから、よっすぃ〜…。
それに、私達の約束覚えてるでしょうね?」約束:お酒を飲んだ日は、えっちは禁止―――。
- 425 名前: Triangle Blue -番外編3-2- 投稿日: 2002/01/15(火) 19:21
ドアを叩く音に石川は振り向くと、一応確認してドアを開けた。「梨華ちゃぁん」
へへーっと笑うと、石川に抱き付いていく。
「やっと2人っきりになれたね♪」
「もぅ。ダメだよ、よっすぃ〜」
吉澤を宥めると、石川はコップに水を運んで吉澤に飲ませた。自分の誕生日の夜、吉澤と一緒に夜を過ごせるのは嬉しいけれど、めっぽうお酒に弱い
吉澤を介抱してるなんて。なんだか哀しい。「梨華ちゃんが、すぐ私のコト1人にするからだっ!」
甘えるようにして吉澤は石川の首筋に顔を埋めた。
石川の首にかかるネックレスに手を触れると、吉澤はソレを外して、石川の左薬指にはめる。
「2人の時は、ね?」
「うん」
石川も頷くと吉澤の首にかかるネックレスに手をかけて同じ事をした。
はめ終えると、左手をかざして吉澤はニッコリ笑った。「梨華ちゃん、オメデトウ…」
吉澤が囁きながら、石川のくちびるに吸い寄せられるように顔を近づけていく。
- 426 名前: Triangle Blue -番外編3-2- 投稿日: 2002/01/15(火) 19:22
しかし、石川は約束通り吉澤のくちびるを、やんわりと手で押しのけた。
「約束破ったから、ダメだよ」
ここで許して甘えさせては、2人で作った約束事は最初から無かったのと同じである。
「どうしてさ…」
吉澤は、ちょっと不機嫌な声を出す。
「お酒飲んだから! 2人の決め事を忘れたとは言わせないよ?」
「あれは、ごっちんが勝手に持ってきただけだよ。それに今日は折角の梨華ちゃんの誕生日
だから、お祝いに、ちょっと飲んだだけだもん。今日は特別に許してよ」尚も吉澤はくちびるをニューッと突き出してくる。
これが、逆だったら、きっと吉澤はすぐに許すだろう。
でもダメ! 今日だからダメ。「ヤダ! お酒臭い人はキライ!」
石川はそれだけ言うと、さっさと1人でベッドに潜り込んでしまった。
- 427 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/01/15(火) 19:27
面倒だから保田は出さない事にした(w。>420 名無しバイクさん
お〜。こちらにも、ありがとっす。>421 M.ANZAIさん
>
おらには、○の中に下が入って見えるでし。酔っぱらいには、早々に退場していただきました(爆)。>422 じゃない
邪魔者は、消しましたので(w。やっぱり、どこかで、よしごま か いしごま 書きたい(ぼそ。
板違いスマソ
- 428 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/01/15(火) 20:59
- あぼ〜んされたと思ったら、整理中だけだったみたいっすね。
ちゃんと倉庫にありました。あぁ重複してしまう。まぁいいか。
- 429 名前: M.ANZAI 投稿日: 2002/01/16(水) 10:36
- ごっちんにもお祝いさせて欲しいけどなぁ〜。
それだと話が終わらない・・・かも。
でもまだ他の手をつかって邪魔しに・・・って、
なんでごっちんのこと邪魔物扱いするんだぁ〜!
面倒だと言われる圭ちゃんがあわれに思われ(略暗号でなく、記号だったんですね。
なぞ解き、ありがとうございます。
って、師匠のこと、評判ですよ〜♪
- 430 名前: Triangle Blue -番外編3-3- 投稿日: 2002/01/17(木) 19:00
-3- 部屋の中に、途端に静寂が広がる。
このくらいで、めげる吉澤ではない事は石川が良く知っているが、何故だか沈黙が怖かった。――よっすぃ〜、何してるんだろう?
気になるものの、顔を出して覗く気にはなれなかった。吉澤は「私もシャワー浴びてくるね」と言って立ち上がると、バスルームを開ける音がして、
カチャッと閉める音がした。暫くするとお湯を出す音が聞こえてくる。石川はベッドから起きあがると、取りあえず着替える事にした。吉澤はシャワーを浴びながら「これからが本番だぁ」と胸がドキドキし始めた。
お酒で少し酔ったのが、誤算だった。
(くっ。ごっちんが飲ませるから)
大して飲んでいないので、すぐに酔いも醒めるハズ。
吉澤は念入りに歯を磨くとリステリンで口を濯いだ。吉澤は首にタオルをかけ、軽く髪を拭きながらTシャツに着替えて出てくると、まだ
石川はベッドの中にいた。
- 431 名前: Triangle Blue -番外編3-3- 投稿日: 2002/01/17(木) 19:01
カバンから吉澤は三つ折りに畳まれた紙を出すと、石川の傍に行く。「梨華ちゃん、ちょっといい?」
「ん?」
石川は起きあがり、吉澤は石川の隣りに座った。「さっきはゴメンね」
素直に謝る吉澤に石川も「うぅん」と返事をした。「今日は梨華ちゃんの誕生日じゃん。―――プレゼント…ゴメン」
吉澤は頭を下げる。
「よっすぃ〜が謝るコトないよ。私がいらないって言ったんだから」まだ記憶にも新しい去年のクリスマスイブに指輪を貰ったのだから1ヶ月もしない内に
また、プレゼントを貰うのは申し訳ないので石川は事前に”何もいらない”と言っておいたのだった。「でも、やっぱりそれだと自分が納得出来ないからさ…」吉澤は、こういう所はマメで、イベント毎に贈り物を必ず贈ってくれるのだ。
今回も例外ではなかった。「ホントにいいのに。気にしないでよ」
「うん。でも、梨華ちゃんにプレゼントっちゅーか、私の気持ち受け取ってもらえる?」
吉澤は石川に遠慮がちに言うが、後ろに隠し持っていた紙を石川の前に広げて見せた。
- 432 名前: Triangle Blue -番外編3-3- 投稿日: 2002/01/17(木) 19:01
――― それは、婚姻届だった。実物を見た事がなかった石川は、マジマジとその用紙を見つめた。『妻になる人』の欄は空欄になっていて、左の『夫になる人』には吉澤の名前が。
そして『証人』2人の欄には、保田と後藤の署名が書かれていた。「ホントはね。証人って20歳以上じゃないとダメなんだけど、やっぱりこの2人に
証人になって欲しかったからさ…」
「よっすぃ〜…」
「まだ、日本は女同士の結婚って認められてないけど…。いつかきっと、そんな日も
来るんじゃないかなって。密かに期待してるんだ。でも気持ちの中では、私の奥さんは
梨華ちゃんだから。これ、書いてくれる?」
照れくさそうに差し出す吉澤の顔はほんのり紅かった。それで吉澤は印鑑を持って来いだの、自分の本籍調べて来いだの言ったのか。
どうして、そんな事を言うのか不思議でならなかったが、やっと謎が解けた。
- 433 名前: Triangle Blue -番外編3-3- 投稿日: 2002/01/17(木) 19:02
どういう顔をして吉澤は役所に、この用紙を貰いに行ったのか、証人として保田・後藤に
お願いしたのか想像するだけで石川の頬は緩む。「なっ何笑ってんの? 梨華ちゃんっ。もう、知ってていぢわるなんだから」
吉澤は更に顔を紅くさせて、早口で言う。
すっごく照れているのが、石川にも手に取るように分かった。「ありがとう―――。すっごく嬉しいヨ」
石川は素直に言うと、柔らかく微笑んだ。「え? あっぁぁ…うん……」
やり返して来ると思った吉澤は予想外の素直な石川の反応に戸惑ったようだった。
石川はペンを取り出すと『妻になる人』の欄に丁寧に記入し始めた。
そして、石川印を押したところで「でさぁ…」
「うん」吉澤は嬉しくて仕方がないといった様子で石川に
「2人の本籍どこに置く? どこでもいいんだよ」
「本籍?」
石川は改めてまた、婚姻届に目を落とす。
『婚姻後の夫婦の氏・新しい本籍』とあった。
「やっぱり、梨華ちゃんが今住んでるトコがいいかな。多分2人で一緒にいる時間が一番
長い場所だよね」
そう言って、吉澤は石川を抱きしめる。
「よっすぃ〜、私に聞かなくても既に考えてるんじゃない」
石川は書き込みながら吉澤に言った。吉澤は、ヘヘッと笑う。
- 434 名前: Triangle Blue -番外編3-3- 投稿日: 2002/01/17(木) 19:03
「ハイ。書いたよ」
ペンを置くと吉澤に渡す。
吉澤は時計をチラッと見る。11:57。まだ1月19日は終わっていない。
間に合って良かった―――。
吉澤は静かに届けを置くと、石川の肩に手を置いた。「梨華ちゃん。…梨華ちゃんに私、吉澤ひとみは、永遠の愛を誓うよ」
緊張してるのか、ぎこちなく言うと吉澤は石川のくちびるに、そっと軽く誓いのキスをした。
「よっすぃ〜」
石川も感激のあまり、言葉が出ない。「ちゃんとした指輪は、もう少し待ってて。いつか…必ず…きっと渡すから」
吉澤は石川の指に自分の指を1本1本絡ませると、もう1度キスをした。「好き…。梨華ちゃんが……大好きだよ」
「よっすぃ〜。私もよっすぃ〜が好き」
2人は愛を確認するように再びくちびるを重ねた。
- 435 名前: Triangle Blue -番外編3-4- 投稿日: 2002/01/17(木) 19:04
-4-―保田・後藤の部屋― だいぶ落ち着いた後藤は保田に怒られていた。
「なんで私がシャワー浴びてるスキに行くかなー。しかも戻って来たら酔っぱらってるし!」
「だぁーってぇー退屈だったんだもーーーーん」
まだ完全には抜けていない後藤は陽気に返事をする。「私だって一緒に乾杯ぐらいしたかったわヨ! っとに」
「じゃぁさぁ〜、これから押し掛けちゃおーよっ」
後藤は立ち上がるが、保田に腕を引っ張られ、そのままストンと元の位置に落ちる。「後藤は、これ以上飲んだらキケン。それに………」
保田はベッドサイドの時計に目をやる。
既に0:00を回っていた。
「もう2人とも始まっちゃってるカモしんないしね」
保田は自分で言っておきながら、顔を赤らめている。
- 436 名前: Triangle Blue -番外編3-4- 投稿日: 2002/01/17(木) 19:06
「始まるってナニがぁ〜〜? ゴトーとけーちゃんも始めよっかぁ〜。あはっ」
一体意味が分かって言ってるのか(多分分かっていない)後藤は保田に絡みついて来る。
(なっなによ、後藤。急に、ビクーリするじゃないよ!)
ガラにもなく保田は照れると後藤の顔を覗き込む。
―――が、既に後藤は保田の腕の中で気持ち良さそうに目を閉じて眠っていたのだった。全く期待させといて! (勝手に自分で期待しただけだが)保田は後藤を起こさないように
腕をずらすと後藤をベッドに運んでいく。「世話の焼けるヤツ…」
後藤を寝かしつけると、寝顔を見つめながら保田は呟いた。
「けーちゃん…アリガト♪ んぁー…」
寝言なのか後藤は呟くと、寝返りを打って保田に背を向けた。
保田も自分のベッドに入ると、ライトを消した。
「おやすみ。ごっつぁん……」
- 437 名前: Triangle Blue -番外編3-epilogue- 投稿日: 2002/01/17(木) 19:08
-Epilogue- 翌朝、石川より先に目が覚めた吉澤は隣りで眠っている石川を見て幸せを噛み締めていた。「梨華ちゃん…。カワイイ♪」
改めて口に出して言ってみる。「スキ...大スキ」
閉じられた長い睫毛に、そっとキスを落とす。
1回…2回……。100回のKissでも足りないくらい。吉澤のくちびるが石川のくちびるに触れそうになった時、パチッと石川の目が開いた。
吉澤は目を閉じているので、それに気付かずに、そっとくちびるに到着する。
あまりに吉澤が瞳を閉じていても幸せそうな表情だから、石川はからかおうとした気持ちが
一瞬で引っ込んでしまう。――― よっすぃ〜…。私もスキだよ。大スキ。2人の愛は永遠だね…。石川も瞳を閉じると、吉澤の背中にそっと手を回したのだった。〜〜〜 The END 〜〜〜
- 438 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/01/17(木) 19:14
石川記念の前に終了。どうもありがとうございました。
これにて完結でございます。ダラダラと番外編を書いてしまいまして申し訳ございません。
番外編は殆ど本編とは別のモノとして書いてましたけど。あと酒飲んだ日は、えっち禁止とありましたが、日付が変わったからヨシと言う事で。
多分、したんだと思います(w。えぇ。>429 M.ANZAIさん
最後にちょろっと、やすごまも出してみました。
- 439 名前: オイラ 投稿日: 2002/01/17(木) 20:34
- ご婚約おめでとうございます。
じゃ○●が「てんとう虫のサンバ」を歌ってくれる事でしょう。
- 440 名前: M.ANZAI 投稿日: 2002/01/17(木) 21:47
- 番外編の完結、お疲れ様でした。
何か贈り物をするか記念に残る出来事でも、と思っていましたら、
『婚姻届』ときましたか、さすが師匠です。
この2人がいつまでも仲良く幸せでいてくれる事を願って止みません。
ごっちんも圭ちゃんに見守られながら幸せな気分でいてくれて嬉しいです。年月が経って、何かの拍子にこの時の事を思い出して笑い話に出来る、
そんな良い関係をこの先築き上げて行って欲しいものです。
たとえその時に今とは違った場所にそれぞれ立っていたとしても・・・素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました。
- 441 名前: 名無しバイク 投稿日: 2002/01/18(金) 00:25
- 完結、お疲れさまでした。
楽しませて頂いた作者様に感謝の言葉を贈りたいと思います。
「ありがとうございました」。いつしか日本が、同性同士の結婚を認めるようになり、
二人手を取り、並んで「婚姻届」を提出出来る日が来るまで、
私はふたりを見守りたいと思います。何かマヂレスだ(ニガワラ
- 442 名前: 501 投稿日: 2002/01/18(金) 01:19
- 完結、お疲れ様でした。
やはり師匠(勝手に師匠って言ってるし)のお話は、
顔がほころんで、心が暖かくなりますね。
ありがとうございました。吉澤夫妻の幸せを心より願っております。
- 443 名前: じゃない 投稿日: 2002/01/18(金) 01:51
- マツケンサンバ〜♪*間違えて「てんとう虫のサンバ」ではなく「松健サンバ」を歌ってしまいました。
深くお詫び申し上げます。
- 444 名前: 名無し有休 投稿日: 2002/01/18(金) 12:26
- お疲れさん
婚姻届ビクーリしただよ
- 445 名前: 夜叉 投稿日: 2002/01/18(金) 23:29
- お疲れさまでした。
こっそり読まさせていただいておりました。
二人の永遠の愛が末永く続くことを祝って…、シュ○ーの「ウェデ○ング・ベ○」何か歌ってみたり(爆)。
くたばるなら、二人で(爆)。←逝ってきます。ありがとうございました。あとは、こ(略。
- 446 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/01/22(火) 20:23
地味に更新する前に、トラブルのレスから。
これからは、またひっそりと更新します(w.既に誰も見てないと思われ。
自分自身、どう結末に持っていこうかと暗い話になりつつ頭が痛いっす(苦笑)。>439 オイラ
違うサンバを歌ってくれた模様(w>440 M.ANZAIさん
これで、ネタは尽きた感じです。次は『離婚届』?ぉぃ
やすごまは、この関係が良いと思い、やっぱりこのままにしておきました。>441 名無しバイクさん
こちらこそ、こんな話を読んでいただきまして、ありがとうございます。
いしよしには、まじで結婚して欲しいと願う私です(マジ。>442 501さん
レスありがとうございます! 好きな小説書いてる人から貰うとかなり嬉しい(w.
石川さんを泣かせたくないから、この話はホントに完結にしました。
向日葵の方、もうあと少しですか? 頑張って下さいませ。>443 じゃない
やはりコサキン(w.クーミンの「スプリングサンバ」でも良かったかもね(爆)。
>マツケンサンバ〜♪
イントロなげーよ!!>444 名無し有休さん
ビクーリですか。実際ウチに2枚くらいあとあったのに紛失(爆)。
書き方の紙だけ出て来たと言う(w.ネットで調べれば一発でしたけど。>445 夜叉さん
シュ○ーのあの曲は1人が………(略。
あ、きらいじゃないですけどね。えぇ、二人の愛は永遠ですよ!(キパーリ
- 447 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/22(火) 20:25
-19- 翌朝、梨華が目覚めると、予定の時間は、とっくに過ぎていて、慌てて梨華は飛び起きた。
隣りの真希は、眠っていて寝言で梨華の名前を呟いていた。
「もう、梨華ちゃんじゃないよ! 起こしてって言ったのに」
ネボスケの真希に頼んだのが、そもそも間違いだったようだ。
「真希ちゃん、私家に戻るから。ちゃんとガッコ行ってね」
梨華は手早く着替え、それだけ言うと真希の部屋から飛び出して行った。
- 448 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/22(火) 20:25
梨華は自分の家に着くと、そっと鍵をあけて中に入った。
ひとみの靴があるのに気付いて、ちゃんと帰って来た事に梨華は安堵を覚えた。
ひとみは、まだ寝ているハズだから、梨華は忍び足で階段を上ろうとしたところ「おはよう、梨華」
急に背後から声をかけられて梨華は思わず悲鳴を上げそうになった。
しかし、ひとみはその後は何も言わずに先に2階へあがっていった。「ひとみ…?」
憎まれ口の一つでも叩きそうなひとみが何も言わないので、却って不気味で梨華は気になった。
ひとみは自分の部屋に戻ると、またベッドに寝転がる。
松浦は既に居ない。明け方近くに帰る気配がしたのをひとみも気付いていたのだが
敢えて気付かないフリをして寝たフリをしていた。 これで多分、松浦は近づいて来ないだろう。
彼女には悪い事をしたと思っているが、これで良かったんだと言い聞かせる事にした。
- 449 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/01/22(火) 20:28
約3週間振りだったのかぃ。書いた頃は松浦別に好きでもなかったのに
今では石吉の次に好きだから、心が痛かったどす。あやゃ萌え(板違い
- 450 名前: 夜叉 投稿日: 2002/01/22(火) 21:44
- をう、そうでしたね…(鬱)。失礼しました(汗汗。ここからどうなるのか楽しみです。
またーり待ってます。
- 451 名前: オイラ 投稿日: 2002/01/23(水) 15:09
- 祝
・
復
活また、ひと波乱ありそうな予感・・・
- 452 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/24(木) 19:34
-20- 梨華がシャワーを浴びている隙に、ひとみは先に出かけたようだった。
梨華は一抹の不安を覚える。―――ひとみ、怒ってるのかな… 最近、会話が殆どないのも気になってはいたけど、避けられてると感じる方がもっと嫌だった。
梨華も制服に着替えると、急いで学校に向かった。
10分くらい前から、ひとみは校門の横に凭れて立っていた。
登校する生徒がジロジロとひとみの事を見て通り過ぎていく。
待たれた事はあっても、自分から待つ事など絶対ないと思っていた。
それから暫くして、待ち人は訪れた。
- 453 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/24(木) 19:35
「吉澤さん…」
松浦は一瞬笑みを浮かべたが、すぐに影を落とした。ひとみは心がチクリと痛む。
ひとみは松浦の手を取ると、学校とは反対の方へと歩き出した。「離してください」
登校する生徒の人並みに逆らい、学校からそんなに遠くない公園へと来ていた。
松浦の声に、ひとみは握っていた手を離した。
「ゴメン」
2人は無言のまま腰を降ろす。 沈黙を破ったのは、松浦の方からだった。「吉澤さん、安心して下さい。昨日のコト、誰にも言いませんし、もう吉澤さんと会うコトも
ないと思うんで」
松浦はそう言って笑った。
「どういうコト?」
「私、今度の土曜に転勤で姫路に引っ越すんです…」
「どうしてソレを早く言わないんだよっ」
ひとみは松浦を自分の方に向かせた。
「言ったところで、それを理由にするのもイヤだったし。でも最終的に、どんなカタチであれ吉澤
さんに抱かれて嬉しかったですよ。まぁ嬉しいって言うか、哀しい気持ちも混じってますけどね」
松浦はヘヘッと笑う。先ほどの暗い表情はなかった。
- 454 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/24(木) 19:36
「松浦…お前……」
ひとみは、その言葉にますます自己嫌悪に陥りそうだった。
そんなひとみの気持ちを知ってか松浦は言う。
「吉澤さんらしくないですよ。私は後悔してないですし。それに吉澤さんは、やっぱり石川さんの
方が似合ってますよ。最初から私の出る幕じゃなかったコトぐらい自分が一番良く分かっていま
したけどね。それでもしつこく吉澤さんに迫ったのは本当に吉澤さんのコト好きだったから…。
なぁ〜んてカッコつけすぎですか? 私はもう平気ですから吉澤さんは石川さんの傍に行って
抱きしめてあげて下さい」 それが出来れば苦労しない なんて思いながら梨華は真希と……と頭をよぎって、自分のした行為
を思うと、そんな資格は自分にはないような気がした。
- 455 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/24(木) 19:36
「石川さん、後藤さんとは何もなかったと思いますよ。
だって…石川さんは頭の中、吉澤さんでいっぱいですから」
自信ありげに言う松浦にひとみは苦笑いをする。
「なんでそんなコト分かるんだよ」
「それはですねぇ、同じく吉澤さんに恋して〜る者同志だから分かるんです。
まっ、石川さんはそれ以前に分かりやすいくらいな性格してますけどね。その辺は私より
吉澤さんの方が詳しいんじゃないんですか?」
松浦は悪戯っぽく笑う。「ま、まぁな。梨華は分かりやすいから…」
「吉澤さんはカッコつけなくていいんですよ。今でも充分カッコいいですから。
素直になって石川さんと話して下さいね。そうしないと私、安心して姫路に行けませんからね」
松浦はそう言って、ひとみを見つめた。
「あ、ありがとうな。なんか心が軽くなったよ」
ひとみは照れながら言うと、松浦から視線を外す。
- 456 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/24(木) 19:37
「良かった。じゃぁ最後に私のお願い聞いてくれますか?」
「お願い?」
「あの〜……」
松浦はさっきとは打って変わって下を向いてもじもじしている。
「なんだよ。今さら。言ってみ?」
ひとみは松浦の肩に手を置き、松浦の顔を覗き込んだ。
「下の名前で呼んでもらえます? あと…最後にキスしていいですか?」
「あ、あぁ…」
改めて言われるとひとみも照れてしまう。
何緊張してるんだか。ひとみは笑ってしまう。
「…亜弥」
松浦は呼ばれたと同時に、ひとみの顔に近づくとそっとくちびるを重ねた。
すぐに松浦は、ひとみから離れると
「これが100回目のキスです。お終い…。吉澤さん、ありがとう!」 松浦は立ち上がると、ひとみに軽く手を振り、軽やかに駈けだして行った。「松浦、こちらこそありがとうな」 ひとみは松浦が見えなくなっても、いつまでもその場から動かなかった。
- 457 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/01/24(木) 19:39
あやゃは最後は善い人に仕立て上げて綺麗に去りました。あやややや…。>450 夜叉さん
ホントに完結に向けて考えないと(苦笑)。>451 オイラ
この後、一波乱ありそう?
- 458 名前: 501 投稿日: 2002/01/25(金) 01:19
- ああ、なんて良い子なんだろう、あやや・・・(涙)
自分の書くあややは・・・むにゃむにゃ(w)こちらこそ、いつもありがとうございます(^^)
- 459 名前: 夜叉 投稿日: 2002/01/25(金) 14:27
- 作者様、がんがって下さいね、ガリガリ読みますんで(笑)。
え?一波乱あるの?(汗汗早く分かり合える日が来ますように…、っと。
- 460 名前: オイラ 投稿日: 2002/01/25(金) 19:12
- 予想外に無さそう?あると思ったんだけど
松浦イイ奴だけど…おせ−よ!赤上げてスマソ。
あっ上がってる・・・と思ったらオイラだった。
- 461 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/31(木) 18:23
-21- ひとみが校門付近で松浦を待っていた事はあっと言う間に広まっていて、
当然梨華の耳にも入ってきた。
松浦の方がひとみを追いかけていたのに、おかしい。それに、朝のひとみの態度もおかしかった。 松浦さんと、何かあった? 梨華が朝、抱いた不安は確信へと変わりつつあった。
でなければ、あのひとみが人を待つなんて事はしないだろう。「…華ちゃん? 梨華ちゃんったら!」
あゆみに肩を叩かれて、梨華はやっと気付いたのか、ハッとして顔を上げた。
「さっきから呼んでるのに…」
「あゆみちゃん、ごめんね」
あゆみは苦笑いしながら梨華を見ていた。
「よっすぃ〜のコトなら気にしない方がいいよっ…って言っても、今回ばかりはねぇ」
あゆみはイヤな事を言うが、今朝のは噂ではなく事実なのだから否定しようがなかった。
- 462 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/31(木) 18:23
そう言えば、真希はちゃんと遅刻しないで登校したのだろうか?「あゆみちゃんはさぁー、真希ちゃんとうまくいってるの?」
ひとみの話は直接本人に訊かない事には憶測で言っても仕方ないから、真希の話に変えた。「うーん。うまくいってるよ〜な、いってないよ〜な…。ちょっと微妙かな」
あゆみは曖昧な返事をした。梨華は昨日の夜の事を思い出した。
真希にまだ好きだと言われた。そしてキスをしてしまった…。梨華はあゆみを目の前にして
かなり罪悪感を感じていた。あゆみは更に続ける。
「今朝、真希ちゃんちに行ったんだけど…。寝言で『梨華ちゃん』なんて言ってるの。
いくら寝言とは言え、ちょっと梨華ちゃんに嫉妬しちゃった。…なんてね」
梨華はドキッとした。と同時にあゆみの笑っているが少し寂しげな表情を見ると、ますます
申し訳なくなるのだった。
「ごめんね」
「ヤダ。梨華ちゃんが謝るコトないじゃない。私も夢の中に出てきて名前呟かれるぐらいに
なりないなー」
あゆみはそう言うと、カバンから教科書とノートを取りだした。そんなあゆみを見ていたら
梨華は自分が酷く悪い事をしたように思えて、昨夜の高度はかなり軽率だったと反省をした。――甘えちゃいけなかったんだ。真希ちゃんはあゆみちゃんと付き合ってるのに…。
もう真希ちゃんには甘えないようにしなきゃ。
- 463 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/31(木) 18:24
HRが済んだ頃、クラスの誰かが校庭を見て声をあげた。
「あ゛、吉澤だよ」一斉にクラス中の生徒が窓の方に駆け寄り群がった。
唯一動かなかったのは、梨華とあゆみぐらいだった。
「梨華ちゃん、いいの?」
心配そうに訊くあゆみに、梨華は
「うん。だって、もう1限目始まっちゃうじゃない」
と言って、平静さを保った。実際は気になって仕方がなかったのだが―――。
- 464 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/31(木) 18:28
-22- ひとみはざわつく教室の中に別に気にする事もなく普通に入っていき席に着いた。
まわりからヒソヒソ話が聞こえたりもするが、そんなのはもう慣れていた。「よっすぃ〜どういうつもり?」
隣りの席の真希が起こった口調で話しかけてきた。
「どうって、ごっちんには関係ないじゃん」
ひとみはつまんなそうに言う。その言い方に真希はカチンと来た。
「梨華ちゃんには、関係あるでしょ?」 教室のざわめきはすぐに静まり、今はひとみと真希のやりとりに耳を傾けている。
これもいつもの事だった。「だから、ごっちんには関係ないし、放っておいてほしいわけ」
ひとみは怒った風でもなく冷静に言っていた。
その態度が却って真希を苛立たせた。
「関係なくないよっ!!」
「どうして?」
真希は声を荒げたものの、クラスのみんなが注目している中で、話す内容でもなかったので
真希はひとみを立たせると教室を出ていった。そして屋上へとあがる。
- 465 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/31(木) 18:30
- 「ごっちん。そんなに梨華のコトでムキになるなら、なんで柴田と付き合ったりすんの?
柴田が可哀相じゃん」
いきなりあゆみの話を出されて真希は言葉に詰まる。
「い、今はあゆみの話は関係ないっ」
「そうかな? 昨日梨華、そっちに行ってたんでしょ?」
ひとみは別に怒る訳でもなく聞いてきた。真希は開き直る。
「そうだよ。さみしいからって。だから一緒に寝た。どうなったかは想像に任せるけど…」
ひとみの表情が一瞬揺らいだが、それはほんの一瞬の事だった。いつものポーカーフェイスに戻る。
「ごっちん優しいから、ほんとに寝ただけでしょ? 梨華がするハズないよ。
梨華は私のコトが好きなんだから」
口の端を歪めて薄笑いをするひとみに、真希は腹を立てながらも、それが当たっている分
余計に悔しくなる。
- 466 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/31(木) 18:37
「どうして梨華ちゃんは、こんな憎たらしくて可愛くない女が好きなんだろうね。
私の方がよっぽど健気に想ってんのにさっ」
真希はなんだか怒るのがバカらしくなって、柵に寄りかかっていたが、向きを変えて校庭を
見下ろしていた。既に1限目は始まっていて体育の授業の生徒達が準備体操をしていた。
「健気って自分で良く言うよ。健気なヤツが、キスしたりするか? 普通。アレ許してる訳じゃ
ないからな」
ひとみも真希と同じく校庭に目をやる。
「あれはスキンシップってやつ。それより…、松浦さんとどうなの? よっすぃ〜」
「もう会うコトもないよ彼女とは。さっきのだって別れ話だったんだから」
事も無げに言うひとみに真希は思わず聞き返した。
「彼女転校するから…」
「そうなんだ。って、え?」
しかし、それと校門で待ち伏せてたのとの関連が分からない。
「じゃぁ何で待ち伏せしてた?」
「話があるから」
「なっ。何当たり前なコト言ってんの?」
- 467 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/01/31(木) 18:43
「それよりごっちんは? 梨華良い香りしただろ? 明け方とか、こうギューッって片足
絡めて来なかったか? 梨華寝相悪いからな」
見事にひとみに話をはぐらかされる。
「よっすぃ〜は、私に妬かないんだ。梨華ちゃんと寝たコト…」
「私には似合わないから。なんてね」
そう言ってひとみは笑った。真希も思わず笑う。
久しぶりに、ひとみと真希は笑っていた。「でも、よっすぃ〜どうすんの?」
「ごっちんこそ、どうすんのさ? 柴田知らないんだろ? このコト…」
「うん…。あゆみとのコト、悩んでるんだ…」
真希は再び柵にもたれかかると遠くを見つめるような表情で声を沈ませた。
- 468 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/01/31(木) 18:49
名作が書き込めないので久しぶりにこっちを更新。>458 501さん
あやゃ〜〜〜!(w.いいところでseekが(泣)。
向日葵の続きがすっげー気になります。は〜。
501さんも頑張って下さいませ。>459 夜叉さん
なんだか、吉と後は久しぶりに笑いあいましたね。内容はともかく(w
一波乱あるとか言って考えてなかったり(爆)。>460 オイラ
遅かったっすか。松浦は去りましたけど…。
赤上がってると思ったら次の人も上げてた…。この前も。
エロシーンで上がらなければOKなんですが。っていつ更新出来るやら。
- 469 名前: オイラ 投稿日: 2002/01/31(木) 19:14
- スキンシップでキスするなよ後藤!!!
平静を装うよっすぃ〜が恐い。名作休止は痛いねぇ〜
まさかこのまま閉鎖は無いだろうけど…
- 470 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/02/01(金) 18:49
- >469オイラ
勿論スキンシップはウソなんだけどね。
吉澤は別にそんなに考えてないので。>名作休止は痛いねぇ〜
移転が濃厚みたいだけど、いつからなのじゃ?
もう赤は完結させたんだけどうp出来るのが未定じゃなぁ。
数にして24-5くらいのレスで終わりますけどね。
でもエロにされたら載せられなくなるのか…。はぁ困ったちゃん。
- 471 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/01(金) 19:26
-23- 4時限目のチャイムが鳴ると同時に梨華は教室から飛び出して行く。
その姿を見ながらあゆみは正直羨ましいと思っていた。 真希の気持ちが、まだ梨華にある事も、あゆみは気付いていた。
そんなに人の気持ちは簡単には変わる事なんてあり得ない。よっぽどの事がない限り。
これ以上真希が苦しむのを見たくないあゆみは、自ら別れを告げようとしていた。
- 472 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/01(金) 19:27
梨華は、ひとみの教室に息を切らせながら走って来た。
そして梨華は目を疑う。そこには、ひとみと真希が楽しそうに話をしていたからだった。
(どうして?)
梨華が怪訝そうに2人を見ている視線に気付いたのか、真希の方が先に気付いて梨華に手を振った。
ひとみも真希に気付いて振り返った。ひとみは真希に一言何かを言って立ち上がると梨華に近づいて
来た。そして戸惑っている梨華を連れて廊下に出た。「昼、まだでしょ? たまには外で一緒に食べようか?」
「え?」
久しぶりにひとみと交わした言葉は、ごくごく普通だった。
「なに不思議そうな顔してんの? 私の顔になんか付いてる? ホクロとか言うなよ」
珍しくひとみが冗談を言うから、ますます梨華は、ひとみをジッと見てしまった。
「だってひとみ…」
「なんだよ? それとも、違うモノ食べたい? 私は…そうだな、梨華が食べたい」
「なっ………」
見る見る梨華の顔が赤く染まっていく。
「本気にした? まさかね…半分冗談だよ」
ひとみはそれだけ言うと、ポケットに手を突っ込んで先に行ってしまった。
(半分って…。後の半分は???)
- 473 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/01(金) 19:28
「ま、待ってよ、ひとみ!」
一体、どういう風の吹き回しだろう? 梨華は疑うよりも驚きを隠せなかった。
梨華はひとみの前に回り込むと、ひとみの額に自分の手を当てた。
「ひとみ、熱は?」
いつもと様子が違うひとみに梨華は、熱でもあるのかと思ったらしい。
心配そうに覗き込む梨華に、ひとみは笑い出した。
ひとみは梨華の手を優しく掴むと、そのまま自分に引き寄せた。
「熱なんて、あるわけないだろっ。これからは梨華にも優しくしないとなって思っただけ」
「ウソ。なんで急にそうなるの? 松浦さんに何か言われた? それとも真希ちゃん?」
真剣に問いただす梨華に、ひとみはどうしようか迷っていたが、やはり言わない事にした。
「梨華」
ひとみは梨華の名前を呼ぶと、梨華にキスをする。
それは久しぶりのくちづけだった。
- 474 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/02/01(金) 19:29
- ヒッソリ更新。
もうそろそろ、こっちも完結へ。
- 475 名前: 名無しバイク 投稿日: 2002/02/02(土) 01:54
- ハケーン(wそうですか、こちらもそろそろ完結ですか〜。
向こうも楽しみにしておりまする。
がむばって下さい。って、フカーツしなけりゃ始まらんわな(w
- 476 名前: 夜叉 投稿日: 2002/02/02(土) 17:03
- なんだかまったりしてきましたね。
そろそろ完結ですか、この作品が終わってしまうのは残念です。
最後までついていきますよ。飼育、ちょっと時間がかかるみたい。
寂しいです、はい。
- 477 名前: 501 投稿日: 2002/02/02(土) 21:46
- 472>「梨華が食べたい」
…いくらでも食べちゃってください(w)更新ご苦労様です。こちらも完結に向かってるんですね。
ラストを読みたいんだけど、終わるのは寂しいです。飼育、エロだめなんすね。
次回作はエロありの方向で行くつもりだったんですが。困ったな(w)
- 478 名前: おれっち。 投稿日: 2002/02/02(土) 22:34
- >477
割り込んで失礼。
飼育ですが…どっちかっていうと問題なのは画像なんかなんで、
小説(特に話の流れの中で〜みたいなのは)大丈夫なようですよ?
次回作、向日葵、共に期待してます!
- 479 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/03(日) 17:11
-24-「ひとみ!」
梨華の方からくちびるを離すと驚いた顔をした。
「ここじゃイヤ?」
ひとみは不思議そうに聞き返す。
踊り場でキスするのがイヤな訳ではない。
一応気付かれてはいるだろうものの、やはり誰が見ているか分からないから梨華は驚いたのだ。
「誰か見てたら…」
「いいよ、もう」
「え?」
「バレたらバレたで。梨華がイヤならやめるけど」
ひとみは梨華から離れると階段を下りていく。
「ちょっ、待ってよ。ひとみ!」
梨華は釈然としないものを感じていたが、嬉しさは隠しきれないでいた。
- 480 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/03(日) 17:12
「真希ちゃん、もう終わりにしようか」
あゆみは真希と昼食を取った後に、切り出した。
「え?…」
真希は一瞬なんの事か理解出来なくて、思わず聞き返していた。
「終わりにしようって言ったの」
「……」
「理由は言わなくても真希ちゃんが一番良く分かってると思うけど。
もうムリしなくていいから。私のコト気にしなくていいからさ。
でも、だからって応援も出来ないけどね…」
あゆみは、そう言って笑った。
「あゆみ…」
真希は言葉が見つからない。
「短い間だったけど楽しかった。でも会った時は挨拶くらいしてよね。"ごっちん"!」
あゆみは真希の言葉を待たずして立ち上がると「ばいばい」と手を振って出て行った。
「…ごめん」
真希はあゆみが見えなくなると深く溜息をつく。
- 481 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/03(日) 17:13
-
「何やってんだろ…」
梨華は、ひとみと寄りを戻しそうだし。
自分は結局、あゆみを傷つけてしまっただけだ。
「私も潔く身を引くかなぁ…。なんてガラじゃないんだけど」
真希は独り言を言うと笑った。
「でも梨華ちゃん好きなんだよなぁ。悔しいんだけど…」
- 482 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/03(日) 17:13
「後藤なに、ぶつぶつ言ってんの?」
振り返ると、そこには矢口が立っていた。
「矢口さんか。今日はDJマリーないんすか?」
特に興味もなかったが真希は話す事もないので言ってみた。
「ヤッホ〜! って? 今日はない日だよ。それより暗い顔してるぞ〜!」
矢口はわざと真希の背中を叩きながら横に座った。真希は少し顔をしかめた。
「そうっすか? まぁフラれちゃいましたからね…」
「フラれた? 誰に? 石川? じゃなくて今付き合ってんのって柴田だっけ?」
「まぁそうですね。過去形ですけど」
「後藤は元から石川が好きだったんだろ? それなのに柴田と付き合ったりするからだよ」
「そうっすね。却って彼女傷つけちゃいました」
「ま、柴田も元から後藤の気持ち分かってたんだろうけどな。簡単に諦められるもんじゃないし」
分かった風に言う矢口に真希は聞き返してみる。
「そういう矢口さんはどうなんですか? よっすぃ〜と…」
「よっすぃ〜とは元から愛はなかったしなぁ。そりゃ寂しいけど、よっすぃ〜は
本当に好きなヤツが出来たんだからいいじゃん。フラフラしてっぽそうだったよっすぃ〜が
やっと本気で石川のコト好きになったんだから、おいらはもう何も言わないよ」
「矢口さん、大人っすねぇ。私はまだダメっすよ。梨華ちゃんのコト諦められないや…」
- 483 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/03(日) 17:14
元から矢口とひとみの身体だけの関係と言うモノに真希はいまいち理解が出来ないから
比べる事なんて出来ないのかも知れないが、そうやって割り切る事が出来る矢口は大人なんだと
真希は思う。自分には、到底出来ない事だと分かっているから。「後藤も大人になれば分かるよ。なんてな〜」
と言って矢口はお得意のキャハハ笑いをした。
「んじゃぁ大人にならなくてもいいです、私は」
真面目くさって答える真希に矢口は苦笑いした。
「おいおい、言ってくれるじゃんかよ〜! 今度メシでも食おうか」
矢口は真希を励ますのも兼ねて誘ってみる。
「奢ってくれるんなら考えてもいいっすけどね」
「生意気だぞ、お前! まぁいいけどよ」
そう言って真希と矢口は顔を見合わせて笑った。
- 484 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/02/03(日) 17:22
- まとめに入ってるのがミエミエな展開でスマソ。
元々1で終わるつもりが、こんなにダラダラと…。
本当は石川の前の学校の生徒の辻とか保田先生とかも
出したかったんですけどムリに話を延ばしてもアレですからね。
それにここのスレも異様に長くなってきてますし。>475 名無しバイクさん
早く赤板の方うpしたいんですけどねぇ。
こっちで上げる訳にもいかんので、暫く温めておきますや。>476 夜叉さん
ありがとうございます。
飼育時間かかりそうですが、良い方向へ向かってるっぽいので待ちましょう。>477 501さん
>472>「梨華が食べたい」
>…いくらでも食べちゃってください(w)
わぉ!(爆) ラストに1回くらい、またエロでも(w。>飼育、エロだめなんすね。
>次回作はエロありの方向で行くつもりだったんですが。困ったな(w)
次回作がエロだったんすね。勘違いで書き込みました某BBS.スマソ。
向日葵も完結近かったのにぃ。いつ見れるのかが…。鬱。>478 おれっち。さん
エロは画像ですか。ちと安心です。
ハンカノが微妙なところだったもので(苦笑)。
- 485 名前: オイラ 投稿日: 2002/02/03(日) 18:02
- 更新ありがたやぁ〜!
まとめに入ろうがなんだろうがいしよしがいい感じなのが嬉しい。
赤の続き物凄く気になってんのに…飼育…(泣
書きだめしないとねぇオイラも…
昨日は祝・吉澤断髪を記念して祝杯をあげてもた。
- 486 名前: レクヱ 投稿日: 2002/02/04(月) 08:12
- し、しばた、しばァあああおッッッ〜〜〜!!!
ホロリ。
- 487 名前: M.ANZAI 投稿日: 2002/02/04(月) 09:45
- 読ませていただいてます。ありがたや〜
- 488 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/04(月) 18:53
-25-「面倒だから、このまま午後の授業サボッちゃおうか?」
校門を出たところで、ひとみが思いついたように言う。
実際は元から午後は出るつもりなかったのだが。
「ダメ! 2人揃って抜けたら、また何を言われるか…」
梨華はすぐに否定をした。「相変わらず優等生ぶってんだから。そんなに気になる?」
「優等生ぶってなんか」
気になるに決まってるし、あらぬ想像をされてしまいそうだ。
尤も、そんな想像をしているのは、他ならぬ梨華自身だったりするのだけれど。
「言いたいヤツには言わせておけば?」
ひとみは、さっさと行ってしまう。「待ってよ! カバンどうすんの? カバン!!」
「そんなの、ごっちんとか柴田に頼んで持ってきてもらえばいーじゃん。
まぁ、なくたって構わないけど」
「ほんとにもぅ…。勝手なんだから」
梨華は諦めるとひとみの後を追った。
- 489 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/04(月) 18:54
お昼も作って食べようと言う事になりスーパーへ向かう。
昼時だから、それなりに混んでいるが、その中で制服姿の女子高生は少し場違いな気がした。
ひとみは買い物カゴを取ると、真っ先にひとみの必需品の卵のコーナーへと行く。
「ひとみは本当に卵が好きだよね」
梨華は半ば感心、半ば呆れたように言う。
毎朝、ゆでたまご。そしてベーグルは欠かさない。そして最近凝っているのはオムライス。「卵がないと生きていけないんだよ。こんな美味しいもの他にないよ」
そう言いながら、ひとみは卵のパックをカゴに入れた。
「私もそんな存在になりたい…」
ボソッと呟くと、梨華は"卵"を"自分"に置き換えて、今のセリフを想像して1人顔を赤らめていた。
(―――美味しいもの…かぁ〜。きゃっ♪)
顔がニヤけている梨華を横目に、ひとみもわざとボソッと言う。
「卵よりも梨華が好きだよ…」
- 490 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/04(月) 18:55
ハッとして、ひとみの方を振り返る梨華。
「――ひとみ、今何か言った?」
「別に…」
ひとみは他のコーナーへと行きかける。それを遮る梨華。
「卵より何が好きだって?」
「…知らん(照)」
(しっかり聞いてんじゃん。うっかりした事言えないな)
ちょっと動揺するひとみ。
「気になるもん。もう1回言って?」
「………」
顔を少し赤くして黙るひとみは、梨華の言葉を無視した。
- 491 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/04(月) 18:56
「ひとみってばぁ〜」
制服の袖を引っ張りながら聞き返すサマは駄々をこねる子どもみたいだ。
そんな梨華もひとみは可愛いと思う。
「どうだっていいじゃん…」
さっきの台詞をもう一度言ったら、どうなるかぐらい、ひとみには分かっていた。
梨華を喜ばす手なんか山ほどある。しかし、なかなかしないのは、ひとみの性格の問題であった。
それにもう一度言って、スーパーの中で舞い上がられても困る。
「つまんないの…」
あまりしつこいとひとみが怒るのを知っているから、梨華は拗ねながらもあっさりと諦めた。
- 492 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/04(月) 18:56
「そのうち分かるから、そんなに拗ねんなって」
ひとみはわざと身体ごと梨華にぶつかると梨華の髪を撫でてやり、梨華の顔を覗き込む。
「なっなによっ」
「本当は…聞こえてたんじゃないのかぁ? この確信犯め!」
わざと梨華の額を小突いてやる。
「確信犯?」
梨華はキョトンとしている。 梨華がそこまで演技出来る訳がないのを知ってて、ひとみはわざとからかっていた。
「そんなわけないよな。ウソだよ、ウ・ソ」
ひとみは、いい子いい子するようにまた梨華の頭を撫でる。
からかわれた事にすぐに気付いた梨華は悔しそうに唇を噛んだ。
「また人をおちょくって…」
「だって梨華、面白いんだもん。からかいがいがあるよ」
「それが姉に対する態度なの?」
「都合の悪い時だけ姉貴ぶったってダメだかんね」
いつも口でも負けてしまう梨華は、負けと分かっていてもつい言い返してしまう。
まだまだ梨華の方が子どもなのかも知れない。
- 493 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/04(月) 18:57
ひとみは梨華の相手を適当に受け流しながら、しっかり買い物もしていた。
「こんなもんでいいか」
梨華が気付かないうちに一通りの物はカゴの中に収まっていた。
「あと他になんかいる?」
「んーと、デザート!!」
「デザートは特にいらないじゃん」
「どうして? 食後にアイスって私は決まってるんだけど…」
素で答える梨華に、少しは察しろとひとみは思うけれど、鈍感な梨華にそれはムリな話だろう。
(私のデザートは……。ここでは言えないだろ!)
「じゃぁ梨華はアイスがデザートね」
わざとひとみは強調して言うと、アイスのコーナーへと行った。
梨華は、まだ分からずに首を傾げているのだった。
- 494 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/02/04(月) 19:07
まったりしたい昼休み。エロなくても甘い方向で。>485 オイラ
いしよしをちょっとラブラブにしてみました。飼育のストックは作ってません。再開したらまた書いてうpかな。
吉澤早く見たいっすね〜。いつ頃になるんだか…。>486 レクヱさん
すみません。柴田には涙を…。>487 M.ANZAIさん
お久しぶりです(w みんなお元気でしょうか?(w
- 495 名前: 夜叉 投稿日: 2002/02/04(月) 21:26
- スーパーの中で駄々っ子する石、そんじょそこらの子供に負けてないぞ(爆)。
かなり好きかも…。←はっ、告白してしまいました(照)。まったりとしない、ぴったりしてる続き、キボーン(大爆笑)。
- 496 名前: ゆう 投稿日: 2002/02/05(火) 16:30
- 最高!!
- 497 名前: ゆう 投稿日: 2002/02/05(火) 16:31
- ageちゃってごめんなさい!
- 498 名前: 名無しハッピー 投稿日: 2002/02/05(火) 23:15
- 無効も早く復活してほしいですね。続きが気になって仕方ないんですよ、チャーミーさん。
- 499 名前: 名無しハッピー 投稿日: 2002/02/05(火) 23:42
- 全角でsageじゃ駄目だよ。
半角でsageじゃないと。
- 500 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/06(水) 00:31
-26- ひとみが手慣れた手つきでオムライスを作っている最中
梨華はサラダの盛りつけに勤しんでいた。
梨華にさせると却って足手まといになる事が多いので極力
簡単な事しかひとみはさせなかった。「梨華も、もうちょっと料理がうまくなるとなぁ。お嫁に行けないぞ」
ひとみが出来上がったオムライスを梨華と食べながら溜息混じりに言う。
「そんなお母さんみたいなコト言わないでよ。それに…」
梨華は一旦そこで話を止める。
「それになに?」
ひとみはスプーンを口に運びながら促した。
「もぅお嫁に行ったようなもんだし…」
梨華が俯きながら早口で言うと自分も急いでオムライスを口に入れた。
「んん?」
ひとみはスプーンを持つ手を止めながら梨華を見つめた。
梨華はゴクッと飲み込むと目を白黒させた。
- 501 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/06(水) 00:32
「だって、私は吉澤梨華になったわけだし。ひとみと同じ姓を名乗ってる
わけだからぁ。もぅお嫁には行く必要ないでしょ?」
それだけ言うと梨華はウーロン茶をゴクリと飲んだ。
ひとみは黙ったまま、梨華を見ている。(あれ…ひとみ。黙っちゃって。もしかして感動した?)
梨華も我ながら恥ずかしい事を言ってしまったなと思うが、それはそれで
事実なのだから仕方がない。梨華はずっとひとみと一緒に暮らしたいと思っていた。「お嫁に行かないなんて、梨華の母さんが聞いたら泣いちゃうよね」
ひとみは、梨華の話には触れずに母の心配をしている。
「どうしてよ? ひとみだって同じでしょ?」
梨華は同意を求めるが、ひとみは首を振った。
「まだ先のコトだけど、この先どうなるか分かんないじゃん。
梨華の前に素敵な男が現れたら、どうなるか…?」
- 502 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/06(水) 00:33
ガタンと音を立てて梨華が椅子から立ち上がった。
ゆっくりと見上げるひとみ。
「どうしてそんなコト言うの? 私が好きなのはひとみだもん。
ひとみ以外考えられない。どうして分かんないの?」
握り拳を作りながら震えている梨華を見て、ひとみは、やれやれと思う。
「分かんないのは梨華の方だよ。私だって梨華のコト好きだけど…でもやっぱり
いつ梨華に彼氏が出来るとも限らないからさ。出来た時は私は祝福するってコト。
それを否定するコトなんか出来ないから」
「そんなコト言わないでよぅ…」
怒ったかと思えば、今度は目に涙を浮かべて眉は八の字にしてひとみを見つめていた。
「だから例えばの話だって。決めつけないで梨華の好きにすればいいってコトだよ」
「だったら私の気持ちは変わらないよ。ずっとひとみのそばにいる!」
「あっそ…」
ひとみは素っ気なく返事をすると、また残りのオムライスを食べ始めた。
- 503 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/06(水) 00:33
「なんかひとみ冷たい…」
梨華も座り直すと自分もオムライスに手をつけ始める。
「そうかな。それを判断するのは、この後からにしてよね」
「え?」
梨華は言っている意味が分からずに首を傾げた。
「私のデザートは梨華だって思ってるからさ…」
普通にひとみはサラッと言うと、また黙々と食べ続けた。
鈍感な梨華には、ハッキリ言わないと分からないのが困ったものだ。(デザートは私って…? もしかして―――)
梨華は言った意味が分かると、途端に黙り込んで顔を真っ赤にさせた。「久しぶりなんだよね。デザ−トって。少しは食べ頃になってるといいんだけど?」
ひとみは意味ありげに言うと手を合わせて「ご馳走様」をした。
ひとみにとってのメインのご馳走は、この後なのは言うまでもない。
- 504 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/02/06(水) 00:37
この後も続くんですが、ちょこっとエロくなるので
もう少し下がってからにします恥ずかしいので。>495 夜叉さん
この後、ぴったりします。>496.497 ゆうさん
ありがとうございます。
sageでお願いします。この後えっちぃくなるもので…。>498
無効って(w。おかげでこっちの話を否応なく進められるので逆に良かったり。>499
そうですね。sageで宜しくお願いいたします。我が儘ですみません。
- 505 名前: 夜叉 投稿日: 2002/02/06(水) 10:07
- あ、あぢがとうごじゃいまふ。
師匠、すでに鼻血が出ています、ハァハァ。>「久しぶりなんだよね。デザ−トって。少しは食べ頃になってるといいんだけど?」
かなり流血です(爆)。
この後のぴったりに期待してますね。
まったり流血しながらお待ちしてます(大爆笑)。
- 506 名前: 名無し男 投稿日: 2002/02/06(水) 16:03
- ハケーン
一時期桃バーンのもあぼーんされたと思ってカナーリビビッた(w
暫く狼だらけの泥臭い生臭い水泳大会が続いてたので
なんかとても懐かしいカヲリがする
- 507 名前: 501 投稿日: 2002/02/07(木) 01:34
- 更新ご苦労様です!
自分も見習って短編の一つでも書き上げたいと思ってるんですが、なかなか(涙)ところで「デザート」……デザート、デザート、デザート(反芻中)
熟してめちゃくちゃ美味しい食べ頃だっ!!思う存分食べてください、吉(爆)
自分も先にティッシュを鼻に詰めてお待ちしてます(w)>おれっち。さん
ありがとうございます。小説は大丈夫でしたか。
では、心置きなくエ□ありの方向で(爆)
- 508 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/02/07(木) 21:37
- 更新したいんですけど隣りに…。いるから出来ない(w
- 509 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/07(木) 21:41
-27- 梨華も慌てて残りを口に詰め込むと、席を立って後かたづけを始めた。
梨華は洗い物をしながら、既に気持ちは、アノ事でいっぱいになっていた。(いつ以来だっけ? もう…忘れてるよ。でも、こんな昼間から?
もぅひとみったら何考えてんの! もしかしてスーパーにいる時から考えてたわけ?)
そうとしか考えられないよ。だから私がデザートの話をした時に様子がおかしかったんだ)
- 510 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/07(木) 21:42
梨華の心ここにあらずだったので、ひとみが背後に立った事などまるで気が付いていなかった。
急に後ろから抱きすくめられた梨華は、驚いて持っていた皿を落としそうになった。
「きゃぁ!」
梨華は後ろを振り返るとひとみを軽く睨んだ。
「急に驚くじゃない!」
梨華は向き直るとスポンジに洗剤を付けて泡立てた。
全然手つかず状態だった事が一目瞭然である。
「梨華の方こそ、なに考えてたんだよ?」
「べ、別に…」
「言わなくても分かるけど…」
そう言ってひとみは梨華の首筋にくちびるを押し付けた。
「ぁっ…」
そして後ろから回された手は器用に制服のシャツのボタンを外してスルリと
中へと忍び込ませる。慣れた手つきでフロントホックを外すと、ひとみのヒンヤリした
白い手が直接梨華のたわわな果実を弄び始めた。
「はんっ…」
梨華は溜息を漏らしてしまう。
- 511 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/07(木) 21:42
- 「梨華…?」
ひとみはわざと熱い息を吹きかけながら梨華の耳元で囁くと梨華はふっと力が
抜けるように崩れそうになる。梨華が倒れないように片手で支えながら、もう片方
は梨華の先端を指で転がしていた。
「ダ……メ…」
すでに息が少し荒くなっている梨華は小さな声で呟く。
勿論、それがダメじゃない事は承知の上でひとみはわざと聞き返すのだ。
「ダメなの? 梨華のココ、すっごい立ってんのに…。やめちゃっていいんだ」
ひとみは既に固く立っている先端を指で軽く弾いた。
「ゃっ…」
そして手を抜くとひとみは梨華から離れた。
「え?」
まさか止めるとは思わなかった梨華は思わずひとみの方を振り返った。
そこには意地悪そうに笑ったひとみの顔がある。
「まったく梨華はスケベなんだからなぁ。一番盛り上がってんのは梨華じゃんか」
見る見る梨華の顔が真っ赤になると乱れた制服を押さえながら叫んだ。
「ひとみがいけないんでしょ! もぅ!」
今頃になって恥ずかしさがこみ上げてきた梨華は、更に顔を赤くさせていた。
梨華はプゥーッと膨れると、乱暴に音を立てて皿を洗い始める。
(ほんとひとみって意地が悪いんだからっ! なんですぐ冷静になれるかな!)
- 512 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/07(木) 21:43
「そんなに怒るなよ。こんなの序の口だって。このくらいで盛り上がってたら
後続かないよ?」
「それって…」
梨華の手がピタッと止まる。
「まぁそういうコトかな」
ひとみはニヤリと笑うと先に二階へと行ってしまった。(ど、どうなるですかー???)
梨華ははだけたシャツから胸をしまい忘れてる事も気付かずにこれからの事を
考えて一人「キャー」と感嘆な声をあげてしまっていた。
- 513 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/02/07(木) 21:47
- ドキドキしながら更新(w。
レスの方は後日します。はぁ心臓に悪い(苦笑)。
- 514 名前: 名無しバイク 投稿日: 2002/02/08(金) 00:32
- そこまでして更新してくれた名無しベーグル。たん、マンセー私は続きを考えてドキドキ(w
- 515 名前: 夜叉 投稿日: 2002/02/08(金) 09:14
- 自分は未だに鼻血が(略。w隣に…って、どきどきしますよね。作品(特にエロ)読んでるときに急に部屋に入って来られた時はさすがにビビった(汗。
さらに期待してます。
- 516 名前: 名無し男 投稿日: 2002/02/08(金) 14:31
- ハナージ ハナージ どぼぼぼぼ
- 517 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/02/09(土) 02:51
- 先にレスします。スマソ
この後エロく…(略。にわかに自分の中でエロ祭りワショーイだったり。
新作も最初から…(略>505 夜叉さん
鼻血は、まだ取っておいて下さい(w>506 名無し男さん
懐かしいですか。もう1週間経ちますものねぇ。
案外早くseek復活しそうですね。あっちも書かないと…。>507 501さん
デザートに梨華っちって、贅沢ですかねぇ(w>514 名無しバイクさん
以前もエロシーンなのに良く更新してましたけどねぇ(w。
続きは実は出来てたのですけど小出しに(笑)。>515 夜叉さん
久しぶりに…。エロ読みは慣れましたが更新が、やっぱり。>516 名無し男さん
今回も…。では、いきます。
- 518 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/09(土) 02:52
-28- その後、梨華の妄想が始まり、なかなか片づけが捗らなかったが、それもやっと
終わって自分の部屋に戻り、着替えようと制服を脱ぎかけた時に急にドアが開いた。
梨華は咄嗟に前を押さえて屈みこんだ。「入る時はノックぐらいしてよ!」
思わず叫ぶ梨華に、ひとみは相変わらずニヤニヤしていた。
ひとみはもうシャツだけの姿になっている。
「着替えちゃったら脱がせる楽しみがなくなるじゃん。
それに…着替える必要ないでしょ?」
そう言いながら梨華に近づいていく。
「なに言って…」
梨華がひとみを見上げると同時に屈んでいる梨華を立たせると、すくうようにして
梨華を抱きかかえベッドへと運んでいく。
「すぐ裸になるんだからさ。時間の無駄」
「………」
「たまには梨華のベッドで…ね?」
- 519 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/09(土) 02:52
ピンク色で統一された梨華の部屋は黒が好きなひとみから見ると、チカチカして
非常に落ち着かないのだが、昨日、松浦を抱いた事もあり、何となく梨華のベッドで
するのもいいかとひとみは思っていた。「私のベッド狭いよ?」
「狭い方がより密着になれるし…」
既にひとみの手は梨華を脱がしにかかっている。
いつもの事ながら、ひとみは驚く程手が早いのだ。
気が付くともう裸にされている事もしばしばあった。
「でもひとみのベッドの方が…」
「お気に入りのピンクのシーツを汚すのがイヤ…とか?」
またひとみが意地悪な口調で言うと、梨華はハッとした顔でひとみを見つめた。
「ち、違うって。そんなんじゃなくて…。もぅ、何言うのよぉ」
梨華は恥ずかしいのか視線をひとみから外した。
「照れるなって。汚しちゃう程いっぱい感じてる梨華って…カワイイよ」
「だから違うってば…」
「素直じゃないんだから。そんなの確かめて見ればすぐ分かるのにね」
ひとみはフッと笑うと、梨華のスカートに手を入れ内腿を触りながらショーツの
方へと手を伸ばしていく。
「やっ……ん…」
- 520 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/09(土) 02:53
- 慌てて梨華は手を押さえようとするが、ひとみのもう片方の手で遮られてしまう。
「違うんでしょ?…今、梨華、そう言ったじゃん」
「ちが…くな…ぃ…けど……意地悪なひとみなんか嫌い!」
やっぱりひとみは意地悪だと思いながら梨華は可愛くない事を言ってしまう。 ひとみはスカートに入れた手を引き抜くと、ちょっと淋しそうな顔をして
「嫌いかぁ…。私は梨華のコト、大好きなんだけどなぁ…。嫌いなら仕方ないよね」
なんてわざと言ってひとみは立ち上がった。
「ひとみ…?」
梨華は不安そうな声を出すと、部屋を出ていこうとするひとみを慌てて
ベッドから起きあがり後ろから抱きしめた。
「なに?」
ひとみは顔が見えないのを良い事に笑いを堪えながら、わざと寂しそうに言った。
「好き…。好きだよ…」
「だって今嫌いって言ったじゃんか。傷ついたよ…」
「大好きに決まってるよぉ! ひとみが好きで好きでしょうがないもん」
ひとみはそれを聞いてニヤリとすると梨華に向き直ってこう言った。
「知ってるよ。そんなコトぐらい…」
梨華は、ひとみの目を見て、また騙されたと思う。
何度も同じような手口で引っかかり自分でも情けないと思うのだけれど
やはり惚れた方が負けなのか、梨華は簡単に騙されてしまうのだった。
- 521 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/09(土) 02:54
「も〜!」
梨華はひとみの胸にポカポカと軽く叩くマネをすると、そのままひとみの胸に
顔を埋めた。
「その意地悪な性格直した方がいいよ…」
「梨華が素直になったらな…」 ひとみは梨華の髪を軽く撫でると、そのまま顔を近づけて梨華にくちづけをする。
最初はライトに、そして段々深いモノにしていき、その間にあっと言う間に制服を
脱がせてしまう。ブラから顔を出した梨華の胸にひとみの手は優しく包み込むように
揉み始めた。「…っむ……」
塞がれた口元から梨華の甘い吐息が漏れる。
ひとみは舌を梨華の舌と絡ませながら手を下へとずらしていきスカートのホックを
外す。ストンとスカートが落ちると、ひとみの手は梨華のショーツの上を撫で始めた。
「ぁ……ふ…ぅっ…」
梨華のソコは、しっとりと濡れていて感じやすい部分を触ったらすぐにでもイッて
しまいそうだった。勿論すぐにはイカせるつもりのない、ひとみは一旦手とくちびるを
離すと梨華のブラを外してショーツ姿だけにさせ、再び梨華をベッドへと運ぶ。
- 522 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/09(土) 02:54
「ひとみぃ。早く…して…」
甘えたように言うと梨華はひとみに抱きつき自らくちびるを重ねた。
ひとみは梨華の上に重なると再びショーツの上からゆっくりと単調に撫で始めた。
暫くその動作をして、梨華も気持ち良くなるように自ら腰を動かしていたが、
たまりかねて梨華がひとみに懇願した。
「ひとみ…直接触って?」
ひとみもいい加減焦らしすぎたかと思い、ショーツをはぎ取り、既にグチョ
グチョの梨華のソコに指を入れた。ヌルリとした感触がひとみの指にまとわりつく。
下の蕾もツンと大きく固くなっていて、そのコリコリを弄ぶようにひとみは
指の腹で円を描くようにいじくり回した。
「はぁ…んんっ…ゃ……」
梨華は感じすぎているのか腰を動かしながらひとみに抱きついてくる。
「梨華……」
「ひとみぃぃ…。ぁぁっん…」
「気持ち良いの? 梨華、声出していいんだよ」
「…やぁぁ…っ…。ひと…み……。気持ち良いよぉ…」
- 523 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/09(土) 02:54
感じている時の梨華の顔は女の顔で、それは愛おしいとひとみは思う。
「もっと感じて…梨華……」
ひとみは指をそのまま梨華の中に挿入させ、最初はゆっくり、そして段々
動きを加速させていく。それに合わせて梨華も腰の動きを早めていく。
「……もぅ…イッちゃ…ぅ……。はぁぁっ……! ひとみ……」
梨華の呼吸も荒くなっていき、絶頂を迎えそうになる瞬間、ひとみに
ギュッと抱きついた。と同時に梨華は燃え尽きて力が抜ける。
ひとみも満足そうに指を抜くと、梨華のソコからは液が溢れ出していたから
ひとみは梨華の腕をほどくと、それがシーツに伝っていかないように
素早く口を持っていき舐め始めた。
「あぁぁぁんっ」
ひとみの舌先が梨華の部分に触れる度に、梨華は更に喘ぐから、ひとみは
すぐにでも、また梨華を苛めたくなってしまう。
「梨華…。好きだよ……」
ひとみは優しく言うと、汗で額に付いている前髪をときながら梨華にキスをした。
- 524 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/02/09(土) 02:56
更新終了。皆様おやすみなさい。
この後、どうしよう。もういっかいいっとく?(w
- 525 名前: じゃない 投稿日: 2002/02/09(土) 03:26
- 迷
わ
ず
逝
け
よ逝けばわかるさ
- 526 名前: ももたろう 投稿日: 2002/02/09(土) 04:21
- 是非!!
もういっぽん!!
- 527 名前: 夜叉 投稿日: 2002/02/09(土) 14:04
- ひ、昼間に読んじゃった。ハァハァ。
師匠、鼻血は取っておけませんでした、無理でしゅ(爆)。そりゃもちろん、すぐにゴングを鳴らすです。
- 528 名前: 名無し男 投稿日: 2002/02/09(土) 16:17
- よっしゃ!!バッチ来いやぁア!!にしても2度寝は恐ろしいね
塩湖五輪開幕式見逃し三振ストラックバッタアウトゲームッセッツ4年連続最下位決定で
激しく鬱
- 529 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/10(日) 17:19
-29- 自分だけ裸なんて…。
梨華は、まだひとみがシャツを着たままなので、ひとみに手をかけるとシャツを脱がしてしまう。
スルッとシャツが滑り落ちてひとみの白い肌が露わになった。「ひとみの肌ってキレイだね…」
梨華は、まだ息を弾ませているがウットリした顔で白い肌を見つめながら言った。
「そうかな。梨華の肌も健康的で好きだけど」
そう言ってひとみは梨華の胸に顔を埋める。
そしていつの間に持って来たのか蜂蜜を梨華の胸に垂らした。
梨華は驚いて思わず自分の胸を見た。
「な、何してるの?」
「さっきさぁ指だけだったから。まだ味見してなかったなぁって」
ひとみは普通に言うと梨華の頂きの突起に塗りたくる。
「ベトベトになっちゃうじゃない!」
梨華は困った風に言うと、ひとみは
「梨華の蜜で、もうとっくにベトベトだけどね…」
「!! もぅ意地悪なんだから…」
梨華は言い返すのをやめた。
「大丈夫だよ。垂れないように全部舐めてあげるから」
「そういう問題じゃ…。あっ…」
ひとみは、もう梨華の胸を舐め回している。
くすぐったいような妙な気持ちで、梨華の蕾はすぐに立って来てしまう。
「カワイイ。すぐ立つんだから…。梨華の此処って」
ひとみは笑うと、また絶妙な舌使いで梨華の蕾を刺激した。
「ぁっ。んはぁ……、っん…」
梨華が気持ち良くよがっていたら、既にひとみは梨華の茂みに移動して蜂蜜を塗っていた。
- 530 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/10(日) 17:19
「ひゃっ!」
急にぬるっとした感触が下半身に来て、梨華はマヌケな声を出してしまった。
「ひ、ひとみ!」
梨華は身体を起こすとひとみに非難するように言った。
そんな事で動じるひとみではない事ぐらい梨華が一番良く知っているのだが。
「大丈夫だよ。シーツに落ちないようにするからさ」
「そういう問題じゃなくて!」
「梨華の蜜と混じってミックスジュースになるねぇ♪」
ひとみは面白そうに言うと梨華のソコを指で掻き回した。
忽ち梨華のソコからは、梨華の蜜があふれ出て来る。
「ゃっ…」
梨華は恥ずかしそうに言うと足を窄めようとした。
「ダーメ! 今さら恥ずかしがるコトないじゃん」
ひとみは強引に梨華の足を開かせ、全開にさせた。
「ゃーん。もぅ…ひとみの意地悪…」
「梨華のアソコ良く見えるよ。いっぱい出て来て…」
「そういうコト言わないで!」
「ピンク色しててカワイイよ…」
- 531 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/10(日) 17:20
「もーぅ!」
梨華は我慢出来なくなり、ひとみに向かってダイブすると、ひとみの上に馬乗りになった。
急だったのでひとみは回避出来なかったが、別に驚いた風でもなく梨華を見つめて微笑んでいた。(悔しい! どうして、そう余裕なの?)
しかしひとみの上に乗ったものの、その後どうすれば良いか梨華は迷ってしまう。
迷っている間にひとみは、また言葉を投げかけてくる。
「梨華のが丁度お腹に当たって気持ち良いよ。腰動かしてくれる?」
なんて言うものだから、梨華はますます困ってしまった。
ひとみだったら、どうするだろう? 梨華は必死で考えるが…。
それより、いつひとみのショーツを下ろせばいいのか梨華は考える。
ひとみのようにさりげなく、いつの間にかと言うようにスマートに出来ない自分が歯がゆい。
それは経験上仕方ない事だが、梨華は、ひとみにも感じて欲しいので取りあえず梨華は
ひとみのくちびるに自分のくちびるを押しつけた。そしてキスしながら梨華はひとみのショーツに
手をかける。その手は震えていた。
- 532 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/10(日) 17:20
一生懸命な梨華の姿にひとみは少しばかり感動していた。口には出さないけれど。
梨華は、ひとみをイカせようと頭の中がいっぱいだったが同時に2つの事が出来ないので
一方が疎かになってしまい、ひとみの舌が進入して来た時には、もう片方の手は既にショーツから
離れていた。「ん……っ…ふぅ……!」
思わず梨華の口から声が漏れて、また梨華の思考回路は飛んでいきそうになる。
この位の事で、と思われるかも知れないが、ひとみの舌使いは官能的で梨華は、もうどうでも
良くなってしまった。ひとみは梨華からくちびるを離すと
「なんだ、私のコトはイカせてくれないの?」
「あ゛…」
ひとみに指摘されて、梨華は口ごもる。
「梨華触ってみて」
そう言ってひとみは梨華の手を自分のショーツの中へと導く。
ひとみの中は温かくて、しっとりと濡れていた。
「ひとみ…」
「梨華に触られるだけで感じるよ」
なんて、ひとみは言うから、梨華は嬉しくなってしまう。
「ひとみぃ…」
それだけで梨華は感激して、うっすら涙を浮かべそうになった。
- 533 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/10(日) 17:21
- 「2人で逝こうか」
ひとみはショーツを脱ぎ捨てると、69の体勢に入る。
「ひゃんっ」
体勢に入るなり、ひとみはすぐに舌先で梨華の蕾を攻め立てる。
梨華も目の前にある、ひとみの茂みに口を近づけると、チロチロとソコを舐め始めた。
しかし、梨華はすぐに気持ちよくなってしまい、集中出来なくなる。
(ハァ…。気持ち良いよぉ……)
それでもひとみのソコから、蜜が流れ始めると、梨華は感じてくれてるんだと知って嬉しくなる。
「ぁんっ……。はぁ…、んんっ…」
梨華は我慢出来なくなりイキそうになったが、何とか耐えて、再びひとみのソコを弄くり始めた。
ひとみも負けまいと、指も使いながら梨華の肥大した蕾を剥いてまた舐める。
「やっ…、もぅ……イッ…ちゃぅぅ…!」
梨華自身も腰を動かすと、
「ひとみぃぃ―――!」
と叫びながら、ひとみの股間にしがみついた。
「ぅわっ!」
「はぁぁ…ぁっ」
ひとみの驚いた声と同時に梨華は先にイッてしまった。
- 534 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/10(日) 17:21
「梨華ぁ…」
「ゴメンね」
梨華は先にイッた事に対してひとみに謝った。
「別にいいけどさぁ。梨華はすぐイッちゃうからなぁ…」
「………」
「そこがカワイイんだけどな…」
ひとみは笑うと梨華を抱き寄せた。
「ひとみ…」
「梨華のコト、離したくないなぁ…。もう1回する?」
「へ?」
これ以上されたら体力が持たないと思った梨華は「休む」と言って逃げ腰になるが、
ひとみの腕が伸びてきて、そして、たちまちくちびるを奪われてしまう。 こうして、梨華とひとみは夕方まで愛し合うのだった。
- 535 名前: 名無し 投稿日: 2002/02/10(日) 17:23
なんか書いてて訳分からなくなった(w。>525 じゃない
逝きましたが、なんだか…(苦笑)。
ってか、やりすぎ…。>526 ももたろうさん
わわわ。ももたろうさん、こちらにも(w。
やべっ。長編の方も、そろそろ書かないと(苦笑)。>527 夜叉さん
鼻血は、もう取っておかなくても平気でしゅ。>528 名無し男さん
バッチ逝きました。オリンピック見てませんよほ。
昨日は娘。のビデオやDVD見て過ごしてました(爆)。
- 536 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/02/10(日) 22:16
- seek復活! 取りあえず赤板をやっと、うp出来て安心。
さて、他も書かないとだぁ! この小説もあと1回で終わる予定。
- 537 名前: ももたろう 投稿日: 2002/02/11(月) 01:47
- ずっとROMってましたすんません。飼育復活!ワショーイ!
いしよし最高っす!
こんな姉妹いたらたまんないっす。
鼻血はこらえる意味がないってくらい(w
- 538 名前: 名無し男 投稿日: 2002/02/11(月) 10:42
- 本日雪也。
鼻水ワショーイ飼育復活?
鼻水ワショーイマジで逝きました
鼻血ワショーイ
- 539 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/11(月) 15:40
-30- それから約1ヶ月が過ぎて―――。 梨華とひとみが付き合ってる事は校内でも知れ渡り、人前でもいちゃつくようになった。
真希を振ったあゆみは、大学生の大谷政男と言う男と付き合い始めていて、真希には
もう未練は、ないらしかった。 そして、真希は相変わらず、梨華が好きで追いかけ回している。
が、その一方で矢口とも仲が良くなっていた。
仲が良くなっているだけで2人の間には別に何もないのだけれど。 真希とひとみの間にも、わだかまりは無くなって、3人で過ごす事も多くなっていた。
ひとみが居ない隙に、真希は懲りずに梨華にアタックしている。
- 540 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/11(月) 15:41
今日も屋上で、ひとみが居ない時を狙って真希は梨華に迫る。
「梨華ちゃん、キスしようよ…」
真希は梨華に唇を突き出すが、
「真希ちゃん、ダメ! する訳ないでしょ?」
梨華はいつもの事だと思い、手で真希の口を押しやった。
「梨華ちゃんがその気ならさぁ、ホテルのパーティルームで…」
真希は梨華の肩に手を回すと囁く。
「パーティルームって何?」
「知らないの? よっすぃ〜に聞いてみれば? 3人で行こう♪ って言ったら
よっすぃ〜も喜ぶかもよ?」
真希はそう言うと笑った。
- 541 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/11(月) 15:41
そこへ、ひとみが戻ってくる。梨華は駆け寄ると、ひとみに早速聞きに言ったらしい。
ひとみは驚いた顔をすると真希を睨み付けた。「ちょっと、ごっちん! 梨華にヘンなコト、教え込まないでよね」
「別にヘンじゃないじゃん。まぁ私もよっすぃ〜とは、したくないけどね」
真希は意味ありげに言う。
一人訳の分からない梨華は首を傾げている。
「私だって、ごっちんとなんか、したくないよ」
梨華は、真希とひとみを交互に見つめて
「したくないって何を?」
「梨華は知らなくていいの!」
ひとみは梨華を抱きしめると、いきなりキスをした。
梨華は目を閉じるのも忘れて目を丸くしている。
- 542 名前: 『石川さんと呼ばないで3』 投稿日: 2002/02/11(月) 15:42
「も〜ぅ、見せつけてくれるなぁ…。恥を知れ! 恥を!!」
真希は、2人の合間に入ると思いっきり邪魔をした。
しかし、梨華の目は、もうひとみしか見ていなくウットリとしている。 完全に自分が負けなのが分かっていても真希はやはり、梨華を諦めきれない。
「梨華ちゃぁーん!(く〜。悔しいなぁ…)」
それでも、真希はそんな自分が好きだった。1%でも望みは捨てないぞ! 真希が気付けば、梨華とひとみは、もう階段に向かって歩いていた。「ちょっと! 待ってよ! 2人共!!」
真希も慌てて2人の後を追う。
2人は真希の方に振り返ると、あっかんべーをしてダッシュで駈けていった。
〜〜 The END 〜〜
- 543 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/02/11(月) 15:47
完結です。スレ数もびよ〜んと延びてしまいましたし終わるのが妥当かと。
読んでいただきましてありがとうございましたん。>537 ももたろうさん
いえいえ。こちらこそありがとうございました。
seekに戻って落ち着きます。あっちも書かないとだし。>538 名無し男さん
鼻水ワショーイですか(w。新作書き始めてるんですけど、タイトルが良いのが
浮かばなくてうp出来なかったり(w。また宜しくお願いいたしまする。
- 544 名前: 某さくしゃ 投稿日: 2002/02/11(月) 16:35
- お疲れさまでした!!!さいっこうに面白かったです!
綺麗な文章ですよね、ほんと感動します。
エロも素敵だし。自分のじゃ萌えないけど最高に萌えました。
私は変なもの書いてるので師匠とは呼べませんが今後も神として崇めています!
- 545 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/02/11(月) 16:56
- >544某さくしゃさん
ありがとうございます。今、新作をうpし終わったところでございます。
スレの少ない所に立てました。名乗ってませんがきっとバレバレであろう(w。
出て来るキャラも自分の好みだし(w
某さくしゃさんの作品も読みに逝かせていただきます♪
- 546 名前: 夜叉 投稿日: 2002/02/11(月) 19:48
- こちらもお疲れさまでした。って、もう新作upされてるんですか?(爆)
師匠のそんなところにいつも脱帽です、ほんと。ちと、「9.5」(←コレで分かる人、いるんか?笑)を思い出してみたり。
- 547 名前: じゃない 投稿日: 2002/02/12(火) 01:29
- 完結おめ(^▽^)(0^〜^0)あゆみと正男の詳細きぼんぬ(ドヒー
- 548 名前: 501 投稿日: 2002/02/12(火) 01:45
- 蜂蜜よりも甘々の大団円!
完結お疲れ様でした!
今、ホントにティッシュを鼻に詰めてます(w)新作も拝見しました〜。今後がすごく楽しみです。
がんがってください(^^)
- 549 名前: 名無し男 投稿日: 2002/02/12(火) 20:33
- お疲れさんでした!正男激しくワラタ
- 550 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/02/13(水) 23:36
レスありがとやんした。>546 夜叉さん
飛ばしすぎました。んー暫くは休むかも? ちょい仕事を(汗)。
今日、続き書こうと思ったんですが急遽短編書いてたら時間がなくなりました。>「9.5」(←コレで分かる人、いるんか?笑)を思い出してみたり。
なんすか? >547 じゃない
無理矢理完結でした。やっぱ1で止めておくべきでした(w。
スレ使わせていただいてありがとうごじゃいました。
マサヲも、かっけ〜から、あゆたんもハァハァしてる事でしょう(爆)。>548 501さん
小説がんがってますけど、なんか読める人と読めない人がいるようで。
復旧するといいなぁ〜。501さんの更新も楽しみにしてますよ。>549 名無し男さん
どうもです。また面白いレス期待してます(w。
- 551 名前: Valentine's Day Kiss 投稿日: 2002/02/13(水) 23:40
明日は特別スペシャルディー1年1度のチャンス〜♪ 毎年この時期になると、決まって流れる歌。 私もひとみちゃんにあげたいけど……。きっと他のメンバーからも絶対に貰うハズだ。
特に今年はメンバーも増えたから、新メンの4人からも貰うのかなぁ。憂鬱だよ。
あぁ〜ぁ、私だけのチョコを受け取って欲しいなぁ。でも無理だよね。
だから、私は他の人とは一足早くあげる事にしたの。一番乗り♪ってヤツだね。 そう、2月14日になった瞬間に―――。 ただ、そうなると前日の2月13日は、ずっとひとみちゃんと一緒に
過ごさないといけない訳で。都合良く、スケジュールが合うかが心配で…。
- 552 名前: Valentine's Day Kiss 投稿日: 2002/02/13(水) 23:40
- だから、私は、ひとみちゃんからお誕生日にプレゼントされた、ピンクのプーさんに
お祈りしました。『2月13日は、絶対ひとみちゃんと仕事が終わっても一緒にいさせて下さい』 一瞬、プーさんが微笑んだように見えました。
なんて、実際微笑んだら怖いんだけど。でも、このプーさんはホント今一番大事にしている
私のぬいぐるみ。嬉しくて、デジカメを自宅まで持っていって撮って雑誌に載せちゃった位だもん。 ひとみちゃんが私の為に選んでくれたピンクのプーさん。
私も、ピンクのプーさんがあるなんて知らなかったの。だから貰った時は凄く嬉しくて
思わず、ひとみちゃんに抱き付いちゃったくらい。ひとみちゃんは照れてたけど。 どんな顔でひとみちゃんが、このプレゼントを買いに行ってくれて選んだのか気になるけど
想像するだけで、顔がニヤけてきちゃうんだ。 あっ、今プーさん語らせたら1時間以上ずっと喋っちゃうくらい気に入ってるんだけど
もうやめておくね。
- 553 名前: Valentine's Day Kiss 投稿日: 2002/02/13(水) 23:41
そして運命の2月13日。私は、手作りチョコを前の日から一生懸命作って、可愛くラッピング
して持っていきました。ハート型のケーキ。ちょっといびつになっちゃったけど、愛情はタップリ。
ちょっとした自信作。早くひとみちゃんに食べてもらいたいナ♪ 思ったよりも早く仕事が終わって、運良くひとみちゃんと2人きりになれたの。
って言うか、朝来た時から、ひとみちゃんと約束しておいたから、他のメンバーから食事に誘われてたひとみちゃんだったけど、断ってくれてた。当たり前の事だけど、何だか嬉しかった。 そしてひとみちゃんと食事。楽しい時間はすぐに過ぎてしまって、もう夜の11時を回って
いました。ひとみちゃんは、さっきから時計を気にしていて…。
さすがに、0時まで外にいる事は出来ないから、でもこれから自分の家に呼ぶのも、なんだか
気が引けて、暫く無言状態が続いてしまいました。
何か喋らないといけないと心の中で思いながらも、うまい言葉が見つからずに更に沈黙が
続いてしまいます。もうダメだと思った時、ひとみちゃんが言いました。
- 554 名前: Valentine's Day Kiss 投稿日: 2002/02/13(水) 23:42
- 「梨華ちゃん。もう私、帰るね…」
「そ、そうだねっ。もう遅いもんね…」
急に言ったから、声が裏返って思わず私は口を押さえました。「ん? どうした? 梨華ちゃん?」
それに気付いたひとみちゃんは、心配そうに私の顔を覗き込みます。
「え? ははっ。なんでもないよ…」
「なんでもなくないじゃん。梨華ちゃん顔青いし」 え? 青い? それは単に寒かったからじゃ…なんて思ったけれど、ひとみちゃんには
青ざめて映ったらしく、途端に慌てた様子で、私の手を掴むとタクシーを探しました。 それはとても早い行動で。私は、固まったままでした。
丁度来たタクシーを拾うと、ひとみちゃんは私の家のマンションまで行き先を告げました。
目を丸くしている私の横で、ひとみちゃんはやっと私に話しかけてきました。
- 555 名前: Valentine's Day Kiss 投稿日: 2002/02/13(水) 23:43
「ゴメンね。気付かなくて。私のせいだね…」 ひとみちゃん、大袈裟だよ! って言おうとしたけれど、ひとみちゃんの目は真剣で
とても心配そうな目をしていたから、私は何も言えませんでした。「ひとみちゃん…」
「梨華ちゃん」
ひとみちゃんは私の手をギュッと握ってきました。
ひとみちゃんの手は凄く温かかった。 30分くらいでマンションに着き、ひとみちゃんは私の肩を抱いて玄関まで送ってくれます。「ひとみちゃん、優しいね…」
「こんなの当たり前じゃん。優しいうちになんか入らないよ」 こういうさりげないトコが、大好きなんだ。カッコいいね。ひとみちゃん。大好きです。
まだ言えないけど…。
- 556 名前: Valentine's Day Kiss 投稿日: 2002/02/13(水) 23:44
鍵を差し込んで中に入ると、ヒヤッとした冷たい空気が流れ込んできました。
急いで明かりをつけ、エアコンのスイッチを入れます。「暫くは寒いよね…。仕方ないか。もうこんな時間だし…」
と言って時計を見るけど、0時までには、まだあと20分もあります。
「取りあえずお湯沸かすね。ひとみちゃん寒いだろけど、暫く我慢してて」
私はそう言うとヤカンを持って水をいれようとしました。 その時です。ひとみちゃんが私を急に抱き寄せました。「? ひとみちゃん??」
私は一瞬何が起こったのか分かりませんでした。
すぐにひとみちゃんの温かい体温が伝わって来ます。「これで、少しは寒くない? なんてカッコつけすぎ?」
ひとみちゃんはキザかと思ったらしく自分でツッコんできました。 寒いどころか、私の心まで温かくなったような気がしました。
「ぅ、ぅん…」
私は恥ずかしくなって、すぐにひとみちゃんから離れました。
- 557 名前: Valentine's Day Kiss 投稿日: 2002/02/13(水) 23:45
ひとみちゃんに私の心臓の鼓動まで聞こえて来てしまいそうだったから…。
俯いた私に、ひとみちゃんは肩に手を置いて私の顔を覗き込みました。
「大丈夫? まだ気分悪い?」
「もう平気だよ。ひとみちゃんがいるから全然平気!」
私は顔をあげると、心配そうなひとみちゃんに向かってガッツポーズを取りました。
「ホントかなぁ。今日は心配だから、梨華ちゃんちに泊まってちゃおうかな」
ひとみちゃんは考える人みたいなポーズで、疑い深そうに私を見ています。 私は心の中でもガッツポーズを取っていました。
そうこうしているうちに、もう時計の針は0時近くなっていました。 良く考えたら、家に来てくれるんだったら、わざわざ持ち運ばなくても良かったななんて
今さらながらに思うのだけれど、それは仕方ないよね。ひとみちゃんがウチに来るなんて
思ってもみなかったんだから。
- 558 名前: Valentine's Day Kiss 投稿日: 2002/02/13(水) 23:46
「梨華ちゃん、もう寝なよ。後は私がやっておくから」
「後って?」
ひとみちゃんはベッドの方へと私の背中を押しやります。
「だって、洗い物たまってるし…」
そう言いながら、ひとみちゃんは腕まくりをしました。
「あ………」
いけない! ずっとそのままにしてたんだった。マズイところ見られちゃったなぁ。
これから告白するって言うのに、なんという事!! ひとみちゃんにさせるわけにはいかないよ。
「私がやるから!」
私は流しに立つひとみちゃんを横に押しやりました。慌てて蛇口をひねったものだから
勢い良く冷たい水が出て来て、あまりの冷たさに私は、キャッと悲鳴を上げてしまいました。
「ほ〜ら…」
ひとみちゃんは蛇口を締めながら私を見て笑いました。
- 559 名前: Valentine's Day Kiss 投稿日: 2002/02/13(水) 23:47
は〜〜、最悪の展開。もぅチョコをあげるどころじゃないよ…。
さっきの甘い雰囲気は、どこへやら―――(涙)。
なんて言ってたら、もう0時を回ってるじゃない!! あ〜ん。 私は、まだ玄関に置いてある紙袋を持つと、心の準備もないまま、中からラッピングした箱を
取り出し、ひとみちゃんに差し出しました。「へ? 私に?」
ひとみちゃんはキョトンとした顔で私を見つめています。
「うん」
私はコクンと頷きます。
「開けてもいいかな?」
「どぅぞ」 ひとみちゃんがリボンをほどくのを見ながら、私は急にまた心拍数が上がってくるのが
分かりました。あぁ、どうしよう…。
- 560 名前: Valentine's Day Kiss 投稿日: 2002/02/13(水) 23:47
「チョコレートケーキ?」
ひとみちゃん、ソレ見たまんまなんだけど…。もしかして、気付いてないの…かな?
今日はバレンタインデーって事―――。
「ど、どうしたの? 梨華ちゃん?」
どうしたのって聞かれても…。やっぱり気付いてない…よ……(号泣)。
「ひとみちゃんの為に作ったの。きっと今日は…ひとみちゃん……たくさんチョコレート
貰うと思ったから、誰よりも一番先に私の作ったチョコレート渡したかったんだ」
「私に? ありがとう!」
ひとみちゃんは嬉しそうに言うと、やっと思い出したのか「そっか」って納得したみたい。
「食べてもいい?」
言った傍から、もうひとみちゃんは食べようとしてる。
お行儀悪いけど、手で掴むと、ひとみちゃんはガブリとケーキにかぶりついた。
「…おいしい?」
実は味見をしていないから、私には味が、どうなのか分からない。
一応甘みは抑えたつもりだけど。どうかな? ひとみちゃんの顔を見ると、なんだか
神妙な顔をしている。なんだか不安になってきちゃった。
- 561 名前: Valentine's Day Kiss 投稿日: 2002/02/13(水) 23:48
- 「もしかして、マズイ?」
私は泣きそうになりながら、ひとみちゃんに聞きました。
「梨華ちゃんも食べてみる?」
口の周りにもチョコがついたひとみちゃんの顔を見て私は「口の周りにもついてるよ」って
注意しようとしたら、ひとみちゃんが急に私に顔を近づけてきました。「!?」
気が付いた時には、ひとみちゃんの柔らかいくちびるが私のくちびるに重なっていて…。
それは、ちょっぴりチョコレートの味がしました…。
すぐにひとみちゃんはくちびるを離すと、こう言いました。
「ちょっとは分かった? チョコの味……」
「え? ……ひとみちゃん…」
私はポーッとしてしまいました。
- 562 名前: Valentine's Day Kiss 投稿日: 2002/02/13(水) 23:49
- 「ゴメン。急にキスしたりして。イヤだった?」
もぅ、知ってるクセに意地悪だね、ひとみちゃんは。
「イヤな訳ないでしょ…」
私は真っ赤になりながら俯きました。
「梨華ちゃんの気持ち気付いてたよ。私も梨華ちゃんが好き。大好きだよ!」
真っ直ぐな優しい瞳で見つめられて、私は本当に夢みたいでした。「チョコも美味しいけど、梨華ちゃんのくちびるの方が、もっと美味しいよね…」
ひとみちゃんはそう言って、もう一度私にくちづけをしてくれました。 ピンクのプーさん。私の願いを叶えてくれてありがとう♪ 素敵なバレンタインを迎えられたよ♪ お終い
- 563 名前: 名無しベーグル。 投稿日: 2002/02/13(水) 23:53
>551-562
バレンタインデーに間に合わせる為に書いたけど、なんてぞんざいな文章だこと(w。
やっぱ石川さん視点で書くのは私には難しいです。
でも、えぇかっこCな吉が好きだったり。さっそくピンプーネタ(w。
- 564 名前: じゃない 投稿日: 2002/02/14(木) 00:22
- はえーなヲイ。グッジョブ。
- 565 名前: 名無し某さくしゃ@憑物 投稿日: 2002/02/14(木) 00:23
- 神様!甘いです!甘すぎです!
チョコも甘いし二人も甘い!甘いっす!!!
相変わらず素晴らしい作品をありがとうございます!!!
- 566 名前: 501 投稿日: 2002/02/14(木) 00:36
- さすがお師匠様、何て仕事が早いんでしょう(驚)
カッケー吉とピンプーに願いを込める石に身悶えました。
追伸
自分もちょっとバレンタインネタ考えたんすが、
どうしてもベタなエロになるっす(w)
- 567 名前: 理科。 投稿日: 2002/02/14(木) 05:27
- ここでは初レスでしたっけ?何気にチラっと
寄って見たら…師匠!最高です!マンセーです!キャー!!
…すみません。って今日はバレンタインだったんですね?
- 568 名前:名無しベーグル。 投稿日:2002年03月03日(日)15時24分39秒
- 先にこっちのレスを。
>564 じゃない
どもです。みんな横アリ行ってるんだな今頃。いいなぁ。
>565 名無し某さくしゃ@憑物さん
最近、自分のいしよしに萌えないんですけど、どうしたらいいでしょう?
甘いですか? 某さくしゃさんもがんがってエロ書いて下さい。
>566 501さん
そう言えば、501さんの胸にチョコ塗る石川さんの話は?(w
読みたいんですが(笑)
>567 理科。さん
>…すみません。って今日はバレンタインだったんですね?
そろそろホワイトデーですね(w。
この後にも何個かレス付いてたような気がしましたが、レスありがとうございます。
中途半端ですが、ハンサムな彼女の番外編の続きを…。
http://m-seek.on.arena.ne.jp/cgi-bin/read.cgi?dir=red&thp=1009195704&st=358&to=388
これの前。↑
- 569 名前:ハンサムな彼女-番外編-First Birth Day!!- 投稿日:2002年03月03日(日)15時40分01秒
- -5-
ひとみに身体を擦り寄せるようにして歩く梨華に、ひとみの心は身体と共にビンビンだった。
「梨華ちゃん大丈夫?」
大して酔ってる訳でもないのに身体を密着させ支えるようにして歩かせるひとみは
久しぶりのホテルに心が躍っていた。傍目から見れば、深くキャップを被っているひとみは
男にしか見えない。今は女同士でも入れてくれるホテルはたくさんあるが、それでもホテルに
入る時はやはり緊張するものだ。それも非常に久しぶりである。
(ホテルなんて、矢口さんと行った以来だよ! あ、矢口さんの誕生日って明日だ)
元カノの誕生日までまだ覚えているひとみは苦笑いする。
そう、矢口とは良くホテルで……(略。
梨華の気持ちが盛り下がらないうちに、適当にホテルに入って、その後は…。
ひとみはホテル街に入っていくと、まだ入った事のないホテルを探して彷徨い歩いた。
さすがに矢口と一緒に行ったホテルには入る気にはならない。
「ひとみちゃん、早くぅ…」
梨華のおねだり声で我に返るとひとみは手前にあったホテルへと入っていった。
- 570 名前:ハンサムな彼女-番外編-First Birth Day!!- 投稿日:2002年03月03日(日)15時52分59秒
- 部屋に入るとひとみは早速梨華を脱がせにかかろうとするが、梨華は初めて見るホテルに
またもや感心は、そっちに行ってしまったようでひとみから離れると感嘆な声をあげた。
「すごーぃ! ピンクだよぉ」
梨華はベッドが一面ピンクなのを指差して思い切りベッドへとダイブする。
ピンクと言っても上品なピンクではなく、どぎつい感じのものでひとみの趣味ではなかったが
梨華は偉く気に入った様子。嬉しそうに部屋の中を詮索すると1つ1つのものに反応する。
カラオケも付いているしサウナも。そして大きなテレビは既にスイッチが入っていて
男と女が絡み合い喘ぎ声も聞こえてきていた。
「………」
梨華は暫く画面を見つめていたが、ひとみは梨華の横に行くと
「梨華ちゃんだって見たコトあるでしょ?」
と言って横たわる梨華の上に乗ってきた。
「見たコトないよ。ひとみちゃんはあるの?」
「そりゃ…」
ホテルに行けば何となく見てしまったりするし、勿論こういうところでしか見た事はないし
好んで見る訳でもないが、矢口は見ながら盛り上がる趣味があったので、ひとみも付き合いで
見ていたのだった。
「ひとみちゃん、やらしいんだから」
「梨華ちゃんだって…」
梨華は恥ずかしいのかチラチラと見ながらひとみに軽く抗議をする。
ひとみは位置をずらし梨華を仰向けにさせると再びキスの嵐を降らせる。
「ぁんっ…」
「梨華ちゃん、声出していいからね
」
ひとみは微笑むと早速さっきの続きを再開した。
- 571 名前:名無しベーグル。 投稿日:2002年03月03日(日)15時55分37秒
- 更新終了です。
- 572 名前:名無しバイク 投稿日:2002年03月03日(日)21時12分43秒
- 移転おめでとうございまーす\(^▽^)/
再開萌え。
- 573 名前:よすこ大好き読者 投稿日:2002年03月03日(日)23時06分14秒
- 移転おめでとうございます。
どこまでも着いていきますよ!!
そろそろ・・・・ムフッですね。
がんばってください!!
- 574 名前:夜叉 投稿日:2002年03月04日(月)16時11分28秒
- こちらでも展開中ですね(笑)。
コソーリ見守るですよ。
- 575 名前:愛猫 投稿日:2002年03月04日(月)19時51分27秒
- 初めてレスします!一気に読み上げ飛んできました(w
ドキドキ…。いしよしマンセー!!
- 576 名前:某さくしゃ 投稿日:2002年03月04日(月)21時49分39秒
- 赤板に書いてありましたね(汗
数字変わって無そうだったから見てなかったです(汗汗
さあ!声だしていこーーーーー!!!
- 577 名前:某さくしゃ 投稿日:2002年03月04日(月)21時51分41秒
- 追伸・私は自分の書くものに萌えた事はございません。
だから自信がなく乗せるのが怖い。
でも銀板のは久しぶりに書いてて楽しいです(w
神様も頑張ってくださいね!
- 578 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年03月07日(木)01時56分20秒
- や、やっとたどり着いた・・・。
いしかーさんの誕生日ものの続きが読みたくて、ここ数日なかなかつながらない避難所に泣いてました(w
師匠の『トライアングル・ブルー』読んでいしよし好きになりました。
どうぞがんがんヨシコを暴れさせてやってください(w
- 579 名前:オイラ 投稿日:2002年03月07日(木)22時14分20秒
- やっぱいしよしエロ。これ最強。
番外篇サンキュー。
吉澤君の欲求を満たせるのはやっぱチャーミーしかいません
- 580 名前:ハンサムな彼女-番外編-First Birth Day!!- 投稿日:2002年03月09日(土)17時03分31秒
- -6-
ひとみは梨華に口づけしながら『しまった』と思っていた。
(先にお風呂にお湯入れておけば良かったなぁ…。でも、まぁいいか。
お湯いれながら一緒にお風呂に…)
「梨華ちゃん…。一緒にお風呂入ろうか…」
梨華を抱き起こすと、ひとみは梨華の額に自分の額をくっつけてお風呂へと誘う。
「え? もうお風呂? 一緒って…」
始まったばかりなのに、もうお風呂の話をされ梨華は聞き返した。
「一緒はイヤ?」
そう言いながら、ひとみは梨華の首筋にキスをしながらブラウスを脱がしにかかる。
「そぅじゃなぃ…けど…」
全部ボタンを外すと、梨華の鎖骨あたりを口づけしながら梨華のブラも外してしまう。
梨華の豊満な胸がブラから飛び出すと、梨華は慌てて胸を隠そうとした。
それをひとみは素早く阻止すると、梨華のピンク色の蕾に口を含んだ。
(梨華ちゃんのおっぱいってでっかいよなぁ…)
ひとみが梨華を初めて脱がして、梨華乳とご対面した時は、感動したものだ。
- 581 名前:ハンサムな彼女-番外編-First Birth Day!!- 投稿日:2002年03月09日(土)17時04分44秒
- 「ゃんっ…」
梨華は呻くと忽ち蕾は硬く立って来る。
「可愛い…梨華ちゃんの…」
ひとみは呟くとさっきより強く吸い始めた。
「ぁっ。…」
ひとみは片方で吸いつつ、器用に自分も洋服を脱ぎ始める。
そして上半身裸になった所で、梨華のスカートをはぎ取った。
「だ、だめだよ…」
また恥ずかしくなったのか、梨華は顔を赤く染めながらひとみを見つめる。
その見つめた顔がまた可愛くてひとみは目を細めながら言った。
「大丈夫だよ。多分梨華ちゃんの此処も
」
ひとみはそう言うと梨華のピンクのショーツの上から優しく撫で上げた。
「ひゃっ…!」
梨華は慌てて足を窄めた。
(やっぱり、恥ずかしいよぅ…)
ひとみとの経験はこれが初めてではないが、まだ慣れない梨華はやはり、羞恥心が先に
出てしまうのだ。
「梨華ちゃん痛くしないから…。ね?」
「ひとみちゃん…」
ひとみに優しく諭されて梨華は頷いた。
- 582 名前:名無しベーグル。 投稿日:2002年03月09日(土)17時13分34秒
- 少しですけど更新。ちっとも進まないT_T
>572 名無しバイクさん
いつも早いですね(w。
>573 よすこ大好き読者さん
早くせんかい! って感じですか?
ここの吉は、一応慣れてる役なので(爆)安心して任せられます(w。
>574 夜叉さん
ありがとうございます。私も見守りますよん(謎)。
>575 愛猫さん
どもども。愛猫さんとこのいしよしも甘いですね。
ヨシコさいこ〜!
>576-577 某さくしゃさん
まだメール来ませんが(w。月板に3回もカキコすみません(汗)。
銀も月もがんがれ! 銀のやすいしごま可愛いっすね。
こういうタイプの小説も書いてみたいカモ。
最近エロ書いてないので萌えるどころか凄い恥ずかしいです…。
>578 ごまべーぐるさん
トラブルも読んでくれてたんですかぁ。嬉しいです。
ここのヨシコは優男なんで(爆)あんまり暴れん坊にはならなさそうですが
やる事はやってます(w。すぐ風呂場のシーンに持っていく私はエロ?T_T
>579 オイラ
すぐ風呂場のシーンに持っていく私はエロ?T_T
オイラんとこの、いしよしごまやぐも気になります。
- 583 名前:じゃない 投稿日:2002年03月10日(日)01時28分29秒
- >すぐ風呂場のシーンに持っていく私はエロ?T_T
エロ。(キパーリ
- 584 名前:名無し男 投稿日:2002年03月10日(日)13時57分12秒
- さて、隠し撮りでもするか(タイーホ)
- 585 名前:夜叉 投稿日:2002年03月10日(日)17時37分17秒
- じゃ、自分は盗聴で(タイーホ者2人目)。
- 586 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月12日(火)01時18分29秒
- じゃ、私はそれ買います(タイーホはセーフか?)
- 587 名前:じじ 投稿日:2002年03月12日(火)23時35分20秒
- 私は直接見たい(タイーホかな…
- 588 名前:ハンサムな彼女-番外編-First Birth Day!!- 投稿日:2002年03月16日(土)21時46分55秒
- -7-
ひとみは梨華の足を少し開かせると、足の方からくちびるを這わせ、段々と太腿の方に
移動させていく。ぞくぞくした感触が、梨華の中で起こり、梨華は身体を震わせた。
太腿の付け根までひとみのくちびるが到着すると、ひとみはわざとショーツの上から
舌先で突いてみた。
「…ぁんっ……」
暫くすると、うっすらと梨華のショーツが湿っていくのが分かる。
相変わらず焦らすのが好きなひとみは、梨華の様子を窺いながら目を細めていた。
直接触れて欲しいのに、なかなかひとみがそこまでしてくれない事に、梨華は少々苛立ち始める。
- 589 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年03月16日(土)21時48分56秒
- 「ひとみちゃん…。早く…して…」
梨華が痺れを切らし、ひとみの名前を呼んだ時、ひとみは梨華のショーツを半分だけ引き下ろした。
「梨華ちゃん」
ひとみは半ば掠れた声で梨華を呼ぶと、うっすらした茂みにそっと指を這わせた。
「!!?」
梨華はビクッとしながら、また足を閉じようとするから、ひとみはそれを制した。
「梨華ちゃん?」
ひとみは優しく梨華に呼びかけると、梨華は横を見てポツリと言った。
「ピンクの……プーさんが…ひとむくんが…見てるから…恥ずかしいよ」
「え?」
ひとみは、椅子にちょこんと座っているピンクのプーさんに目をやった。
ひとみは頷くと、ポケットからハンカチを取り出して、プーさんに目隠しをした。
「梨華ちゃん、これで平気だよ」
目隠しをされているプーさんを見て、それがなんだか滑稽に見えて梨華は笑ってしまう。
「そうだね」
「まぁ、見られてる方が萌えたりするんだけど」
ひとみはぽそっと言うと更に続けて言った。
「梨華ちゃん、続きはお風呂でしようか
」
梨華を軽く抱きかかえて、浴室まで運んでいく。
梨華の足に半分かかっていたショーツが、そのまま床へハラリと落ちた。
- 590 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年03月16日(土)22時05分26秒
- -8-
ひとみが勢い良く足で浴室のドアを開けると、シャワーのコックをひねり温度を調節する。
そして蛇口をひねり適当な温度にすると、浴槽にお湯を入れ始めた。
本当なら最初に部屋に入った時点で、しなければいけなかったのだ。そうすれば適当に
愛し合ったところで、丁度お湯もたまり、一緒にお風呂へGo! と言う風にうまく事が進む。
今さら、そんな事を言っても仕方がないのだが、取りあえず、お湯がたまるまでは、シャワーで
洗いながら、梨華と愛し合おうと思っていた。それはそれで楽しい。
ひとみも素早く脱いで裸になると、恥ずかしそうに俯いている梨華を後ろから抱きしめた。
- 591 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年03月16日(土)22時10分44秒
- 「梨華ちゃん。好き…。大好き
」
ひとみは囁きながらシャワーを持つと、梨華にかけてあげながら首筋にくちびるを這わす。
シャワーの温かいお湯と、ひとみの熱い吐息が吹きかけられて梨華は甘い溜息を漏らした。
「ぁんっ。…ひとみちゃんっ」
梨華は、先ほどの愛撫で、既に身体は、どうしようもなくひとみを求めていたから、
梨華は堪らずに、ひとみの方に振り向くと自らくちびるを重ねた。
そしてひとみに抱き付き、舌をひとみの口内に差し込むと、夢中でひとみの舌と絡め始めた。
積極的な梨華に戸惑いながらも、ひとみは嬉しくなってしまう。
―――梨華ちゃん、可愛いヨ
よぉ〜し、今日は、ひとみ頑張っちゃうぞ!
- 592 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年03月16日(土)22時20分10秒
- ひとみは梨華の細い腰に手を回すと、強く自分に引き寄せた。
梨華の柔らかい胸が、ひとみの身体にくっつく。ひとみも強く梨華の舌に絡ませると
梨華の唾液を吸い始めた。ほのかに、さっき飲んだお酒の味がする。
「…んふっ…っ…」
ひとみが、うっすらと目を開け、梨華の様子を窺う。梨華は目を閉じ嬉しそうにしている。
―――カワイイよ。もぅ、最高だよ、梨華ちゃん!
ひとみは梨華から一瞬離れると、梨華を椅子に座らせた。
「これから洗いっこしよう
」
ひとみは、そう言うとスポンジにたっぷりとボディシャンプーを塗り、良く泡立たせた。
- 593 名前:名無しベーグル。 投稿日:2002年03月16日(土)22時25分29秒
- 少しだけ更新。全然萌えないのですが(泣)。あぁスマソ。
>583 じゃない
やぱエロですね(w。
>584 名無し男さん
逮捕者続出ですね。隠し撮り私も見たひ(w。
>585 夜叉さん
盗聴マニアハケーン!
>586 名無しさん
いや、タイーホです。
>587 じじさん
やぱ会ってみたいですね、じじさん。
直接見たら死んでもいいんですね(w。
- 594 名前:サウ 投稿日:2002年03月16日(土)22時55分59秒
- 「恋をしちゃ」シリーズを1から一気に読み、赤板から追っかけてきましたー。
もーさいこーっす!
やっとこ、いしよしえっちぃーに激しく期待!
ドキドキで続きまってますー
- 595 名前:名無しさん 投稿日:2002年03月17日(日)04時16分01秒
- えと、どこら辺が不調なんですか?
ものすごく萌えちゃったりしたんですけども。
てか風呂場でエロなんて素晴らしいぐらい自分のツボなんですが<コウフンシテハナジガトマラン
- 596 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年03月17日(日)11時23分23秒
- -9-
「じゃぁアタシから、するね」
ひとみは梨華の全身に泡を塗りたくると、スポンジでまずは背中から擦り始めた。
「梨華ちゃん、気持ちいい?」
「うん。人に洗ってもらうのって気持ち良いよね」
「梨華ちゃんの身体だったら、いつでも洗ってあげるのに」
「えぇ?」
背中越しから、梨華が何となく照れているのが分かる。
ひとみは少し力を入れて背中を擦ると、空いている片方の手をわざと脇から胸の方に滑らせた。
- 597 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年03月17日(日)11時24分22秒
- 「ゃんっ」
ひとみの泡まみれの手が梨華の胸を捉えて、梨華は思わず声を出した。
「ぁっ、ごめんね」
(梨華ちゃんの、その声。そそるなぁ)
ひとみは、その手を引っ込めずに、そのまま円を描くように撫で回す。
「…っ…んっ…」
梨華はなるべく声を出さないように押し殺しているようで、手は握り拳になっていた。
「我慢するコトないのに」
ひとみは意地悪っぽく言うと、両手を梨華の胸に持っていき、胸の蕾をゆっくりと撫でる。
泡にまみれ、ぬるぬるした感触と、ひとみの手の厭らしい動きが重なって梨華は、それだけで
興奮してしまった。
- 598 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年03月17日(日)12時06分29秒
- 「ぁぁんっ。…ひとみ…ちゃ……ん」
梨華の蕾はツンと立って硬くなっている。
「感じる? 梨華ちゃん…」
ひとみは梨華の耳元で囁くと、軽く息を吹きかけた。
「ひゃっ…ん」
梨華は首を竦めると、たまらなくなりひとみの腕を掴むと自分からキスをした。
「「…ん…っ」」
お互いの口から、甘い息が零れる。
ひとみは梨華の胸を包み込むように揉みしだく。
2人は何度もキスを交わしながら激しく求め合った。
- 599 名前:名無しベーグル。 投稿日:2002年03月17日(日)12時17分43秒
- こんだけ書くのに偉い時間かかりました。
早いところ終わらせたいのが本音です(恥)。
>594 サウさん
初めまして?「恋しちゃ」今見ると恥ずかしいんですが。
でも、わざわざ追いかけて来てくださって嬉しいです。
これからも宜しくお願いします。
>595 名無しさん
好調だったのは「Triangle Blue」の、よしごまあたりだったり(苦笑)。
いしよしだったら「揺れる想い」が、エロ好調時代だったかと(笑)。
今はなんちゅうか、照れが入ってうまく書けないです。
その割に書いてるけど(w。
- 600 名前:じじ 投稿日:2002年03月17日(日)13時43分10秒
- 最 高 で す 。
充分萌えたので今日はもう書けないでしょう(w
直接見たら普通に死ぬかもしれません(w
- 601 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年03月18日(月)02時58分08秒
- ( ´D`)y−~~<もしこのふたりのビデオがあるのなら、カネにいとめはつけねーのれす
もしあったら宇宙一贅沢なビデオっすね(W
不調とのことですが浴室Hでそ〜とぉ(昨日ハロモでひさびさに見たので)萌えました。
いつもごちそうさまです(W
- 602 名前:サウ 投稿日:2002年03月18日(月)03時10分10秒
- 作者さんの作品は大好きで、沢山読ませていただいております。
とても不調とは思えない風呂場!(泡 泡 泡いっぱい)
お部屋に戻ってからも期待しております(●^o^●)
- 603 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年03月21日(木)15時22分38秒
- -10-
軽くイッたところで、梨華の身体を洗ってやり、ひとみも手早く身体を流すと
先に入っている梨華と同じく泡泡になっている浴槽に勢いよく飛びこんだ。
泡が飛び散って梨華の顔にかかると、梨華は「もぅ」と言う顔をして膨れた。
「ごめんよ、梨華ちゃん」
ひとみが泡を取りながら、すぐに梨華に密着すると、後ろから手を伸ばし
梨華の胸を、またまさぐり始めた。
まだ敏感になっている梨華の胸はたちまち、ひとみの愛撫ですぐに硬くなってしまう。
コリコリになった胸の先端を、ひとみは指先で弾くと、梨華のうなじにキスを落とした。
- 604 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年03月21日(木)15時32分46秒
- 「…ぅ…ぅんっ。…ひとみちゃん
」
ひとみは梨華の胸を揉み上げながら、片手はゆっくりと下腹部から茂みの中へと這わしていく。
ひとみの指が梨華のソコに、到着すると既に梨華のソコからは蜜がたっぷりと溢れ出していた。
「梨華ちゃん
また濡れてるね」
「…いゃぁ…。違うもん、これは…違うのぉ。…」
梨華は恥ずかしいのと、必死に言い訳めいた事を言うが、そんな抵抗は虚しく
ひとみに片足をあげられてしまうと、大きく足を開かされてしまった。
「ゃぁだぁ…」
梨華は泣きそうな声を出すが、そんな自分の淫らな格好に更に火が点いてしまう。
「梨華ちゃん、いいんだよ。もっと声聞かせて…」
ひとみは梨華の泉に指を挿入すると、ゆっくりと動かし始めた。
「ぁ…ぁんっ……。ぃ…や…はぁ…んっ…」
梨華の淫らな声だけが浴室に響くと、梨華はひとみの指の動きに合わせて自分も腰を動かし始めた。
- 605 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年03月21日(木)15時45分23秒
- 「梨華ちゃん…」
梨華の喘ぐ声に、ひとみも興奮すると、梨華の腰の動きよりも早く指の動きを速めていく。
「ぁぁっ…ん。そんなに…したら……壊れちゃ…ぅ…っ!!」
梨華の声が掠れ上擦っていく。ひとみは梨華の言葉には耳を貸さずに逆に更に速めていく。
「壊れていいよ…。梨華ちゃん…いい? ねぇ気持ち良い?」
梨華の脳内は既に真っ白になる寸前だった。
「ぃぃよぉ、ひとみちゃん…。もぅ…ダメぇ……はぁ……ぃ…ゃぁ…っ」
梨華の呼吸が乱れ始めると、ひとみは、もうそろそろだなと予感した。
「イッて、いいよ。梨華ちゃん」
ひとみは梨華の耳朶を噛みながら、甘く囁いた。
「ゃぁ…んっ…んっ…あぁ…イ…イクゥ……イッちゃぅぅぅっ……っ」
梨華の背中が一瞬ビクンと揺れると、そのままひとみに凭れかかるように身体を預けてきた。
「ひと…み…ちゃぁん」
梨華は泣きそうな顔でひとみに顔を向けると夢中で抱き付いてきた。
「…梨華ちゃん、可愛かったよ
」
ひとみは優しく言って、梨華のくちびるにキスを落とした。
- 606 名前:名無しベーグル。 投稿日:2002年03月21日(木)15時51分56秒
- はぁ泣きたいです私(苦笑)。
やっとベッド編(w。充分暴れちゃって下さい、いしよし(泣)。
なんつうか、こういうの描くのが難しいと言うか萌えなくなってしまいました。
どうしたらいいんでしょうね? ベッドでイクまで果てるまでは描かないと
申し訳ないんで書きますけど。つうか、更新遅すぎ!一体いつまで石川の誕生日が続くのか!
>600 じじさん
アレですね。いしよしは第三者的な描写の方がエロく萌えると言う事が
桃板の某小説を拝見して思いましたです。覗き見チックな感じが萌え〜!
>601 ごまべーぐるさん
萌えシーンだけ編集したビデオだけでもあれば私は買います!(w
不調でも萌えてもらえるなんて嬉しいですけど申し訳ないです。
>602 サウさん
ありがとうございます。
不調と言えば今、放置してる長編…。暫く休むかもなぁ(ぼそ)。
- 607 名前:理科。 投稿日:2002年03月21日(木)20時36分32秒
- やっと読めた!仕事のバカやろぉ〜!
<一体いつまで石川の誕生日が続くのか!
…レスで笑ってしまいましたよほ…。
師匠の書くエロ...萌えですなぁ。
鬱にならず、がんがってください。
- 608 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年03月24日(日)10時28分57秒
- おなかイパーイ!!
ここの梨華ちゃんすげーかーいーよ。(笑
さすが、師匠!!覗いてみたーい!!
がんがってください!
- 609 名前:某さくしゃ 投稿日:2002年03月27日(水)01時10分20秒
- はうぅ!
こっちもエロエロですね!
あっちもこっちも最高です!
- 610 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月07日(日)14時30分01秒
- -11-
一足先に梨華はバスタオルで身体を拭くと、そのままベッドに沈み込んだ。
「はぁ…疲れた……」
火照った身体に、ベッドの冷たい感触が心地よく広がっていく。
身体が熱いのは、のぼせただけじゃない。まだ身体の芯が熱かった。
今日のひとみちゃん積極的だなぁ。嬉しいけど身体が…。
梨華は胸に手を当てる。まだ少し心臓がドキドキしていた。
そうこうしているうちに、ひとみもお風呂からあがってくる。
髪を拭きながらベッドに滑り込む。
「梨華ちゃん。疲れちゃった?」
ひとみは梨華に優しく訊ねてくる。
「ぅぅん。平気」
折角、ひとみが頑張ってくれているのに『疲れた』なんて言ったら失礼だと梨華は思う。
「ホントにそうかな? まだまだ頑張っちゃうけどね」
ひとみはそう言うと半身を起こして梨華にくちづけした。
- 611 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月07日(日)15時03分00秒
- 「でも本当は、もう疲れてるよね。梨華ちゃん…。無理しなくていいんだよ。
ちょっとお風呂で頑張っちゃったかな」
ひとみはくちびるを離すと、梨華から離れてはにかんだ。
(ちょっと焦らしてみた方がいいかな)
「え?」
この後、ひとみに愛されるものと思い込んでいた梨華は不満そうな声を出した。
「だってさ、梨華ちゃん、まだドキドキしてるし、身体も熱いよ」
ひとみは梨華の心臓に手を当てる。
「そんなコト…。身体が熱いのは、お風呂からあがったせいだよ」
何を言い訳しているのか梨華は苦笑いする。
「そう?」
ひとみは梨華の身体に指をなぞるように動かし始める。
「ひとみちゃんこそ…疲れてるんじゃない?」
「そんなコトない。梨華ちゃんを悦ばす為なら…。どこででも…」
ひとみの指が急に動きが止まると、梨華の隣りに横たわり腕枕をした。
- 612 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月07日(日)15時14分16秒
- 「ひとみちゃん…」
「ちょっと寝ていい?」
ひとみは梨華に寄り添うようにして、そういうと目を閉じた。
あ…。ひとみちゃん寝ちゃうの?
梨華は途端に寂しくなる。この火照った身体をどうすればいいのか?
ひとみちゃんの意地悪……。
すぐに起きるつもりのひとみだったが、そのまま心地よくなりうとうとし始めてしまう。
「ひとみちゃん?」
既に軽い寝息を立てるひとみに、梨華は更に寂しさが広がっていく。
「………」
梨華は身体を起こすと、ひとみに身体を重ねた。
「もぅ。い・じ・わ・る。ホントに寝ちゃうなんて…」
- 613 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月07日(日)15時26分55秒
- 改めてひとみの寝顔を見つめながら梨華は思う。
「ひとみちゃんって、ホントキレイな顔してるなぁ…」
梨華はひとみの頬に自然と手が伸び、さらさらと撫でながら呟く。
「ひとみちゃん。寂しいナ」
梨華は眠っているひとみのくちびるに指をスライドさせる。
「私からしてもいいかな…」
梨華は独り言を呟くと、そっとひとみのくちびるにキスを落とした。
「……んふ…」
ひとみは嬉しそうに声を漏らす。
梨華はホントは起きてるのではないか? と錯覚してしまう程だった。
「ひとみちゃん。好きだよ」
梨華はくちびるから首筋へとくちびるを這わしていく。
- 614 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月07日(日)15時37分32秒
- 「私が、ひとみちゃんのコト、愛しちゃう
」
梨華は自分で言って照れた。
ぎこちなくくちびるを這わせ、手も恐る恐るひとみの胸へと伸ばしてみる。
「ひとみちゃんのおっぱい…カワイイ」
梨華は、ひとみの胸の頂きを口にそっと含んでみた。
ひとみが少し反応して、身体を微妙に動かすと、梨華もびっくりして慌てて口を離してしまう。
「………」
「もぅ。びっくり」
愛しちゃうと言ったものの、梨華には、やり方が良く分からない。
取りあえず、ひとみが自分にやるようにしてみるが、それでひとみも気持ち良いのかは
梨華には分からなかった。ましてひとみは今、寝ているのだし。
「なるようになれ!」
梨華は自分に言い聞かせると、再びひとみの胸にくちびるを当てた。
- 615 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月07日(日)15時54分38秒
- 「ぅぅ…んっ」
ひとみは、くすぐったい感触に夢の中で声を漏らした。
―――なんか、気持ちいいな。んー夢でもリアルだなぁ。むにゃ…。
梨華は夢中でひとみの胸を舐めながら、片方の手は下の方へと下ろしていった。
しかし、まだ抵抗がある。躊躇ってしまう梨華は、自分の茂みに指をそっと触れてみた。
自分でも分かるくらい凄く濡れている。
(厭らしいなぁなんか…)
梨華は行為に夢中になるよりも、そんな自分に落ち込みそうになる。
「ひとみちゃん…。起きて
」
梨華は我に返ると、途端に恥ずかしくなり、ひとみのくちびるにまたキスをした。
そして軽くひとみの肩を揺すった。
「ひとみちゃん! 起きないとぉ梨華許さないから!」
梨華はひとみに馬乗りになると、もう一度軽くひとみを揺する。
「んぁぁ?」
夢と現実の狭間で、ひとみは目を開ける。そこには梨華の顔が。
「あ、梨華ちゃん」
梨華はホッとした顔になると、ひとみに抱き付いた。
「やっと起きたぁぁぁ〜!」
「ん? あ゛。寝ちゃったんだ」
ヤベェとひとみは思った。梨華を放って置いて寝てしまうなんて彼氏失格だね。
「寂しかったんだから」
ひとみが寝ている間した事は梨華は黙っておくつもりだった。
「ごめんごめん」
ひとみも身体を起こすと梨華にキスをした。
- 616 名前:名無しベーグル。 投稿日:2002年04月07日(日)15時57分32秒
- 石攻めは難しい。
>607 理科。さん
ご無沙汰です。エロばっかりで恐縮です。時間かかりすぎですね。
>608 よすこ大好き読者。さん
かーいーですか? 嬉しいです!
まだ照れが先行してるみたいですけどね。
>609 某さくしゃさん
早く終わらせたいです。次か次あたりで終わる予定。
- 617 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年04月07日(日)21時19分10秒
- 不覚にも寝ちゃう吉にワラタ(爆
戸惑いながらもやっちゃう石に萌え!
続き期待して待ってます。
- 618 名前:名無し読者 投稿日:2002年04月08日(月)02時29分40秒
- えー!?次か次で終わっちゃうんすかぁ?(涙)
めちゃおもしろいです!萌えます
- 619 名前:ぷー 投稿日:2002年04月08日(月)15時09分03秒
- いまさら初レスです!
作者さんのいしよしすごい好きなんですよー♪
たぶん全部読んでますよ。
でもHN変わったのには気づいてなかった…。
お客さんが来ないかドキドキしながら読んでます。
がんがってくさい!長レスすいません。
- 620 名前:じじ 投稿日:2002年04月08日(月)18時43分57秒
- 寝ている間に…萌え

やはり神様の○○は最高です(w
ちなみに次は吉澤さん誕生日編ですよね?
- 621 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月08日(月)19時31分12秒
- -12-
「梨華ちゃんごめーん。気持ちよくて、ついうとうとしちゃったよ」
「ひとみちゃん。ホントに寝ちゃうんだもん」
梨華は少し膨れ顔。しかし、”気持ち良い”に反応する。
「ゴメンね。梨華ちゃんの隣りだから安心して寝ちゃったよ」
「ねぇ、気持ち良かった?」
梨華は興味ありげな瞳で、ひとみを見つめる。
「うん。気持ちよかったよ。なんで?」
不思議そうに訊くひとみに梨華は「どの辺が気持ち良かった?」なんて更に質問する。
「どの辺て? 例えば?」
「例えば〜……くちびるとかさぁ……む、胸とか…」
梨華は自分で訊いておいて顔を赤くしている。
- 622 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月08日(月)19時31分45秒
- 「それどういう意味?」
寝てる間に梨華が何かしたと分かったひとみは、わざととぼけてみせる。
「ど、どういうって…その……」
梨華は逆に聞かれて恥ずかしそうにしている。
その表情がとても可愛くて、ひとみは照れている梨華に優しくくちづけた。
「梨華ちゃんも気持ち良くしてあげる
」
そう言うとひとみは梨華の上に重なり、いきなり上と下の蕾を舌先と指で弄び始めた。
「ゃんっ…」
急な事で梨華の身体は小さく跳ねる。
「梨華ちゃん、すっごいね。下の方はもう…」
ひとみが言いかけるのを梨華は遮った。
「言わないで!」
(言わなくても分かってるもん。さっき自分で触ったから…)
しかし、それは言えない梨華は恥ずかしくて更に真っ赤になる。
「梨華ちゃん、すっげーカワイイよ。でもアタシが寝てる間になんてズルイなぁ。
そんな悪い子は、お仕置きだよ」
そう言ってひとみは既に蜜で濡れている梨華の茂みの奥に更に指を進めた。
「…ぁんっ……」
梨華は身体を後退させるようにするが、ひとみにしっかりと支えられているから身動き出来ない。
- 623 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月08日(月)19時32分17秒
- 「ゃぁだぁ…。…ゃっぁぁんっぁっ…っん」
逃げようとする梨華をひとみが逃す筈もなく、ひとみは梨華の中に指をゆっくりと挿入した。
「梨華ちゃんの中、熱いね。すっごく気持ち良いよ」
(梨華ちゃんのって狭くてざらざらしてる。男だったら気持ち良いんだろうな)
「ゃっ。ひとみ…ちゃんっ……。ぁ。ゃだよぉ…」
ひとみの指が入っているだけで梨華はヘンな気持ちになる。それでなくても、もう…。
梨華自身は、まだ経験が浅いから、中よりも蕾の方が感じるのだが、口に出して言えない
梨華は、黙ってひとみにしがみついていた。
しかし、そんな梨華の様子に気付いたのか、すぐにひとみは指を抜く。そして蕾の方へと
その指はあてがわれた。
- 624 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月08日(月)19時32分47秒
- 「ひゃんっ…」
梨華の蜜がついたひとみの指が触れると、梨華は思わず声をあげた。
「やっぱり梨華ちゃんは、こっちの方が、まだ感じるよね」
「んん…?」
ひとみの指が優しく愛撫する。
「でも何回かしてると、中も気持ちよくなるよ。入り口もね」
「やんっ。もう…恥ずかしいよぉ…」
梨華は、この場から逃げ出したいくらいの衝動に駆られるが、一方でもっとひとみを
感じていたい自分もいた。
「梨華ちゃんの…大っきくなってるよ。口で吸っちゃおうか」
言葉で責めながら、ひとみの口は梨華の茂みへと移動した。
- 625 名前:名無しベーグル。 投稿日:2002年04月08日(月)19時33分28秒
- 少し更新しました。前回はチャットしながら書いてたもんで(w。
>617 よすこ大好き読者。さん
梨華ちゃん気持ち良いので寝ちゃったんですよ。
>618 名無し読者さん
面白いですか?あと数回で終わります。
長くなりすぎたんで(汗)。
この手の話は、またどっかで書きます(w。
>619 ぷーさん
バイト中に(恥。
最近いしよし書いてないんで、まぁこちらでコソーリと書かせてもらってます。
>620 じじさん
>ちなみに次は吉澤さん誕生日編ですよね?
やっぱりそうっすか?(泣) まぁ出来る限りは・・。
あやゃもきぼんぬ(謎)。
- 626 名前:ごまべーぐる 投稿日:2002年04月08日(月)21時34分06秒
- 最近の楽しみは夜にここの二人を見る事です(w
仕事の疲れも吹き飛びます。
後数回で終わりだとか。はあ、さびしいっす。
(^▽^)<師匠、ファイッ♪
最後までここの二人を見届けることとしますか。
- 627 名前:じじ 投稿日:2002年04月08日(月)22時39分02秒
- 萌え

吉澤編待ってますよ。
了解(謎)
- 628 名前:ぷー 投稿日:2002年04月09日(火)15時47分56秒
- また更新されてるぅ〜♪ついてるね、のってるね!
昨日見つかって怒られたのに
こりずにまたバイト中に見てます!
吉澤編もみたひ♪
- 629 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月09日(火)19時44分33秒
- -13-
「ゃっ。ひとみ…ちゃ…んっ…!」
ひとみにいきなり吸われて、梨華のそこはカァーッと忽ち熱を帯びたような
感触に陥った。ぷっくりと膨れた蕾は、ひとみの愛撫に応えるように反応して
みるみる赤く大きくなっていく。
「梨華ちゃん…。可愛い
」
茂みを掻き分けて、ひとみは一旦口を離すが、また啄むように梨華の蕾を刺激した。
「ぁぁんっ。…はぁっっ…」
梨華の入り口からは、また新しく蜜が溢れ出していく。
「梨華ちゃんの身体は素直だね。大好き。もっと苛めたくなっちゃう」
ひとみは、うっとりした表情で、悶えている梨華を見つめた。
「ひとみちゃん…。あんまり苛めないで…」
「でも、気持ち良いでしょ?」
梨華の硬くツンと立った胸の突起にも、ひとみは指の腹でそっと弾いた。
「ゃぁんっ。ぅ…んん…」
ひとみに触られるだけで、どこも性感帯のようにビリビリと感じてしまう。
これ以上されたら、もう―――。
- 630 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月09日(火)19時45分15秒
- 「梨華ちゃん」
自分の名前を囁きながら、ひとみの口も手も梨華の身体を捉えて離さない。
ひとみの愛撫の海に、梨華は落ちていった…。
「ひとみちゃんっ。好き。大好き
。ぁんっあっぁんっ」
梨華の声が次第に大きくなっていく。
梨華は必死でひとみにしがみつきながら、ひとみを求めていた。
「梨華ちゃん、いつでもイッていいよ」
梨華を抱き抱えながら、ひとみは耳元で囁く。指の動きを一層早くして。
それでも梨華は、まだ我慢している。いつも早くイッてしまう自分が
恥ずかしくて限界まで堪えているのだ。
「ゃっ。あんっ。はぁ…はぁ…ひ…とみ……ちゃ………ん…ぁぁんっ」
そして我慢して堪えている梨華の姿が意地らしくて、ひとみは更に燃えてしまう。
- 631 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月09日(火)19時45分48秒
- 「梨華ちゃん。愛してるよ」
「ぁっぁっあぁんっ。ひとみ…ちゃん、もう…イッちゃぅよぉっ…」
梨華の呼吸は相当乱れている。その甘く切ない喘ぎ声に、ひとみは更に
指の動きを早め、梨華のくちびるを塞いだ。そしてひとみの舌が梨華の口内に
差し込まれ、梨華の口内で執拗に攻めまくる。激しい愛撫に梨華は、上も下も
もう絶頂寸前だった。
梨華の身体が跳ねると途端に梨華の身体は力が抜け、果てた事を知らせる。
ひとみの腕の中で梨華は、まだ震えていた。
「梨華ちゃん?」
ひとみの手が触れると、梨華は全身が性感帯のように、どこを触れられても
感じてしまい、身体を震わせた。くすぐったいような何とも言えない感じが広がる。
全身ビッショリと汗を掻いていた。
- 632 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月09日(火)19時46分30秒
- 「見ないで。恥ずかしいから…」
ひとみに見つめられて、梨華は慌てて目を反らした。
「なんで? すっげぇ可愛いのに。ずっとこのままでいたいよ」
ひとみは目を細めると、更にぎゅっと梨華を抱き締めた。
「ひとみちゃん…」
「ん?」
「アタシも、ずっとこのままでいたい…」
ひとみと梨華は、そのままベッドに沈み込む。
「梨華ちゃん」
「うん?」
「シャワー浴びたら、もう1回しようか?」
ひとみの目は、また輝いていた。梨華もはにかみながらも小さく頷いた。
- 633 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月09日(火)19時47分05秒
- 結局2人がホテルから出てきたのはしっかり1時間延長して3時間後だった。
手にピンクのプーさんを抱えて出て来たのは、あまり似つかわしくない光景で
あるが、この後も2人はピッタリと寄り添っている。
「なんか運動したからお腹減っちゃったねぇ…」
あっけらかんとして言うひとみに、梨華は頬を染める。
「もぅ、ひとみちゃんは張り切りすぎだよ」
おかげで梨華は何度イカされた事か。
まだ下半身が疼く感じがして、梨華は落ち着かなかった。
「イヤだった?」
「…イヤ…じゃない…けどさ……」
ポツリと小さな声で呟く梨華に、ひとみは更に続けた。
「これからもアタシ色にしてみせるよ、梨華ちゃんを!」
「なにソレ…」
ひとみは人気のない場所へ移動すると梨華に素早くキスをした。
「!!」
ふいにキスをするひとみに梨華は驚いて見つめる。
「梨華ちゃんはアタシのものだもんね。ずっとずっと…」
ひとみは自信たっぷりに言うとウィンクしてみせた。
- 634 名前:ハンサムな彼女-番外編- 投稿日:2002年04月09日(火)19時47分42秒
- 2002年1月19日 アタシ、石川梨華の17回目の誕生日は
ピンクのプーさんの縫いぐるみと、ひとみちゃんの愛情をいっぱいプレゼント
されて無事に終わりました。今度は2月14日。バレンタインデー。
そして3月14日ホワイトデー。4月に入れば12日には、ひとみちゃんの
誕生日。まだまだイベントは続きます。その度に期待しちゃうアタシはもう
ひとみちゃんから離れられないと思います。
ひ と み ち ゃ ん ア タ シ も 愛 し て る ヨ
〜〜The END〜〜
- 635 名前:名無しベーグル。 投稿日:2002年04月09日(火)19時53分44秒
- なんだか続編もあるような終わり方ですが、本当に終わりです。
長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。
(まぁ続き書きたくなったら、自分のサイトで書きますです<ぉぃ)
>626 ごまべーぐるさん
楽しみでしたか(照)。今回で終わりました。
最後までありがとうございました。
>627 じじさん
別の話でもう書きました。某所に逝けば分かります。
まだ落としてないので置いておいて下さい。スマソ
>628 ぷーさん
おやつですか(w。ぁゃιぃ。
Σ( ̄□ ̄;)見つかったんですか!(泣)
吉澤編は・・・。某所へ。ってここのいしよしじゃないですけど。
それでは、皆様 また どこかで。
- 636 名前:ごーまるいち 投稿日:2002年04月09日(火)22時48分57秒
- 完結お疲れ様でした!
最後まで甘くアツアツ(死語?)な二人ですごく萌えました。
お腹いっぱいです。ご馳走様でしたm(_ _)m
吉澤編もおかわりさせて頂きたいと思います。がんがってくださいね。
- 637 名前:名無しバイク 投稿日:2002年04月10日(水)00時01分29秒
- 完結お疲れさまでした。
ご馳走様です♪。
色々と楽しかったです(謎
では、今度は吉誕をいただきに参りまする。
- 638 名前:じじ 投稿日:2002年04月10日(水)01時28分48秒
- あま〜い

いや〜お腹いっぱいなのれす。
やっぱり神様の小説はいしよしが似合いますね。
風板の今後にも興味津々ですが(w
完結お疲れさまでしたぁ!!!
吉澤編が見れないのですが(涙
- 639 名前:理科。 投稿日:2002年04月10日(水)06時08分35秒
- 師匠、お疲れサマでした。
さすがです。さすがですぞぉ〜♪
いしよしっていいですねぇ…。
- 640 名前:ぷー 投稿日:2002年04月11日(木)00時15分00秒
- 完結(?)おめでとうございますです!
いやあ〜よかったです。満腹♪満腹♪
とか言ってるけど実はおんn(略
次ももちろんいしよしですよね?
- 641 名前:よすこ大好き読者。 投稿日:2002年04月11日(木)22時10分53秒
- 完結。お疲れ様でした&ありがとうございました。
オナカイパーイ!!
ぜひぜひ、続編を・・・。
あっちでやっとハケーンしましたので、今晩・・・・(謎
- 642 名前:夜叉 投稿日:2002年04月12日(金)19時57分56秒
- 師匠、お疲れさまでした。
いしかーさんの恥じらう姿が (・∀・)イイ!
そりゃあもう、お待ちする以外何があるというのですか(爆)。
いえいえ…、気が向いたらでいいです。あちらもごりごりチャックするですよ。
- 643 名前:節操名無しベーグル。 投稿日:2002年05月01日(水)18時56分02秒
- 5月になっちゃったけどレスだけ。って誰も見てないような(苦笑)。
>636 ごーまるいちさん
あい、こちらこそありがとうございました。もう読めなくくらいアホですね。
>吉澤編もおかわりさせて頂きたいと思います。がんがってくださいね。
まだまだ続く模様です(w。
>637 名無しバイク
いつもサンクス。結構コメント参考にしたりしてるよ。
>638 じじ
>やっぱり神様の小説はいしよしが似合いますね。
神でもないですが、Triangle Blueの番外編で石高でも書こうかな。
い し よ し じ ゃ な い じ ゃ ん !
>639 理科。たむ
また新作書いて下さいませ。んでウチのBBSにもきて下さいませ。
>640 ぷーさん
>次ももちろんいしよしですよね?
いしよし書いたり色々です。ありがとうごじゃりました。
バイト中には、読んじゃダメですよ!
>641 よすこ大好き読者。さん
今月会えますな。吉ヲタトーク炸裂になるか?
>642 夜叉さん
夜叉さんの小説も待ってるざんすよ! さいたまお疲れ様!
- 644 名前:今回は ななしカキコします。 投稿日:2002年05月03日(金)01時20分17秒
- いしよし 良かったっす。
オイラも今さら感想なんですが…
まじ良い!!モエモエっす。
いしよしって永遠ですね
(某板から)当初よりチェックしてましたし。。
次回作品が予定されたら告知お願いしますね(笑)
コネタよしこ発言(某観覧にて)
お題「モーニング娘。 の歌はいつ聴くと元気がでますか?」
回答「娘。の曲は木曜の朝聴くと元気がでます。
例えば、苦手な【理科】の授業が有ってもね…」
さてこの部分が放送されるかは大変微妙ですが
よっしぃーの口から聴いた瞬間
萌ました(笑)
- 645 名前:名無しベーグル。 投稿日:2002年08月14日(水)20時32分03秒
- >644さん
Musix!懐かしいですね。理科につい反応(w。
さて、番外編を、下記で始めました。良かったら見て下さい。m(_ _)m
://jbbs.shitaraba.com/music/bbs/read.cgi?BBS=2264&KEY=1029255301
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